今夜は「日本人ボクサーのPFPの変遷」から少しだけ離れて、さまざまなPFPランキングについてです。
米国のリング誌やESPNや、英国のボクシングニューズ誌など様々なメディアがPFPを発表しています。
日本では定期的にPFPを発表するメディアは見当たりませんが、やってもいいと思います。
「独自の視点でやりたくても、ESPNなんかと比較されたら相手にされない」という劣等感があるのでしょうが、米国のネットメディアなども勝手に発信してますし、所詮は正解のない脳内ランキングです。
価値という面で考えても、リングの上の結果を100としたらPFPはゼロです。リングの上で起きたことが全てです。
そこを踏まえて、あえてPFPの「権威」ベスト3 を独断と偏見で選んでみました。
◉3位:リング誌◉
斜陽の米国ボクシング界と合わせ鏡のリング誌は親会社がコロコロ変わる経営危機の最中にあり、総合格闘技コーナーや日本の軽量級への秋波を送るなど編集方針にもブレが目立ちます。
活況が続く英国の週刊ボクシングニューズ(BN)誌とどちらを3位にするか迷いました。
一時は月刊から年9回発行になるなど、リストラでどんどんページ数が削減されるリング誌と、週刊で充実したボリュームのBN誌のどちらが上か…。
それでも、ここは独断と偏見でリング誌です。リング誌への思い入れ、応援も含めて。
リング誌が2位のESPNに唯一優っているのは豊穣のアーカイブを擁していることで、そこは確かに非常に重要なのですが、PFPは「編集部合議制」でどういうプロセスを経ているのか不透明です。
主要な試合結果をすぐに反映する現状の臨機応変型は残しておいても構いませんが、2016年で廃止してしまった Best Fighter Poll を復活するなど、説得力のあるランキングも欲しいところです。
おそらく世界唯一のボクシング週刊誌、BN誌は「大英帝国を中核としたヨーロッパとヘビー級だけがボクシング」といわんばかりの内容で、わかりやすいメディアです。ヨーロッパと重量級ならリング誌を遥かに凌駕する充実の記事が満載されています。
そんな欧州重量級絶対主義の雑誌でも11月14日号(試合1週間後です、さすが早い!)で「井上vsドネア」の激闘をカバーしました(画像中央)。
◉2位:ESPN◉
米国のボクシングメディアの実質的なリーダーです。米国ボクシングが没落しても、世界最大のスポーツメディアがバックボーンにあるのは強い。
規模は違いますが、ベースボールマガジン社のボクシングマガジンがESPNなら、リング誌はボクシングビートです。
PFPもダン・ラファエルにリング誌元編集長のナイジェル・コリンズ、テディ・アトラスらのエキスパートにアンドレ・ウォードやティモシー・ブラッドリーの元名選手を加えた識者の投票制で非常にわかりやすいスタイルを取っています。
得票数も公表されるので単純な順位だけでなく、1位票の獲得数など評価の内容までわかります。
随時更新のリング誌と違い、毎月の定期更新。
◉全米ボクシング記者協会(BWAA)◉
当たり前ですが各種表彰がそうであるように、PFPでもBWAAが最も権威があることに異論がある人は少数派でしょう。
リング誌やESPNの記者も参加する投票制のPFPで、隔月発表。
歴史は非常に浅く2016年からスタート。初代PFPキングはテレンス・クロフォード。
二代目ワシル・ロマチェンコは7連続(隔月なので14ヶ月)この座を守りましたが、クロフォードと同じく敗北していないのに、カネロ・アルバレスに取って代わられました。
12月17日発表のランキングは以下の通り。次回は2月下旬に更新される予定です。
カッコ内数字は、1位票=10点、2位票=9点・・・10位票=1点で合計された得点。
リング誌同様にカネロをキングに添えています。カネロはESPNで3位。井上は5位とリング誌(3位)、ESPN(4位)よりも低い評価に甘んじています。
+++++
投票者は20人のエキスパートなので200点満点。
カネロとロマチェンコは1位票を9票ずつ獲得しましたが、2位票の獲得状況からわずか1点差!で明暗が分かれました。
いずれにせよ、カネもロマも過半数に届かない20人中9人の1位票しか集めることができませんでした。
残る2人の1位票はクロフォードと井上に投じられています。
100点超えはカネ、ロマ、テレだけで、それも130点台で争っていることから、この3人の評価が抜けていることがわかります。
このランキングを見るまでもなく、井上がジャンプアップするにはファン・フランシスコ・エストラーダを討ち取りたいです。5位の井上が8位のエストラーダを倒せば、100点超えで先頭グループに食い込むはずです。
米国のリング誌やESPNや、英国のボクシングニューズ誌など様々なメディアがPFPを発表しています。
