今は平時ではありません。

秩序や順序を気にしている場合じゃありません…そもそもボクシング界に秩序などないので平時もクソもないのですが。

だから、来月26日にWBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロの防衛戦が急遽決定、しかも対戦相手は未定、なんてことがあっても驚くべきではありません。
John-Riel-Casimero-Amnat-Ruenroeng-Reuters-Damir-Sagolj
チャーロ兄弟のキャリア初のPPVイベントの前座にセットされたカシメロの初防衛戦。

ShowTimeがコネティカット州アンキャスビルからオンエアするイベントは、間に30分のインターミッションを挟むダブルメインのスタイル。

最初のパートは、WBCミドル級王者のジャモルが強豪セルゲイ・デレビャンチェンコを迎える一戦がメイン。

チャーロ兄が有利と見られていますが、160ポンドで試されるのはGGGとジェイコブスを苦しめたデレビャンチェンコではありません。

セミファイナルがWBAジュニアフェザー級王者ブランドン・フィゲロアvsダミアン・バスケス。

カシメロの初防衛戦はその下に組まれています。

ShowTimeがどの程度のPFP売り上げを見込んでいるのかは不明ですが、ビッグファイトの前座。カシメロにとっては、メインを張る予定だった井上尚弥戦よりは高い報酬が見込めそうです。

それでも、第二パートも含めた5つの世界戦の中では最も格下扱い。今回も夢の10万ドルには届かないかもしれませんが、キャリアハイの7万5000ドルは上回ってあげて欲しい…。

ちなみに第二パートはWBCジュニアミドル級王者ジャメルがIBF/WBA二団体統一王者ジェイソン・ロサリオと争う三団体統一戦がメイン。

セミは空位のWBCジュニアフェザーを懸けてルイス・ネリとアーロン・アラメタが拳を交えます。

ネリは昨年11月のデオンティ・ワイルダー vsルイス・オルティスのPPVイベントでもアンダーカードに組まれていましたが(エマヌエル・ロドリゲス戦)、またもや体重超過で試合はキャンセル。

ネリはこのとき、キャリアハイの35万ドルの報酬を受け取る予定でした。

ロドリゲスに支払われる予定だった報酬は7万5000ドル、そう考えるとこのプエルトリカンもカシメロ級の薄給です。WBSSが絡んだ井上戦の報酬は、さらに激安だったはずです。

今回は全米的な人気の低いチャーロ兄弟のイベント、さらにはコロナ下でゲート収入が期待できず、ネリのファイトマネーも35万ドルには遠く及ばないでしょう。