リング誌11月号はマニー・パッキャオ特集号。

パッキャオの奇蹟と思える偉業に、最もインスパイアされたのは日本のメディアやボクサーたちです。

小さなアジア人が米国のリングを震撼させたのですから、当然といえば当然です。

専門誌でも「見たか!アジアの灼熱の拳を!」(ボクシングマガジン)のように、完全に自分たちの代表という感情移入ぶりが目立ちました。

もちろん、それも2008年のオスカー・デラホーヤ戦までのことです。

少なくとも、メディアはあの試合以降、パッキャオをアジアの同志と重ねて見ることはできなくなりました。

「本当に遠くまで行っちゃいましたね、後楽園ホールで戦ったこともあるんですよ。手が届かないとこに行っちゃいましたね、今までも手が届いてたわけじゃないし、嬉しいけど…」(香川照之)。

一方で、ボクサーは「対戦相手としてはもう想定できないです」という全盛期の長谷川穂積の不遜や、「パッキャオが見た風景を見てみたい」と語った井上尚弥など、同じアジア人のパッキャオはもしかしたら手に届く存在に映るのかもしれません。
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パックマニアとしてパッキャオ本はかなりのコレクションにのぼります。それでも、リング誌で出してくれたのは底抜けに嬉しいです。

しかも2020年というタイミングも、知らなかったエピソードや、伝説の数々の補正など、マニアにはたまりません。

ゆっくり噛みしめながらご紹介してゆきます。