ESPNでは数年前までジュニアフェザー級以下のランキングは、5位までしかありませんでした。

現在はジュニアフェザー〜フライ級までは10位までランキングされていますが、ジュニアフライとストロー級はいまだに5位まで。
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Can anyone stop Naoya Inoue? 〜誰が井上尚弥に勝てるというのか?(英国ボクシングニューズ誌)


かつて、井上尚弥はラスベガスを訪問したとき「MGMグランドガーデンアリーナでメインを張りたい」と夢を語り「バンタムじゃ無理、フェザー級でようやく景色が変わる」と口にしました。

フェザー級…レオ・サンタクルスでも奇跡的に対戦相手に恵まれないと100万ドルファイターは夢ですが、井上がジュニアフェザーとの間に境界線があるのを直感したように、ジュニアフェザーは人気階級への導火線です。

ここに火を点けなければ何も始まりません。

フェザー級にPFPファイターで、一発殿堂まで確実のメキシカンが3人も〝待機〟してくれていたマニー・パッキャオがこのクラスで米国市場に狼煙を上げたのは極端な例にしても、現在でも肥沃な大地が広がっているように見えます。

井上にとって、米国のスティーブン・フルトンがWBC/WBO、ムロジョン・アフマダリエフがWBA/IBFと、ベルトが2人に分割されているのは格好の状況と言えるでしょう。

バンタム級ではパンデミックに加えて、WBSSの運営不手際、WBOと WBCタイトルの散逸から完全統一に思わぬ時間がかかってしまいました。

ジュニアフェザーでは、少なくとも二団体王者に挑戦出来そうな気配で、運が良ければUndisputed champion とリング誌+4つのベルトを賭けて戦う可能性まであります。

バンタム級では、無敗の強豪として井上の前に立ち塞がって欲しかったエマヌエル・ロドリゲスとノルディーヌ・ウバーリが期待はずれに終わり、強豪ゾラニ・テテを番狂わせに沈めたジョンリール・カシメロは自爆…現代ボクシングで最も重要視される対戦相手の質にも恵まれませんでした。

ジュニアフェザーのフルトンとアフマダリエフも無敗、ロドリゲスやウバーリよりもずっと骨のある相手です。

さらには、日本のファンが侮蔑する、つまりは日本のファンに〝人気〟のあるルイス・ネリもリング誌10位、ESPN6位と、まともな世界ランカーに数えられています。

さらには、やはり日本のファンに〝人気〟があるカシメロもクラスを上げて来るかもしれません。

井上がいきなりUndisputed championになって、防衛戦はネリとカシメロ。

ネリは到底強豪とは呼べませんが、カシメロは何度も番狂わせを起こして、ポール・バトラー戦のオッズは10−1。ジュニアフェザーでの実力は未知数ですが、軽量級の強豪と言い切れます。

ネリもカシメロも、日本では間違いなく盛り上がるマッチアップ。

気の早い話ですが、ジュニアフェザー級進出が楽しみです。

そして、もっと気の早い話ですが、ネリもカシメロも追いかけてこない世界が、フェザー級の扉の向こう側に待っています。

やっちゃえ、モンスター!