1988年6月27日、ニュージャージー州アトランティックシティ コンベンションホール。

マイク・タイソンvsマイケル・スピンクス。



タイソンは当時の主要3団体(WBA /WBC /IBF)全てのベルトをコンプリートしたUndisputed championでした。

Undisputed championとは直訳すると「議論する余地のない王者」。議論する余地がない、つまり「他の誰にも王者を名乗らせない王者」ということです。

他の誰にも王者を名乗らせない、ここまで解釈すると「完全統一王者」のことなんだとわかりますが、この1年ほどで氾濫している「比類なき王者」は、本来の意味までスムーズに辿ることができない日本語に思えてしまい、私は一切使っていません。

さて、35年前のメガファイト。タイソンはUndisputed champion、そしてスピンクスはリング誌チャンピオンでLneal champion、チャンピオン同士の激突でした…。

ちょっと、待ったぁッ!!!

Undisputed championが「議論する余地のない王者」「他の誰にも王者を名乗らせない王者」だとすると、タイソンはUndisputed championではないんじゃないのか?!

なぜなら、スピンクスがリング誌とLinealのチャンピオンだったんだから!!!

それとも、翌1989年でリング誌は廃刊、このときも経営難でナイジェル・コリンズ編集長は行方不明と全く権威が無かったから無視していいのか?

いや、リング誌はどうでも良いにしても、ヘビー級におけるLineal championは無視できない最高王座じゃないのか???

…あと2回くらい続きます。