今朝、マッチルームからジュニアフライ級のホープ、ジェシー・ロドリゲスと複数年契約を締結したと発表されました。WBAジュニアバンタム級王者ジョシュア・フランコの弟です。

生まれも育ちもテキサス州サンアントニオの22歳のサウスポーは、14戦全勝10KO。

地域タイトルすら獲得していない若手ですが、日本でもお馴染みのサウル・フアレスを粉砕するなど、リング誌が5位にランクしているように専門家評価の高いタレントです。

もともとが英国の大プロモーター、重量級を中心に大きなイベントを仕掛けていましたが、フルライン化に向けて超軽量級も充実させています。

今朝、契約したロドリゲスはトップランクとマッチルームを天秤にかける形でキャリアを送ってきましたが、先手を打ったのは英国のプロモーターでした。

マッチルームの経営戦略、ビジョンは明確です。目先の契約に迷走するトップランクとは、雲泥の差があります。 
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さて、現在の108ポンドシーンをリング誌から見渡します。赤太字はマッチルームとすでに契約関係にあったり、関係の深いファイターです。

リング誌王者は我らが京口紘人。WBAタイトルも保持する無敗の28歳。

1位はIBF王者フェリックス・アルバラード。井岡一翔への挑戦は完敗のスラッガー。プロモートはGBP。

2位のWBC新王者の矢吹正道と、3位の元王者の寺地拳四朗は3月19日に再戦が決定。マッチルームはすでに矢吹との契約を提案しており、この試合の勝者との正式契約に動くのは確実とみられています。

4位は田中恒成に撃ち落とされたジョナサン・ゴンザレス。現在、WBOのストラップを巻くゴンザレスもマッチルームとの結びつきは強く、激闘の末タイトルを奪った6位のエルウィン・ソトはマッチルームの契約選手。

5位がロドリゲス。7位ヘッキー・ブドラー。

8位アウグスティン・ガウト、9位エステバン・ベルムデス、10位ダニエル・マテリョンはまだ米英でのイベントに登場していませんが、彼らがトップ戦線に浮上して来るとマッチルームが食指を伸ばしてくるのは容易に想像がつくでしょう。

さて、ロドリゲスの契約初戦は2月5日、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでフェルナンド・ディアスとのフライ級10回戦で、WBC米国タイトルがステイクされます。

このタイトルは2009年に初代王者が決定したものの、2013年から9年以上も空位が続いている幽霊王座。今日現在のBoxRecでは、州の数よりもはるかに少ない23人しかいない米国フライ級、10回戦を戦えるのはさらに絞られて数人しかいないとなるとそれも当然です。

ロドリゲスが世界タイトルを狙うジュニアフライ級となると、わずか7人。こちらは6回戦経験者が二人という〝惨状〟。米国での軽量級は、注目されないとか以前の問題なのです。

このイベントのメインにはシーサケット・ソールンビサイ(マッチルームの契約選手)とカルロス・クアドラスが空位のWBCジュニアバンタム級王座を争います。

ロドリゲスは「今年中に世界王者になる準備が出来ている。大きなタイトルを持っているファイターと同じプロモーターと契約できたことが嬉しくてたまらない」と、京口との対戦を熱望。

トレーナーのロベルト・ガルシアは「ジェシーが影響力のあるプロモーターと複数年契約を結んだことは、未来の扉を開けたということ。マッチルームは軽量級選手にも深い理解を示してきたから、ジェシーの選択は大正解だ。マッチルームと日本の帝拳という世界を代表する軽量級のパワーハウスと一緒に仕事ができるのは私にとっても最高の喜び」。
 
京口はセカンド王者ベルムデスの団体内統一戦の興行権入札が進められていましたが、一昨日WBAが「京口が負傷からの回復段階」と中止を発表。

ベルムデスはカルロス・カニサレスとの防衛戦を行うことになりました。この試合の勝者が、京口と統一戦を行うことになりました。

せっかく盛り上がっているジュニアフライ級、昨秋から怪我が続いているリング誌王者の京口には、とにかく早くリングに復帰する義務があります。