今月24日に迫っているのが、Lineal王者で WBCのピースも持つタイソン・フューリーと、デオンティ・ワイルダーが拳を交える決着の3戦目。

前回はプロモーション会見の段階からジプシーキングの独壇場でした。

そのペースに乗ってしまった反省からか、今回のワイルダーは会見でもヘッドホンをしたまま、一言も話さず会場を後にするなど、徹底した無視を貫いています。

それでも、フューリーは持ち前のショーマンシップで会場を大盛り上がりに引き上げていますから、ワイルダー は苦々しい思いを募らせているでしょう。

現在のオッズはフューリー1/3(1.33倍) に対してワイルダー12/5(3.4倍)。
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初戦がワイルダー有利、再戦でほぼ互角、そして3戦目はフューリー有利というオッズの推移が、過去2戦で何が起きたのかをよく映し出しています。

引き出しの多さを見せつけている32歳の万能型王者と、キャリア初の敗北をTKOで喫した一発強打依存症の35歳。

勝敗予想をするならKOでも判定でもフューリー、というのが大方の下馬評ですが、一瞬で試合の流れをひっくり返すパンチャーズ・チャンスは挑戦者が持っています。

とはいえ、英国の巨人が初戦でも見せつけた打たれ強さと逆襲能力は、複数の〝チャンス〟をものにしないとワイルダーが勝利を手繰り寄せることは難しいように思えます。

個人的には、フューリーの前半ストップ勝ちを予想します。



そして、9月25日にはWBA/IBF/WBOのストラップをコレクションするアンソニー・ジョシュアが、元クルーザー級の完全統一王者オレクサンダー・ウシクを迎え撃ち。

こちらのオッズは31歳の英国人が2/5(1.4倍)、34歳のウクライナ人が3倍。

リング誌PFP4位のウシクが、圏外のジョシュアに体重同一時で対決するというのに、明白に不利と見られる〝PFPパラドクス〟な一戦になります。

そして、ジョシュアが4位のウシクに勝ってもPFP入りはないと予想される、まさにジス・イズ・PFPのマッチアップです。

アンディ・ルイスJr.に大番狂わせを食らったジョシュアと、ヘビー級へのアジャストが完了していないように見えるウシク。


どちらも〝脛に傷あり〟。

しかし、ウクライナ人が完璧な試合運びで判定勝ちをものにすると、PFP1位でも全く納得できるのですが、そうはならないのが、妄想のくせに保守的なPFPです。

いずれにしても、ヘビー級の楽しみな試合が続きます。