1922年の創刊からちょうど100年目に廃刊となってしまったTHE RING MAGAZINE 。
2010年に立ち上げた電子版で、THE RING AWARD(年間表彰)や独自ランキングに基づいたチャンピオンシップ、独自のPFPランキングは継続する方針です。
しかし、リング誌電子版を取り巻く環境も厳しいものがあります。
電子版立ち上げは、2008年から業務提携したヤフースポーツとの共同作業で進められましたが、ドライなヤフー側は「リング誌はビジネスパートナーとして全くうまみのない相手」と、早々に関係解消。
「in associated with Yahoo!SPORTS」。Yahoo!のサポートで慢性的な経営難から開放されるという、リング誌の夢ははかなく潰えてしまいました。
世界最大のスポーツメディアESPNに加えて、メディア機能も持つShowTime(Boxingscene.comなど)にDAZNなど、リング誌のライバルたちはプロモーターとの提携も進めています。
リング誌は財政面で圧倒的不利というだけでなく、業界コネクションも今や脆弱、非常に厳しい立場に追い込まれているのです。
長年愛読してきた私にとって「THE RING MAGAZINE 」というブランドには大きな価値があるように思うのですが、現実のTHE RING MAGAZINE は「右肩下がりの斜陽マイナースポーツ」の中だけでしか通用しないブランドでした。
2019年に井上尚弥を単独カバーしたとき、日経新聞などのインタビューでダグ・フィッシャー編集長は「日本版と中国版の発行を実現したい」と夢を語りました。
「リング誌日本語版」。本誌と同じ内容にするなら、存在意味は薄れます。さらに発行時期も遅れてしまいます。
また、本誌では大きく取り上げることのない軽量級やアジアにスポットライトを当てる日本語版独自の編集にするなら、それはそれで日本の専門誌との差別化が出来ません。
あのとき、日本からも中国からも経済的支援を取り付けることが出来なかった時点で、リング誌は進退窮まっていたのかもしれません。
電子版オンリーで生き残りを図ることになったリング誌ですが、強力なライバルである総合スポーツメディアは軒並みボクシングへの取り組み比重を軽くする傾向が明白になっています。
没落に歯止めがかからないマーケットに投資できないのは、当然です。
12年前、ESPNはメガファイトともなると大きく取り上げ、試合展開も特別作製された手の込んだ画面でラウンドごとに速報されました。
今では考えられません。
メイウェザーやミゲール・コットの試合も大きく贅沢に飾られていましたから「今はパッキャオみたいなスーパースターがいないから」というのは間違いです。
当時でもボクシングは完全にマイナースポーツでしたが、今ではさらに事態は深刻化、ESPNのボクシングコーナーはどんどん薄っぺらくなっています。
他のメジャーススポーツへの選択と集中の過程で、ボクシングはどんどん切り捨てられている印象です。
ESPNは業務提携しているトップランク傘下の世界王者の試合でも、人気のない階級や選手の試合は結果すらレポートしないようになりました。
井上尚弥vsアラン・ディパエンは、そんな無視された世界戦の一つです。
つまり、ボクシングは、ESPNなどにとって、大きく手を広げたくない、むしろ投資を縮小していきたいスポーツジャンルで、彼らはその方針を粛々と進めています。
そんな過酷なボクシング市場で、リング誌は専門メディアとして生き残ろうとしているのです。
プリントバージョン廃刊、電子版でも引き続き大苦戦が予想されます…。
リング誌はデジタル版でも苦境を強いられ、フェイドアウトしていくのか?それとも、専門メディアとしてなんとか生き残れるのか?
40年以上も愛読してきたリング誌の鎮魂歌を、しっかり歌ってみたいと思います。
2010年に立ち上げた電子版で、THE RING AWARD(年間表彰)や独自ランキングに基づいたチャンピオンシップ、独自のPFPランキングは継続する方針です。
しかし、リング誌電子版を取り巻く環境も厳しいものがあります。
電子版立ち上げは、2008年から業務提携したヤフースポーツとの共同作業で進められましたが、ドライなヤフー側は「リング誌はビジネスパートナーとして全くうまみのない相手」と、早々に関係解消。
「in associated with Yahoo!SPORTS」。Yahoo!のサポートで慢性的な経営難から開放されるという、リング誌の夢ははかなく潰えてしまいました。
世界最大のスポーツメディアESPNに加えて、メディア機能も持つShowTime(Boxingscene.comなど)にDAZNなど、リング誌のライバルたちはプロモーターとの提携も進めています。
リング誌は財政面で圧倒的不利というだけでなく、業界コネクションも今や脆弱、非常に厳しい立場に追い込まれているのです。
長年愛読してきた私にとって「THE RING MAGAZINE 」というブランドには大きな価値があるように思うのですが、現実のTHE RING MAGAZINE は「右肩下がりの斜陽マイナースポーツ」の中だけでしか通用しないブランドでした。
2019年に井上尚弥を単独カバーしたとき、日経新聞などのインタビューでダグ・フィッシャー編集長は「日本版と中国版の発行を実現したい」と夢を語りました。
「リング誌日本語版」。本誌と同じ内容にするなら、存在意味は薄れます。さらに発行時期も遅れてしまいます。
また、本誌では大きく取り上げることのない軽量級やアジアにスポットライトを当てる日本語版独自の編集にするなら、それはそれで日本の専門誌との差別化が出来ません。
あのとき、日本からも中国からも経済的支援を取り付けることが出来なかった時点で、リング誌は進退窮まっていたのかもしれません。
電子版オンリーで生き残りを図ることになったリング誌ですが、強力なライバルである総合スポーツメディアは軒並みボクシングへの取り組み比重を軽くする傾向が明白になっています。
没落に歯止めがかからないマーケットに投資できないのは、当然です。
12年前、ESPNはメガファイトともなると大きく取り上げ、試合展開も特別作製された手の込んだ画面でラウンドごとに速報されました。
今では考えられません。
メイウェザーやミゲール・コットの試合も大きく贅沢に飾られていましたから「今はパッキャオみたいなスーパースターがいないから」というのは間違いです。
当時でもボクシングは完全にマイナースポーツでしたが、今ではさらに事態は深刻化、ESPNのボクシングコーナーはどんどん薄っぺらくなっています。
他のメジャーススポーツへの選択と集中の過程で、ボクシングはどんどん切り捨てられている印象です。
ESPNは業務提携しているトップランク傘下の世界王者の試合でも、人気のない階級や選手の試合は結果すらレポートしないようになりました。
井上尚弥vsアラン・ディパエンは、そんな無視された世界戦の一つです。
つまり、ボクシングは、ESPNなどにとって、大きく手を広げたくない、むしろ投資を縮小していきたいスポーツジャンルで、彼らはその方針を粛々と進めています。
そんな過酷なボクシング市場で、リング誌は専門メディアとして生き残ろうとしているのです。
プリントバージョン廃刊、電子版でも引き続き大苦戦が予想されます…。
リング誌はデジタル版でも苦境を強いられ、フェイドアウトしていくのか?それとも、専門メディアとしてなんとか生き残れるのか?
40年以上も愛読してきたリング誌の鎮魂歌を、しっかり歌ってみたいと思います。


コメント
コメント一覧 (2)
なまじ実現しちゃったら残酷な現実が可視化されて
ボクシングはとどめを刺されてしまいそう
フシ穴の眼
が
しました
今年一番のフレーズです
フシ穴の眼
が
しました