現在の米国ボクシングシーンが提供できる最大規模の興行「ガーボンタ・デービスvsライアン・ガルシア」。

SHOWTIMEがPPVで生中継。70〜80万件のセールスをマークすると期待され、両者のファイトマネーも1000万ドルレベルになると見られています。

ジュニアフェザー級とライト級の2階級で世界王者になっているタンク・デービスは、現WBAライト級のセカンド王者。

28戦全勝26KOという戦績は立派ですが、誰に勝ったのか?となると微妙。PFP10傑に数えるメディアが少ないのも、対戦相手の質の低さに起因しています。

対するキングライ・ガルシアのキャリアは、23戦全勝19KOとやはり無敗ながらもタンク以上に空虚。

二人とも「誰が勝てるのか?」というレベルのファイターではありません。



このメガファイトは136ポンド、ライト級に1ポンド上乗せしたキャッチウェイトで行われます。

このウェイトは、直近2試合をジュニアウエルター級(140ポンド)で戦っているがルシアにとって不利と見られていますが、デービスの要求で契約には10ポンドのリバウンド制限も盛り込まれました。

これまでパワー勝ちしてきたデービスにとって、自分と同等かよりパンチがあるファイターとの手合わせはキャリア初。「最も難しい相手になる」と認めているように、少しでも相手を干からびさせた状態でリングに上げたいのでしょう。

なんだかセコいメガファイトです。



オッズはタンクの勝利が4/11(1.36倍)、ライアン2/1(3倍)。

タンク有利は間違いないでしょうが、どちらもディフェンスに欠陥を抱えたパンチャーで「先に当てた方が勝ち」になりそう。

ライアンの兄貴分という立場ながらカネロ・アルバレスも「ガーボンタは不注意なファイター。痛い目にあうだろう」と予想。

規律のないデブと、SNSアイドルの対決が、今の米国リングで最高のマッチアップ。考えてみると、両者にとってお似合いの相手です。

前日計量から注目の、別の意味で楽しみなメガファイトではあります。