▶︎AT&Tスタジアム

スーパースターがAサイドとして、自分に有利な条件を揃えて戦う。

シュガー・レイ・レナードの時代に確立された、プロボクシング特有の理不尽なシステム。

オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ…21世紀のスーパースターは例外なくこの特権を行使してきました。

しかし、彼らがAサイドの横暴を振り回したのは、スーパースターの地位に登りつめてからです。PFPにも入らないどころか、もっと以前の段階からあからさまにプロテクトされ、Aサイドの線路を敷かれたカネロは「五輪にも出れない駄馬なのに温室育ち」という異例のスーパースターです。

村田諒太に代表される「富裕国の金メダリスト」は「温室で促成栽培」が基本ですが、カネロは「温室で熟成栽培」という、メキシコのファン以外の目からは「なんで?」というキャリアをぬくぬくと過ごしてきました。

「温室に敷かれた線路を走る促成栽培」が脱線しやすいことは、今更ここで例を出すまでもない、日常茶飯事です。

ましてや、世界的なアマ実績が実質ゼロのカネロです。

わけのわからない相手との世界戦、キャッチウェイトにゲンナディ・ゴロフキンを明らかに回避した2年間…2017年に衰えたゴロフキンに押されまくったにもかかわらず不可解なスプリットドロー。

その後も、ゴロフキン第2戦は攻撃的な形でマジョリティデジション勝利したものの、ダニエル・ジェイコブスとは塩分過多のビビリの試合、誰もが認める穴王者ロッキー・フィールディング、多額の債務などで私生活が崩壊していたセルゲイ・コバレフ、東洋レベルにも満たない指名挑戦者アブニ・イルディリム、規律のないフェザーの拳ビリー・ジョー・サンダース、まともな相手にしっかり勝ち切ったのはカラム・スミスだけ。

そして、ジュニアミドル級からの4階級制覇の対戦相手で危険なビッグパンチャーは、笑っちゃうほど一人もいません(カネロ戦時のコバレフは当日リバウンド制限もありクラッシャーとは別人でした)。

そうはいっても、カネロが「温室の中で怪物に育つ」という、きわめて稀な進化を見せているのは認めるしかありません。

⭕️なんだかんだ言って173センチのカネロが3団体スーパーミドル級チャンピオンは本当に凄い。
2021-05-09 18:42:32 返信編集 マイケル 126.156.213.172

正直、身長は関係ないと思いますが、カネロが非常に強いスタイルを完成しつつあるのは、もう認めるしかありません。
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世界戦で何勝したか?↑も「誰に勝ったか?」が優先評価されるボクシングでは意味はありません。

それでも、カネロはどの試合にも完璧に仕上げてリングに上がる高い規律と、強烈な勝負根性も持ち合わせています。

素晴らしい選手です。

本物の「五輪金→温室」の強打に打ち砕かれる、「そのとき」が来るまで、しっかり勝ち続けてもらいましょう!




▶︎国立競技場

今日、6時半からずっとテレビ観戦してた「東京2020オリンピックテスト大会 READY STEADY 東京陸上」。

国立競技場、外観しか見たことがありませんが、美しいスタンド、美しいトラックです。本当なら「いいなあ、あそこで走れて」と羨ましい思い、応援する思いが強いはずなのに、見ていて悲しくなりました。
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実は、前回の東京1964でもテスト大会的な「東京国際スポーツ大会」が1963年に行われています。もちろん、この世に生も受けていない私は知る由もありません。

今から58年前、それでも五輪を1年後に控えた熱狂が写真と活字からもいきいきと伝わってきます。



▶︎便所の落書きブログからのお返事

いろんなコメント、できたら全部読みたいし返事もしたいのですが、なかなかそうもいきませんが。。。


⭕️稼ぐために明らかに適正階級以上の肉をつける人と比較されるのも辛い 
実際バンタムのチャンピオンの方がミドル級の世界ランキング一位よりは稼げるだろうし間違った選択ではないだろう 2021-05-09 19:16:47 返信編集 牧師 123.254.22.138

>実際バンタムのチャンピオンの方がミドル級の世界ランキング一位よりは稼げる

→井上なら微妙ですが、他の王者はミドル級やウェルター級のランカー以下です。全く話にもなりません。

米国でのイベントを少しでも見たことがあって、普通に想像力を働かせたら簡単にわかることです。

多くの超軽量級ボクサー王者にとっては、10万ドルが憧れです。

最貧のジョンリール・カシメロのジュニアフライ級戴冠のファイトマネーはわずか3700ドル、ゾラニ・テテも世界王者になってからしばらくは1万ドルにも満たなかったといいます。

超軽量級では、世界ランカーでも「本業」を別に持ってるのが普通です。

ミドル級では地域タイトルでもありえません。

井上尚弥と村田諒太の対戦相手のファイトマネーは公表されていませんが、あきらかに違う、それも桁が下手したら二桁違うのは会見を見ただけでもすぐにわかるでしょう。

いまはなきHBOでも、上位番組は亀海喜寛らの中量級、下位番組で井上や井岡一翔のイベントと、そもそもの予算が違います。日本では井上・井岡>>>>>亀海ですが。




 
⭕️メキシコって貧乏なのに何故メキシコ人ボクサーって稼げるんでしょうかね? 
2021-05-09 17:57:32 返信編集 さ 119.104.145.82
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英語版が廃刊になったら…。スペイン語版を定期購読するかというと、しません。スペイン語読めないから…大学でスペイン語を選ぶべきだったな。。。

全てのメキシコ人がそうではありません。

日本でおなじみのフェルナンド・モンティエルとジョニー・ゴンザレスは、レオ・サンタクルスと同じようにメキシコのホープ10人に選ばれていましたが、メキシカンスタイルとは程遠いチキンファイトをしたこともあって、(長軽量級としては)スーパースターの道は閉ざされました。

サンタクルスは米国人やプエルトリカンでもそこそこ人気が出たでしょうが、あの厚遇はメキシカンならではです。

トランプがメキシコ人、メキシコ系を名指しして恐れるのも、理解はできませんが、それほど彼らの台頭が目立つということです。

日本人の私でも米国に行くたびに、ヒスパニック、特にメキシコ大きくなってるのがわかります。
 

バドワイザーとクアーズを駆逐したのはテカテとコロナ。リング誌も英語版は慢性的に廃刊危機を迎えながらも、スペイン語版は部数を伸ばしていると言われています。

リングアナウンサーが英語とスペイン語で話すのは珍しいことではなく、まさにパクス・メキシカーナです。