実に面白いカードが出来ちゃいました。

4月8日(土)=日本時間9日(日)。WBC世界ライト級タイトル挑戦者決定戦。

シャクール・スティーブンソンvs吉野修一郎。

つまらない試合しかできないのに体重超過する25歳のリオ五輪銀メダリストに、世界的には全く無名の31歳の日本人が挑みます。

当初、この次期挑戦者決定戦はスティーブンソンとイサック・クルスの間で行われる予定でした。

しかし、クルス陣営はスティーブンソンとはタイトルマッチで激突してビッグファイトにしたいという思惑から挑戦者決定戦での対決を敬遠、吉野にビッグチャンスが回ってきたのです。

一昨年、中谷正義が当たって砕けたワシル・ロマチェンコ、村田諒太が戦ったゲンナジー・ゴロフキンは別格にしても、シャクールはその次のレベルのビッグネーム。日本のリングに引っ張り込める安物ではありません。



試合会場がどこになるのかは未定ですが、米国開催になるのは100%間違いありません。

プロキャリア16戦(全勝12KO)の吉野にとっては、日本を離れて初めての海外リング。一世一代の大勝負。

昨年は、伊藤雅雪、中谷という看板をぶち破って〝日本代表〟の座を勝ち取っていた吉野でしたが、人気クラスのライト級だけに簡単にチャンスは回ってこないと見られていました。

しかし、世の中何が起こるかわからない。

伊藤→中谷→スティーブンソン。吉野が、完全に〝わらしべ長者気流〟に乗りました。

「完全敵地でアンダードッグ。それって最悪で最低な状況だとみんな思ってるけど、そんなことは全くない」と余裕をかましていたのは、マニー・パッキャオでした。「思わぬ展開になってリングサイドの記者席がざわつくのを見るのはなかなか面白いし、大番狂せを起こす快感はたまらない」。

「会場が、弱そうな東洋人が出てきたなって思ってる雰囲気がわかるんです。それがひっくり返って、リングを降りると、お前すごすぎるぞって、もみくちゃにされて。最高ですよ」(石田順裕)。

秤の上でタイトルを失った4団体時代史上初の恥晒しLineal champion、スティーブンソンを日本人が倒す、最高です。