Life is full of vicissitudes.

人生に筋書きなど、ない。

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ゲンナディ・ゴロフキンの名前が最初に世界に広まったのは2001年東アジア大会。ちょうど20年前、ウェルター級を圧倒的な強さで優勝したときのことです。

「世界」というのは大袈裟かもしれません。しかし、日本では「凄いカザフスタン人」がいると専門誌でも評判になりました。

東アジアというローカル大会ながら、開催地は大阪。

のちの世界王者ダニエル・ギールらを殴り倒す姿は鮮烈な印象を残しましたが、世界にその名を轟かせたのは金メダルの2003年世界選手権、銀メダルを獲得した2004年アテネ五輪のことです。

アマ戦績は諸説あるものの、345勝5敗ともいわれ、もしゴロフキンが英国人や米国人なら大手プロモーターが争奪戦を繰り広げたはずです。

もし、日本人なら村田諒太のロンドン2012の大快挙や、井上尚弥のPFPランキング快進撃の受け止められ方は、何倍にも希釈化されてしまっていたでしょう。

2001の東アジア大会・大阪で金メダルを首にかけたまだ19歳のカザフスタン人が、世界選手権で金メダル、五輪で銀メダルを獲得するまでは想定通りかもしれません。

しかし、日本人が同じミドル級で五輪金メダルを獲って、二人が戦うことになるーーーそんなことは誰も妄想すらできませんでした。