日本のボクシングファンが〝ラスベガス〟への想いを募らせる病因は一体どこにあるのでしょうか…?

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①明治維新から連なる脱亜入欧思想。
②米国から届く桁外れのメガファイトの刺激。
③野球やサッカーで一般化した「世界最高峰」で戦うことへの憧憬。
とりあえず、こんな三点が思い浮かびましたが、どれも一緒、結局は同根です。
木村翔は中国のスポーツファンなら知らない人はいない存在ですが、米国で同じ人口の認知度を獲得したなら、日本での知名度・尊敬度は全く違ったでしょう。
地球的に巨大な人口と面積を抱えるアジアで大人気を博すよりも、僻地の欧米で注目される方がカッコいい、というのはもはや哀しき奴隷根性にも思えてきます。
かくいう私もお隣の国で使われるハングルや中国語は全く読めない書けない理解できないのに、英語はなんとか読み書きできます。
一方で、韓国や中国は日本語を理解する方が想像以上にに多いんです。
これって、やっぱりおかしなことだと思うんです。
>②は、スポーツの国際化です。
70年代のアリの時代に衛生放送を通して世界中のスポーツファンが生中継で試合を目撃できるようになり、放映権料も高騰します。
トップレベルのプロアスリートが手にする報酬は、パンデミックで小休止とはいえ、劇的に向上し続けている基調は変わりません。
ボクシングではクローズドサーキットやPPVによる高額の〝集金制度〟によってもほんの一握りの選手報酬が跳ね上がっています。
しかし、これらの事象は人気階級の人気選手と、そうではない選手との貧富を大きく広げる格差も生み出しています。
日本を例外に、格差の底辺である軽量級でもメガファイトがラスベガスで出来る、というのは全くの大間違い、幼稚な妄想に過ぎません。
>③は、長谷川穂積や西岡利晃、井上尚弥とその信者らに連なるラスベガス幻覚症状を引き起こした、主要な〝病因〟でしょう。
米国や欧州の世界最高峰リーグでプレーする野球やサッカー選手を目の当たりにしたボクサーやファンは「カッコいい!」「ボクシングにもあの舞台がきっとあるはず」と思い込み、軽量級と外国人という取り返しのつかない二つの重い十字架をどこかに置き忘れて妄想だけを膨らませてしまうのです。
①②③が行き着く、挙げ句の果ては「西岡のMGMメイン」です。
〝戦犯〟のWOWOWは「日本スポーツ史に残る大快挙」を無かったことにしていますが、もうあんなことは二度と繰り返してはいけません。
西岡には過酷ですが、そのためにも、忘れてはいけないのです。
それでは、ラスベガスを中心とするネバダ州で行われた「本物のメガファイト」を振り返りましょう。

ネバダ州アスレティック・コミッション(NSAC)が公表しているゲート収入ランキングをもとに、日本人ボクサーがそこに食い込む可能性はあるのか?
日本人がラスベガスのメガファイトのメインを張る。
現状、最も可能性が高いのは村田諒太がカネロ・アルバレスを東京ドームで粉砕、カネロが再戦条項を行使して、T-Mobileアリーナにミドル級金メダリストを引っ張り上げることです。
十分にありえます。
そして、第二、第三の村田諒太が生まれれば、夢は何度も見ることが出来るでしょう。
屈指の人気階級ミドル、あるいは米国で最も注目されるウェルターでタレントを輩出し続ければ、日本人がラスベガスで大魚を釣り上げる日が必ず訪れるでしょう。
一方、井上尚弥のケースは軽量級にとどまる限り、可能性は限りなくゼロです。
メキシカンの超人気選手がバンタムやジュニアフェザーに2、3人突如出現するなどの僥倖がもたらされるのなら、風向きは変わってきますが…それでも軽量級にとどまっている限り、相当に厳しいです。
ここで、一番下のネバダ州史上最多観客試合を見て下さい。
1982年6月11日にシーザースパレスで行われたラリー・ホームズvsゲリー・クーニー。2万9214人の有料入場者を集めました。これが、最高です。
この試合を除くと、歴史上、ネバダ州で有料入場者が2万人に乗ったイベントはありません。
さいたまスーパーアリーナがネバダ州にあれば、昨年の井上vsドネアは史上2位だったということです。
確かにゲート収入を取り上げると、35位のカネロvsジェイコブスでも868万5750ドル、日本円で約10億円と、推定3億円前後の「さいたま」を圧倒しています。
これは席料の差、客層の差です。
ラスベガスに来る客は富裕な観光客やハイローラー、カネロvsジェイコブスは1万5730人が入ったとはいえ前座で空席が目立ったように純粋なボクシングファンばかりではありません。
先程、私はNSACのゲート収入ランキングを「本物のメガファイト」とご紹介しました。
さて、たまアリの井上vsドネアと、T-Mobileアリーナのカネロvsジェイコブス、どちらが本物のメガファイトだと思いますか?

コメント
コメント一覧 (2)
プロ野球は確かにMLBという市場が上に存在してますが、Jリーグやボクシング、キックは無条件に海外で活躍してこそ本物という思考がありそうです
ラグビーはスター選手をどんどん国内に呼ぶという意味では特殊ですね
フシ穴の眼
が
しました
まぁそういう連中はパヨクだのケンモメンだのアダ名を付けられて嫌われていますが
特に面白かったのが、那須川天心に対して「日本にばかり籠ってないで海外に飛び出していけよwww」だの「しょせん井の中の蛙www」だの煽るバカが居た事ですね
軽量級のキックボクサーである天心に対して、日本から飛び出してどこに行けと・・・?
海外信仰が過ぎてるのか知りませんが、取りあえず海外にさえ出ればいくらでも強豪が待っている、いくらでも金が稼げると無条件で思い込む辺り不勉強を通り越して哀れすぎます
何に対してもそうですが、情勢を正確に把握してから喋るのは恥を掻かない為に大事ですね
フシ穴の眼
が
しました