10月25日(火)後楽園ホール


大橋プロモーション主催のフェニックスバトルの

フェザー級10回戦でセットされたサバイバルマッチでしたが、セルバニアが体重を作れず。

フェザー級リミットの57.15㎏から59㎏の契約体重で仕切り直し、それでも31歳のフィリピン人は体重を落とせず、62㎏まで岩佐サイドが譲歩して今日の前日計量を迎えました。

しかし、セルバニアは600gオーバーの62.6㎏で秤を降りると、最軽量を拒否。

岩佐陣営は、明日の当日計量でのリバウンド制限を64㎏以下とすることで妥協しましたが、このフィリピン人が約束を守るかどうか信用できません。

32歳の元IBFジュニアフェザー級王者・岩佐も最初の計量に失敗、2回目で 61.8㎏でクリア。

もうなんだか、試合前からグダグダです。

岩佐は昨年4月に敵地タシケントに乗り込んで、WBA/IBFジュニアフェザー級王者ムロジョン・アフマダリエフに5ラウンドでストップされて以来、18ヶ月ぶりのリング。



セルバニアも昨年8月に8回戦ボクサーのアンドレス・コルテスに1ラウンドで破壊されてから14ヶ月のブランクを作っています。

WBOフェザー級王者だったオスカル・バルデスとダウン応酬の激闘を繰り広げたのは、もう5年前。

31歳のセルバニア、32歳の岩佐。まだまだ老け込む年齢ではありませんが、勝者が世界戦線に踏みとどまるという一戦でもありません。

ダブルヘッダーのOPBFフライ級タイトルマッチ12回戦でも、王者ジーメル・マグラモが0.9㎏オーバー。再計量でなんとか50.7キロまで落としました。挑戦者の桑原拓はリミット一杯の50.8㎏で一発クリア。

セルバニアといいマグラモといい、フィリピン人はだらしない…と決めつけるなかれ。

昨日の南アフリカはイーストロンドンから大番狂わせのニュースが飛び込んできました。

ちょうど1年前の10月23日にマグラモに判定で敗れ、OPBFフライ級王座を追われたジェイアール・ラクィネルが、ジュニアバンタム級の無敗ホープ、ランディレ・ヌゲイケを2ラウンドでストップしたのです。

地元アフリカのタイトルをコレクションしてきた27歳のヌゲイケに用意されたのは、空位のWBOインターコンチネンタルのストラップ。

南アのMandownにとって、ラクィネルは12勝のうち9がKOのサウスポーという危険なシグナルも点灯していましたが、「1階級下」で「直近の試合で敗北」という〝保証書〟は一応付いていました。



粗暴な左ストレートを二発で痛烈にヌゲイケからダウンを奪うと、再開後のラッシュは主審の不可解な介入で寸断されてしまいます。

しかし、あからさまな時間稼ぎでもヌゲイケのダメージは深刻。フィリピン人の攻撃に割って入った主審は今度こそ試合を止めます。

ラクィネルは日本、ドバイ、中国のリングに上がり、今回の南アがアウエー4カ国目となるロードウォリアー。

The Dreamerの異名を持つフィリピン人は「井岡一翔!井岡と日本で戦いたい!」という大きな夢を抱いています。

「WBOのインターコンチタイトルがステイクされると聞いてモチベーションがさらに上がった。WBOのベルトは井岡が持っている。ぜひ、俺を選んで欲しい」。

それにしても…フィリピン人の外弁慶には笑うしかありません。

何しろ、大親玉パッキャオの渾名がパックマンです。

無冠のフィリピン人は呼べば、文句ひとつ言わずにすぐ駆けつけてくれますから、ややこしくなくていいのですが…。

ラクィネルは「井岡戦に近づく」とハートが燃え上がったそうですから、どれだけ保証書を集めても安心できません。

ハングリーなフィリピン人やメキシカンは、自国のホープの踏み台として安易に呼ぶべきではありません。