【NHKニュース】9日午前、大阪湾の淀川の河口付近で、クジラ1頭が海面を泳いでいる姿が目撃されました。

大阪・港区の水族館、海遊館によりますと、四角い大きな頭などが特徴のマッコウクジラとみられ、大阪湾の人目につく海域まで入って来るのは珍しく「イカや魚などの餌を追いかけて迷い込んだのではないか」と話しています。「餌を追いかけて迷い込んだのではないか」とのことでした。

海上保安庁によりますと、クジラは体長がおよそ8メートルで、NHKのヘリコプターからの映像でも、時折、潮を吹きながら、海面をゆっくり泳いでいる様子が確認されました。



クジラはタンパク質や鉄分など栄養価が高く、終戦直後の日本の食卓を支えていました。

農林水産庁調べの国内鯨肉消費量は1962年に23.3万トンに達し、牛肉(15.7とん)や鶏肉(15.5トン)を大きく上回っていました(1位は豚肉の32.2トン)。

欧米の反捕鯨団体が強硬な妨害工作を展開するなど、先進国では捕鯨・鯨食は「悪魔の行為」。

日本は伝統の産業と食文化を守るために、2019年に欧米主導のIWC(国際捕鯨委員会)を脱退、31年ぶりに商業捕鯨を再開していました。しかし、国内消費量は1000〜2000トンと低迷、捕鯨産業は存続の危機にさらされています。



鯨肉、個人的には大好きです。

「クジラは知的な動物」というなら、牛だって知的な動物です。「クジラは野生動物」というなら、キツネ狩りをやめなさい。

しかし、2023年の日本で「一歩も譲れない食文化」かと聞かれると、答えに窮してしまいます。

イタズラに欧米との軋轢を招く鯨食にどこまでこだわるべきか、正直わかりません。

淀川に迷い込んでしまったマッコウクジラ。

ニュースを見た人、集まって歓声を上げている人、そんな方々に「捕まえて食べちゃダメなのか?」なんて言ったらドン引きされちゃうんでしょうが、なんだか複雑な思いです。

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瑞光寺(大阪市東淀川区)というお寺の池に「鯨橋」という鯨の骨を使った橋が架けられています。

宝暦6年(1756年)に4代目住職・潭住知忍(たんじゅうちにん)が、現在の和歌山県太地町に行脚したとき、捕鯨の町は不漁のために食べるものにも困っていました。

村は潭住に豊漁祈願を依頼しますが「殺生は仏教の教えに背く」と断られてしまいます。しかし村人の困っている様子を見て、最後は豊漁祈願を行うのです。
 
祈願の効果はテキメンで、豊漁となり、村は飢餓を脱しました。

村人は瑞光寺を訪問し、お礼として黄金30両とクジラの骨18本を寄進。潭住はクジラの供養のために、クジラの骨を使って橋を造ったことが、鯨橋の始まりです。