「誰に勝ったのか」が最重視されるボクサーの評価。全盛期に旬の強豪に恵まれないことは、これ以上ない不幸です。
そんな不幸なスパイラルに、井上尚弥も巻き込まれつつあります。
井上尚弥が、50年ぶりにバンタム級のUndisputed Championに就くことが確実視されている明日のビッグファイトを前に、このクラスの歴代の強豪と井上の対戦相手を比較してゆきます。
まず、①時代の違うファイターを比較するのは妄想の域を出ないこと、②歴代と比較される井上の対戦相手がしょぼくなるのは当然、という当たり前の2点を最初にお断りしておきます。

歴代評価のサンプルはいくつも存在しますが、ここではおそらく最新と思われるリング誌2021年12月号の TOP FIVE FIGHTERS IN ALL 17 OF THE MODERN WEIGHT CLASSES を見てみます。
歴代最強は60年代のPFPキングにも選ばれたエデル・ジョフレ。
妄想ランキングとはいえ、ジョフレの1位に異議を唱える人はいないでしょう。
1団体8階級時代に、タイトル奪取から8度の防衛戦を全てKOで片付けました。
ジョフレに敗れたジョー・メデルらは4団体17階級時代でジョフレと激突しなければ、強豪王者として君臨、何階級も制覇して、ジョフレ以上の評価を得ていたかもしれません。いずれにしても「無冠の帝王」でいた可能性は限りなくゼロです。
青木勝利でも、どこかしらのアルファベット団体の世界王者になり、平凡な王者や決定戦で、ジュニアフライ〜フェザー級あたりまで5階級制覇していたかもしれません。
▶︎2位はルーベン・オリバレス。カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラムを根城としたメキシコ(世界中?)で最も愛されている軽量級ファイター。
金沢和良との試合は、私にとってリアルタイムで見れなかったことが残念な名勝負でした。
▶︎3位はカルロス・サラテ。KOアーティスト、KOマシン、KOキング…世の中にはKOパンチャーが溢れていますが、サラテを知ると全てに興醒めしてしまうでしょう。
アルフォンソ・サモラ、ウィルフレド・バスケスとの頂上決戦は軽量級史上に残る大勝負でした。
▶︎4位はマヌエル・オルティス。1940年代に活躍した118パウンダーは、2度の治世で19度の防衛に成功。
第一次政権でマークした15連続防衛は、半世紀後にオルランド・カニザレスが16に記録を伸ばすまで階級記録であり続けました。
▶︎5位はパナマ・アル・ブラウンは、1920〜30年代にかけてフランス・パリを舞台に活躍。
詩人ジャン・コクトーとの同性愛やココ・シャネルがスポンサーという伝説の中の伝説。
この当時は、世界王者であることに大きな価値があり、バンタム級でも相応のリスペクトが集められていました。
そして、〝Kid Theophilo(神に愛されし子)〟は、ラテンアメリカ出身の最初の世界王者でもありました。
▶︎ A NOTCH BELOW(次点)は以下の順。
19世紀末に活躍したテリー・マクガバン、二番手はオルランド・カニザレス、三番手がウィラポン・ナコンルンアンプロモーション、そして井上尚弥。
60年代PFP5位のファイティング原田がランク外で、電子版のPFP10位にすら入ってことがないウィラボンが井上よりも上というのも、おかしな話ですが、いつものリング誌のご愛嬌です。
井上の対戦相手で、ここに挙げたグレートの領域にあるボクサーは一人もいません。
では、井上がバンタム級で戦った以下の選手の評価はどうなるのでしょうか?
