半年に一度くらいの不定期で、17階級の人口をざっくりチェックするコーナー。

5月17日の階級別・国別選手人数は以下の通りでした。

FullSizeRender
コロナ禍の影響から、世界の競技人口は2万人を割り込み、日本でも1000人の大台を切りました。JAPANのミドル級、6人の中には1年以上試合から遠ざかっている村田諒太はカウントされていません。

ボクシング人口は世界的に減少傾向が続いており、特に米国でそれが顕著です。

1970年代まではヘビー級がギリギリ、メジャースポーツに見られていた米国ボクシングは80年代から坂道を転がり落ち、今では口が裂けてもメジャースポーツとは言えません。

ボクシングのメジャー脱落は、日本でも変わりません。

80年代初めの具志堅用高を最後に、国民的英雄と呼べるボクサーは絶滅してしまいました。

それでも、完全マイナースポーツに転落した米国とは違い、日本では21世紀になってからも「亀田一家」のような、五輪の超人気競技やサッカーW杯の視聴率に匹敵する数字を叩き出すボクサーも現れています。

もちろん、亀田一家を有名にした原動力が地上波テレビであったことを忘れてはいけません。

さて、今日の競技人口です。
IMG_0073

「世界人口」は再び2万人に盛り返し、日本でも1000人台まで回復しました。JAPANの黄色のハッチングは日本人未到の階級です。

日本人が世界王者になるのは、欧米で人気のない軽量級がほとんどというのが悲しい事実です。

ヘビー級は無理やり2人いますが、ライトヘビーろクルーザーはゼロ、欧米で注目されるクラスの層が薄いのは仕方がありません。

しかし、ウェルター級は決して「日本で層が薄いクラス」とは言えません。79人という数字は、ストロー級やジュニアフライ級よりも多いのです。

「日本で層が薄くない」とはいえ、ウェルター級は世界的にレベルが高く、軽量級のように安易にタイトルが獲れません。



そして…、私たちが憧れる米国はコロナ明けの復調気配がほとんど見られません。

CNNスポーツなどのメディアを見ていても、米国ボクシングの凋落はさらに深い泥沼にはまりこんでいます。

もう40年以上も続く没落、この傾向に歯止めがかかるとは到底考えられません。

やる人も見る人も、どんどん減っている…それが米国ボクシング界の現状です。日本でもその傾向は同じでしょうが、はるかにマシです。


BoxRecの数字に反映までのタイムラグや、誤謬があるのは仕方がありません。

世界的な統括団体が存在したなら、各地域・各国の系列組織からライセンス交付情報などがタイムリーに吸い上げられるのですが、このスポーツでそれを言い出したらキリがありません(それをやってるのがこのブログですが…)。

このまま、日本ボクシングも米国と同じ道をたどるのでしょうか…。