マニー・パッキャオを見慣れた私たちのとってメキシコ系も含めたメキシコのスーパースターは、アジアのメキセキューショナーに大番狂わせで死刑執行される〝やられ役〟です。
しかし近年、メキシコのアンダードッグ、いいえ咬ませ犬と言っても差し支えない飢えた狂犬が大物を喰い続けています。
無敗のままヘビー級の頂点に駆け上がると思われたアンソニー・ジョシュアを沈めたアンディ・ルイスJr.。
やはり無敗のアンドリュー・セルビーを叩きのめしたフリオ・セサール・マルチネス。
フェザー級最強を目指した矢先にマウリシオ・ララに不覚をとったジョシュ・ウォリントンも無敗でした。
メキシコの狂犬に噛まれるのは、英国のスターだけではありません。
水曜日に7−1のオッズとは思えない苦戦を強いられた井岡一翔も、メキシコの狂犬の牙に噛まれたスター選手に数えても差し支えないかもしれません。
同じボクシングがメジャーな国でも淡白な一面が拭えないフィリピン人ボクサーとは一線を画し、日本人以上の勝負根性を持つのがメキシカンです。
そして、強い相手にも怯まない。
もちろん、世界王者でもジョニー・ゴンザレスやフェルナンド・モンティエルのようなアレレ?な弱気ボクサーもいますが、井岡を苦しめたロドリゲスJr.のような大物喰いに飢えたファイターも少なくありません。

しかし近年、メキシコのアンダードッグ、いいえ咬ませ犬と言っても差し支えない飢えた狂犬が大物を喰い続けています。
無敗のままヘビー級の頂点に駆け上がると思われたアンソニー・ジョシュアを沈めたアンディ・ルイスJr.。
やはり無敗のアンドリュー・セルビーを叩きのめしたフリオ・セサール・マルチネス。
フェザー級最強を目指した矢先にマウリシオ・ララに不覚をとったジョシュ・ウォリントンも無敗でした。
メキシコの狂犬に噛まれるのは、英国のスターだけではありません。
水曜日に7−1のオッズとは思えない苦戦を強いられた井岡一翔も、メキシコの狂犬の牙に噛まれたスター選手に数えても差し支えないかもしれません。
同じボクシングがメジャーな国でも淡白な一面が拭えないフィリピン人ボクサーとは一線を画し、日本人以上の勝負根性を持つのがメキシカンです。
そして、強い相手にも怯まない。
もちろん、世界王者でもジョニー・ゴンザレスやフェルナンド・モンティエルのようなアレレ?な弱気ボクサーもいますが、井岡を苦しめたロドリゲスJr.のような大物喰いに飢えたファイターも少なくありません。

元来、ボクシング人気の高いお国柄ですが、その性質は「実力のフリオ・セサール・チャベス」から「人気のオスカー・デラホーヤ」を経て「実力と人気を兼ね備えたカネロ・アルバレス」がついに登場、世界のボクシングシーンが米国ではなく、メキシカンを中心に回っていることを知らしめました。
米国で無視される超軽量級でも、マイケル・カルバハルとウンベルト・ゴンザレスはジュニアフライという本当なら見向きもされない階級で大きな爪痕を残しました。これもメキシコの血筋がもたらした恩恵でした。
また、アブネル・マレスやレオ・サンタクルスもバンタムとジュニアフェザーという不人気階級に光明を差し込んだスター。
これからレガシーを築いていく、オスカル・バルデスやライアン・ガルシアも、チャベスの実力やデラホーヤの華やかさを彷彿させるキャラクターを自然に演じています。
「(注目を集めるには)メキシカンのライバルが必要」(井上尚弥)なのは、もしかしたらフライ・バンタムなどの不人気階級にこそ言える真実かもしれません。
兎にも角にも、パクス・メキシカーナの時代が絢爛しています。
15年以上前にパッキャオが証明したように、ボクシング界を震撼させる最も手っ取り早い方法はメキシコが誇る強豪を撃ち落とすことです。
それがスーパースターなら、これ以上ない最高のご馳走です。
その意味では、エマヌエル・ナバレッテの度重なる挑発(正式な対戦オファーもあったかもしれません)から結果的に逃げた井上尚弥は残念でしたが、レベルの低いバンタムでも完全統一を目指す方が世界評価を押し上げるには効果的、というのも事実です。
これは、もう価値観の問題です。井上の選択を尊重するしかありません。
ただ、ファンも「目立ったタレントは上の階級から逃避してきたロートルだけのバンタム」の〝予定調和の完全統一〟と、「旬の強豪がひしめくジュニアフェザーやフェザー」への〝勇気ある冒険〟のどちらを進んで欲しいのか、もっと激しく意思表示しても構わないと思います。
それが観戦スポーツの醍醐味です。
パッキャオがデビッド・ディアスを鮮やかに斬り落としてライト級王者になったとき、当時のリング誌編集長ナイジェル・コリンズは「完全統一王者になってロベルト・デュランのような絶対王政を敷くかもしれない」と未来予想した一方で「陣営がリッキー・ハットンとの交渉を進めているという噂が実現すると、ファンはもっと興味深い戦いが観れる」と〝勇気ある冒険〟を暗に支持しました。
そして現実では、パッキャオはハットン以上の大物を釣り上げ、英国のスーパースターに待機フィーを支払うことになるのです。
激戦区115ポンドの井岡はエストラーダという格好の強豪メキシカンが存在しますが、井上の対戦相手候補には可哀想なことに悲惨なまでに全く見当たりません…が、井岡や他の日本人選手も含めてメキシカンとの絡みをあれこれ考えて行きます。
興行規模や注目度が破格にはる「村田諒太vカネロ」は、このシリーズでは除外。
ジュニアフェザー級以下の超軽量級から、欧米では完全軽量級扱いのライトあたりまでで、探って行きましょう。
コメント
コメント一覧 (3)
フシ穴の眼
が
しました
パッキャオを目指すなら別ですが、現在の無敗信仰のボクシング環境では、井上ぐらいになっちゃうともうリスクを犯してチャレンジャーになる必要が無いんじゃないでしょうか。
フシ穴の眼
が
しました