史上最高のボクサーは誰か?

そんな命題に万人が納得する答えなど、ありません。

ヘビー級史上最高はジョー・ルイスか?モハメド・アリか?それとも、レノックス・ルイスか?あるいは、タイソン・フューリーか?

ミドル級最強はシュガー・レイ・ロビンソンが?カルロス・モンソンか?マービン・ハグラーか?それとも、バーナード,ホプキンスか?あるいは、ゲンナジー・ゴロフキンか?

リングの上で決着がつけることが出来ないのですから、答えなどそもそもあるわけがないのです。

しかし…。どんなことにも例外はあります。



バンタム級史上最高は誰か?

この問いは「エデル・ジョフレ」という答えで、完結してしまいます。

現代では井上尚弥がバンタム級で印象的な爪痕を刻んでいますが、このクラスはジョフレ以降も〝モンスター級〟のファイターが続々と現れてきました。

「黄金のバンタム」から「モンスター」まで。その破壊の系譜を辿ります。

井上は、12月にバンタム級統一に向けた最後のピースをWBO王者ポール・バトラーからピックアップして、コレクションを完成、Undisputed championの座に就くはずです。

今から62年前、1960年11月にエロイ・サンチェスを轟沈してNBAバンタム級タイトルホルダーとなったジョフレですが、実はこの時点ではまだUndisputed championではありませんでした。

1960年から118ポンドの頂点に君臨したジョフレから、2022年の井上による王座コレクションの完成まで、世界バンタム級62年の歴史を紐解いてゆきます。