WBAからWBCが分離独立、複数団体時代が始まるとa championの量産が常態化。


そして、ファンとメディアがThe champion、具体的にはUndisputed championを希求するようになるのは、当然の帰結でした。

その力学が、人気階級に傾くのは当たり前です。

今回はマイク・タイソンを主役に抜擢し、80年代中盤に仕掛けられたヘビー級トーナメントのお話。

60年代の記憶が遠ざかるにつれ、ボクシング市場のカネの流れは、ヘビー級やウェルター級など人気階級のスター選手が吸い上げる傾向が強まってゆきます。


80年代のボクシング、その「祭言葉」は、間違いなくこのリングアナウンスでした。

WBA、WBC&IBF!The Undisputed heavy weight champion of the world!!Iron! Mike! Tyson!!!
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マイク・タイソンとは何者だったのか?

「モハメド・アリなきヘビー級」という絶望的な時代に、HBOとDynamic−Duoが仕掛けたヘビー級完全統一トーナメント=The Undisputed heavy weight champion Series とは一体何だったのか?


35年前のアメリカを舞台に繰り広げられたヘビー級トーナメント。

それは人気階級を避け、嘘の賞金を掲げた姑息なWBSSとは真逆のトーナメントでした。

主催者もWBSSが小物感溢れる善良なビジネスマン然としたメンツだったのに対して、Dynamic−Duoは大袈裟ではなく正真正銘、保証書付きの怪人が手を組んだものでした。

「本物の怪人なんているわけがない」。そう笑った人でも、この二人の名前を聞けば、地球には確かに怪人がいることを思い出すでしょう。


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日本史上最大のメガファイトまで20日を切りました。35年前に太平洋の向こう側で怪人が台本を書いた史上最大のトーナメントを回想してゆきます。