ワシル・ロマチェンコが29日、11ヶ月のブランクを経てマディソン・スクエア・ガーデン、Huluシアターのリングに立ちます。

プロ2戦目で挑んだWBOフェザー級王者オルランド・サリドが体重超過で、試合は空位の王者決定戦に。その試合をSDで落として以来の敗北を喫したのが、2020年10月17日のテオフィモ・ロペス戦。


そのあと2021年6月26日に中谷正義(9ラウンドTKO勝ち)、12月11日にリチャード・コミーを準完封。

そして、16勝(8KO)無敗1分のジャーメイン・オルティスを迎えます。 

オルティスはWBCシルバーや北米のライト級タイトルをコレクション、WBC8位の〝世界ランカー〟です。

とはいえ、リング誌やESPNのまともな世界ランクでは10位圏外、未知の強豪です。 


現在のオッズはロマチェンコ1/14(1.07倍)、オルティス8/1(9倍)。

34歳のハイテクに加齢とブランクによる狂いが生じていなければ、26歳の凡庸な135パウンダーを翻弄、デビン・ヘイニーのUndisputed title挑戦に駒を進めるはずです。

斜陽のトップランクはヘビーやミドル、ウェルターの人気階級をコントロールするパワーはありません。

ボブ・アラムがビッグファイトを手がけることができるのは、このライト級が精一杯。

しかし、ライト級はテオフィモやライアン・ガルシアのようにスター候補にとっては〝通過点〟。タレントが流動的なため、メガファイトを成立させるのは難しい状況です。

ロマチェンコvsヘイニーでは、しょぼい興行にしかなりません。 

ガーボンタ・デービスがライト級にいる間に絡みたいところですが、フロイド・メイウェザーとアル・ヘイモンがアラムを喜ばすようなことはやるわけもなく…。

ということは、中谷正義vs吉野修一郎の勝者の出番ですかな。