10月15日 Brooklyn, New York (Fox PPV)

明日、バークレイズセンターでゴングが打ち鳴らされるのは、ヘビー級のメガファイト。

アメリカ唯一にして最後の希望、デオンティ・ワイルダーが、かつてのスパーリングパートナー、ロバート・ヘレニウスとの大一番に臨みます。
 


ヘビー級の試合は、前日計量から注目です、楽しめます。

どんな体重で秤に乗るのか?それで、明日の試合のプラン、デザインを推し測ることが出来ます。

36歳のヘレニウスは253ポンド1/4(114.9㎏)、前線のアダム・コウナツキ戦の246ポンド(111.6㎏)から7ポンド1/4(3.3㎏)増やして、最近5年では最重量。

38歳のワイルダーは昨年10月9日のタイソン・フューリー戦(238ポンド=108.0㎏)から、なんと23ポンド1/2(10.7㎏)も削って214ポンド1/2(97.3㎏)で秤を降りました。

ヘレニウスはいつも通りか、少しパワーを意識して仕上げたか。一方のワイルダーはスピード重視の〝初心〟に帰った形か。

両者が向かい合うフェイスオフでは、身長(ワイルダー201㎝/ヘレニウス200㎝)は変わらないものの、体の厚みはかなりの差がありました。

フューリー戦は初戦を212ポンド1/2で引き分けると、再戦で231ポンド、第3戦で238ポンドと増量して巨体の英国人に対抗しようと試みましたがいずれも痛烈なKO負けを喫してしまいます。

対フューリーで増量したことが最大の敗因だったと考えているなら、大間違いです。

初戦の引き分けはフューリーがベン・ダビソンの指示に従いボクシングをしたから、続く2戦はシュガー・ヒルにインストールされた超攻撃型スタイルが機能したからです。

軽量のままフューリーに挑んでいたら、見せ場を作ることもできずに、枯れ枝のようにもっと簡単に粉砕されていたでしょう。

もちろん、明日ブルックリンで迎えるのはフューリーではありません。

また、対フューリーで最も効果的な体重デザイン、つまり増量がワイルダーにとってベストではないのもヘビー級の面白いところです。

ワイルダーが口にしたオレクサンダー・ウシクとの大一番が実現したら、間違いなく215ポンド前後のスピード重視のウェイトが〝正解〟です。

おそらく、そこを見据えているのでしょう。

そして、ヘレニウスはフューリーでもウシクでもありません。

ワイルダーは勝ち方が問われていますが、果たしてそんな簡単な試合になるかどうか?

オッズはワイルダー勝利が1/9(1.11倍)、ヘレニウス6/1(7倍)と、さらに開いてします。ワイルダーの軽い仕上がりに好意的ということでしょうか。






Caleb Plant
(21-1, 12 KOs) 167¼ pounds 
vs. 
Anthony Dirrell
(34-2-2, 25 KOs), 167¾ pounds

 

スーパーミドル級のサバイバルマッチはプラント勝利が1/10(1.1倍)、ディレルが13/2(7.5倍)。

先週から接近しましたが、プラントが圧倒的優位とみられています。


 

Gary Antonio Russell
(19-0, 12 KOs), 116½ pounds 
vs. 
Emmanuel Rodriguez
(20-2, 12 KOs), 117¾ pounds 


こちらのオッズは一気に縮んで1/2(1.5倍)と7/4(2.75倍)。

米国、特に東海岸で人気がないクラスで、オッズも乱高下。それでも、アントニオの優位は変わりません。

こちらは、ロドリゲスにとってのサバイバルマッチ。結果はどうあれ、今度こそ勝負根性を見せて欲しいところです。