①ジェイミー・マクドネル
②ファン・カルロス・パヤノ
③エマヌエル・ロドリゲス
④ノニト・ドネア(37歳バージョン)
⑤ジェイソン・マロニー
⑥マイケル・ダスマリナス
⑦アラン・ディパエン
⑧ノニト・ドネア(39歳バージョン)
⑩ポール・バトラー
ちなみに、殿堂入りが見込まれるのはドネアだけ。
現役のPFPファイターは皆無。PFPファイター経験者もドネアだけ。
未来の殿堂入りはもちろん、PFPが期待される選手も皆無と言い切って差し支えありません。
これはバンタム級時代だけではありませんが、井上が戦った最強は未来のリング誌/WBA/IBFフライ級王者・田口良一で間違いないでしょう。
さて「10年無敗の名王者」マクドネルから振り返りましょう。
そんな不幸なスパイラルに、井上尚弥も巻き込まれつつあります。
井上尚弥が、50年ぶりにバンタム級のUndisputed Championに就くことが確実視されている明日のビッグファイトを前に、このクラスの歴代の強豪と井上の対戦相手を比較してゆきます。
まず、①時代の違うファイターを比較するのは妄想の域を出ないこと、②歴代と比較される井上の対戦相手がしょぼくなるのは当然、という当たり前の2点を最初にお断りしておきます。

歴代評価のサンプルはいくつも存在しますが、ここではおそらく最新と思われるリング誌2021年12月号の TOP FIVE FIGHTERS IN ALL 17 OF THE MODERN WEIGHT CLASSES を見てみます。
歴代最強は60年代のPFPキングにも選ばれたエデル・ジョフレ。
妄想ランキングとはいえ、ジョフレの1位に異議を唱える人はいないでしょう。
1団体8階級時代に、タイトル奪取から8度の防衛戦を全てKOで片付けました。
ジョフレに敗れたジョー・メデルらは4団体17階級時代でジョフレと激突しなければ、強豪王者として君臨、何階級も制覇して、ジョフレ以上の評価を得ていたかもしれません。いずれにしても「無冠の帝王」でいた可能性は限りなくゼロです。
青木勝利でも、どこかしらのアルファベット団体の世界王者になり、平凡な王者や決定戦で、ジュニアフライ〜フェザー級あたりまで5階級制覇していたかもしれません。
▶︎2位はルーベン・オリバレス。カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラムを根城としたメキシコ(世界中?)で最も愛されている軽量級ファイター。
金沢和良との試合は、私にとってリアルタイムで見れなかったことが残念な名勝負でした。
▶︎3位はカルロス・サラテ。KOアーティスト、KOマシン、KOキング…世の中にはKOパンチャーが溢れていますが、サラテを知ると全てに興醒めしてしまうでしょう。
アルフォンソ・サモラ、ウィルフレド・バスケスとの頂上決戦は軽量級史上に残る大勝負でした。
▶︎4位はマヌエル・オルティス。1940年代に活躍した118パウンダーは、2度の治世で19度の防衛に成功。
第一次政権でマークした15連続防衛は、半世紀後にオルランド・カニザレスが16に記録を伸ばすまで階級記録であり続けました。
▶︎5位はパナマ・アル・ブラウンは、1920〜30年代にかけてフランス・パリを舞台に活躍。
詩人ジャン・コクトーとの同性愛やココ・シャネルがスポンサーという伝説の中の伝説。
この当時は、世界王者であることに大きな価値があり、バンタム級でも相応のリスペクトが集められていました。
そして、〝Kid Theophilo(神に愛されし子)〟は、ラテンアメリカ出身の最初の世界王者でもありました。
▶︎ A NOTCH BELOW(次点)は以下の順。
19世紀末に活躍したテリー・マクガバン、二番手はオルランド・カニザレス、三番手がウィラポン・ナコンルンアンプロモーション、そして井上尚弥。
60年代PFP5位のファイティング原田がランク外で、電子版のPFP10位にすら入ってことがないウィラボンが井上よりも上というのも、おかしな話ですが、いつものリング誌のご愛嬌です。
井上の対戦相手で、ここに挙げたグレートの領域にあるボクサーは一人もいません。
では、井上がバンタム級で戦った以下の選手の評価はどうなるのでしょうか?
①ジェイミー・マクドネル
②ファン・カルロス・パヤノ
③エマヌエル・ロドリゲス
④ノニト・ドネア(37歳バージョン)
⑤ジェイソン・マロニー
⑥マイケル・ダスマリナス
⑦アラン・ディパエン
⑧ノニト・ドネア(39歳バージョン)
⑩ポール・バトラー
ちなみに、殿堂入りが見込まれるのはドネアだけ。
現役のPFPファイターは皆無。PFPファイター経験者もドネアだけ。
未来の殿堂入りはもちろん、PFPが期待される選手も皆無と言い切って差し支えありません。
これはバンタム級時代だけではありませんが、井上が戦った最強は未来のリング誌/WBA/IBFフライ級王者・田口良一で間違いないでしょう。
さて「10年無敗の名王者」マクドネルから振り返りましょう。
コメント
コメント一覧 (2)
サラテが2位かと思えば、オリバレス
原田ランク外.... トップ5は入るとおもいましたが。
才能、努力ピカイチの井上はラスベガスなどの
の名誉欲など考えず
会長、スタッフの力添えによる対戦カードを
こなしたらよいのかも。
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました