さて「亀田」です。

その「功罪」「光と影」。そして「罪と影」へ。


【The Sin of the TURTLE〜「亀田」その罪と影 ①BOMB!視聴率取りたきゃ爆弾持って映画館に飛び込めばいい。】

「負けるところが見たい」。

そう思わせるのがアンチヒーローの条件なら「亀田」は間違いなくアンチヒーローでした。

しかし「亀田」の「亀田」たる所以は、憎たらしいほど強いから「負けるところが見たい」というのではなく「実力がないくせに醜悪な言動を繰り返すから化けの皮を剥がしたい」という一風変わった動機から憎まれたところです。

「亀田」に吹いた強烈な逆風は、江川卓やフロイド・メイウェザーとは全く異質の「誰もが実力を認めていないけど、惨敗するのを見たい」という、よくよく考えるとアンチヒーローに対する感情とは反対のイジメに近い種類のものでした。

もちろん、本当の悪は彼らではありません。「亀田」に非難や怒りの矛先を向けるのは、オレオレ詐欺の受け子に全ての罪を押し付けるのと全く同じ構図です。

彼らはその低劣な知能につけこまれ、利用されただけの、ある意味で被害者でした。

あの醜悪な言動は彼らの意思で行ったことですが、それが世間からどう見られるのかを彼らは全くわかっていませんでした。おそらく、普通にヒーローになれる、多くの人の応援を得られると考えていた節まであります。

のちに深く後悔する、神妙な表情で謝罪するのですから、本当に何も考えてなかったのでしょう。それほど、彼らの知能は劣悪なまでに低かったのです。

完璧なセルフプロデュースで「嫌悪のエネルギーは好感を凌駕する〝人気〟であること」を確信犯で徹底して見せたメイウェザーとは真逆の可哀想な人たちなのです。

彼らの醜悪な行動を裁くなら、私が裁判官なら「メディアが共同正犯であること」「善悪の区別がつかないほど低い知能レベル」を酌量して無罪を言い渡します。

では、彼らが村田諒太や井上尚弥も問題としない、時代背景が違う具志堅用高と比較できるほど大きな注目度を集めたことは素直に評価できるのか?ボクシング界に貢献したのか?となると、それははっきりとNOというしかありません。

そもそも腐敗してたとはいえ、ボクシングへの不信感を増幅させ、ボクシングファンからはリング外の行動だけでなくリング内のパフォーマンスでも嫌悪・唾棄された「亀田」はボクシング界にとって百害あって一利なしでした。

利があったのは、彼らを利用したメディアです。「亀田」という社会現象は、ボクシング界にとっては災害でしかありませんでした。

もし、どうしてもボクシング界に貢献した点を見つけなければいけないというなら「(当時の)ボクシング界の空気が大嫌いだった。ボクシングがちゃんと熱く盛り上がる時代を取り戻したいと思った」「井上家では世界チャンピオンなんて言葉は軽々しく口にできなかった」と井上尚弥が語ったように、4−Belt Eraでの正しい方向性を示したことでしょうか。

その意味でなら「亀田」は非常に優秀な素晴らしい議論する余地のない反面教師でした。

彼らがやったこと注目を浴びたことは、アスリートのパフォーマンスではなかったことが問題なのです。

彼らは江川卓のように嫌悪され罵声を浴びましたが、目を見張る豪速球を投げることができませんでした。

メイウェザーのようにボクシングファンから「つまらない」と嫌われましたが「こいつに誰が勝てるんだろう?」と想像させてくれることは一切ありませんでした。

「亀田」は凶悪犯罪を犯したわけではありませんが、やったことは「爆弾持って映画館に飛び込めば有名になれる」というのと同次元のレベルだったのです。

「亀田」は飛び抜けたアスリートだった江川や桑田とは全く次元が違います。

彼らの「1億円以上」はアスリートとして稼いだのではなく、チンドン屋として稼いだものだったのですから。

もちろん、彼らは1億円に見合うアスリートではありませんでしたが、チンドン屋としては傑出した存在だったことは認めなければなりません。

惜しむらくは、それがメイウェザーのような計算されたものでなく、あとで後悔の涙を流すような低劣な知能に端を発したことです。

しかし、逆の意味では「ここまでバッシングされるとは思わなかった」と何も計算できずに何も考えずにやったことであれほどの注目を浴びたのですから、その意味だけでは本物の天才だったのかもしれません。





【The Sin of the TURTLE〜「亀田」その罪と影〜②QUALITY(4−Belt Eraでは「誰に勝ったか」しか評価されない)】

Low rating for three−division world champion is due to Quality of opposition. 〜Ring magazine

3階級制覇王者なのにどうして評価が低いのか、それは勝った相手の質が低いからだ。〜リング誌

亀田興毅と真逆の存在と見られているのが、井上尚弥です。

飛び級3階級制覇という共通点がある2人の世界挑戦5試合をラップアップしてみます。
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まず、両者のキャリアで「殿堂」クラスのグレートは、井上が激闘を繰り広げたノニト・ドネアだけ。そのドネアもギレルモ・リゴンドーに敗れてから8年間も下り坂を転がり続けていたロートルでした。

次に「現役PFPファイター」となると、両者とも1人もいません。

世界挑戦5試合で、亀田が戦った最強はポンサクレック・ウォンジョンカム(12ラウンド判定負け)。この試合はリング誌タイトルがステイクされた階級最強決定戦で、勝利したポンサクレックはリング誌PFP9位にランクされました。

試合前の予想は興毅が有利。オッズや予想通りの結果なら興毅が山中慎介や内山高志に先んじて日本人初のリング誌PFPにランキングされていたことは間違いありません。

ただし、興毅のキャリアでポンサクレックを除くとリング誌やESPNにランキングされている「まともな世界ランカー」はあろうことか内藤大助と河野公平の二人だけ。しかも、ポンサクレックと河野には負けているのです。

14試合も世界戦のリングに上がり12勝2KO2敗、3階級制覇。オリジナル8の時代なら本物の「伝説の名王者」ですが、今は4−Belt Era、それは「4団体17階級時代」と訳すのは間違いです。

「4団体がそれぞれ勝手な出鱈目ランキングを作って、それぞれ複数の王者を抱える時代」です。

4階級制覇のレオ・ガメスやエイドリアン・ブローナー、二桁防衛を2階級で達成したオマール・ナルバエスなどに代表される、殿堂には100%出禁の色物ボクサーがひしめく時代ですが、それにしても興毅の対戦相手の質の低さには「これが4−Belt Eraか!」と目を覆うばかりです。

そして「亀田とKOはセット」と毎度飛び出すKO宣言も、世界戦14試合でわずか2KOという軟弱ぶりでは見る人の神経を逆撫でするだけでした。


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一方の井上も旬の強豪と呼べるのは、1万歩譲ってエマヌエル・ロドリゲスだけ。とはいえ、世界挑戦した相手は全員がリング誌ランカー。 

世界戦15戦全勝13KO、そのうち8人がリング誌ランカーというのは「弱い相手としか戦っていない」という批判は当てはまりません。


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亀田3兄弟は「3兄弟世界王者」と「3兄弟同時世界王者」で2つのギネス記録を持っています…。本気で競技の高みを訴求したいなら「ギネスはタブー」が絶対常識です。

「30人縄跳び何回できるか?」「世界一長い太巻き」「電話ボックスに何人入れるか?」と同じ目で見られるのがわからないのでしょうか?

ギネス記録は承認ビジネスで、わざわざおカネを払って申請書を出し、認定員を呼ばなければなりません。何をやってんだか…誰も止める人がいなかったのか?

こういうところも、知能の低さが哀れなまでに、溢れ出てしまってます。

また、バッシングの嵐に興毅は「5階級制覇したら文句ないやろ!」と啖呵を切ったこともありました。低劣な知能は一生治らないのかもしれません。

4−Belt Era では何階級制覇しようが、何度防衛しようが、評価されないのです。

「伝説の名王者」や「指名挑戦者は最強」を垂れ流すメディアにとっては格好の素材なのでしょうが。

血眼になって海外メディアの記事を〝逆輸入〟するメディアのあざとさよりも、幼稚で可愛いかもしれませんが、バカ丸出しすぎます。

あざとい〝逆輸入〟メディアも米国大手メディアでなければ〝逆輸入は逆効果〟 ですから、幼稚といえば幼稚です。

それにしても…。

「亀田和毅が2階級制覇したら3つ目のギネスを申請する」(興毅)。

まだそのつもりなら、やめときなさい。おカネの無駄というより、自らのステイタスをますます貶めるだけです。