日本では定期的にPFPを発表するメディアは見当たりませんが、やってもいいと思います。
「独自の視点でやりたくても、ESPNなんかと比較されたら相手にされない」という劣等感があるのでしょうが、米国のネットメディアなども勝手に発信してますし、所詮は正解のない脳内ランキングです。
価値という面で考えても、リングの上の結果を100としたらPFPはゼロです。リングの上で起きたことが全てです。
そこを踏まえて、あえてPFPの「権威」ベスト3 を独断と偏見で選んでみました。
◉3位:リング誌◉
斜陽の米国ボクシング界と合わせ鏡のリング誌は親会社がコロコロ変わる経営危機の最中にあり、総合格闘技コーナーや日本の軽量級への秋波を送るなど編集方針にもブレが目立ちます。
活況が続く英国の週刊ボクシングニューズ(BN)誌とどちらを3位にするか迷いました。
一時は月刊から年9回発行になるなど、リストラでどんどんページ数が削減されるリング誌と、週刊で充実したボリュームのBN誌のどちらが上か…。
それでも、ここは独断と偏見でリング誌です。リング誌への思い入れ、応援も含めて。
リング誌が2位のESPNに唯一優っているのは豊穣のアーカイブを擁していることで、そこは確かに非常に重要なのですが、PFPは「編集部合議制」でどういうプロセスを経ているのか不透明です。
主要な試合結果をすぐに反映する現状の臨機応変型は残しておいても構いませんが、2016年で廃止してしまった Best Fighter Poll を復活するなど、説得力のあるランキングも欲しいところです。
おそらく世界唯一のボクシング週刊誌、BN誌は「大英帝国を中核としたヨーロッパとヘビー級だけがボクシング」といわんばかりの内容で、わかりやすいメディアです。ヨーロッパと重量級ならリング誌を遥かに凌駕する充実の記事が満載されています。
そんな欧州重量級絶対主義の雑誌でも11月14日号(試合1週間後です、さすが早い!)で「井上vsドネア」の激闘をカバーしました(画像中央)。
◉2位:ESPN◉
米国のボクシングメディアの実質的なリーダーです。米国ボクシングが没落しても、世界最大のスポーツメディアがバックボーンにあるのは強い。
規模は違いますが、ベースボールマガジン社のボクシングマガジンがESPNなら、リング誌はボクシングビートです。
PFPもダン・ラファエルにリング誌元編集長のナイジェル・コリンズ、テディ・アトラスらのエキスパートにアンドレ・ウォードやティモシー・ブラッドリーの元名選手を加えた識者の投票制で非常にわかりやすいスタイルを取っています。
得票数も公表されるので単純な順位だけでなく、1位票の獲得数など評価の内容までわかります。
随時更新のリング誌と違い、毎月の定期更新。
◉全米ボクシング記者協会(BWAA)◉
当たり前ですが各種表彰がそうであるように、PFPでもBWAAが最も権威があることに異論がある人は少数派でしょう。
リング誌やESPNの記者も参加する投票制のPFPで、隔月発表。
歴史は非常に浅く2016年からスタート。初代PFPキングはテレンス・クロフォード。
二代目ワシル・ロマチェンコは7連続(隔月なので14ヶ月)この座を守りましたが、クロフォードと同じく敗北していないのに、カネロ・アルバレスに取って代わられました。
12月17日発表のランキングは以下の通り。次回は2月下旬に更新される予定です。
カッコ内数字は、1位票=10点、2位票=9点・・・10位票=1点で合計された得点。
リング誌同様にカネロをキングに添えています。カネロはESPNで3位。井上は5位とリング誌(3位)、ESPN(4位)よりも低い評価に甘んじています。
+++++
1. Canelo Alvarez (137 points)
Middleweight/53-1-2 (36 KOs)
2. Vasiliy Lomachenko (136)
Lightweight/14-1-0 (10 KOs)
3. Terence Crawford (130)
Welterweight/36-0-0 (27 KOs)
4. Errol Spence Jr. (93)
Welterweight/26-0-0 (21 KOs)
5. Naoya Inoue (85)
Bantamweight/19-0-0 (16 KOs)
6. Oleksandr Usyk (74)
Heavyweight/17-0-0 (13 KOs)
7. Gennadiy Golovkin (55)
Middleweight/40-1-1 (35 KOs)
8. Juan Francisco Estrada (34)
Jr. Bantamweight/40-3-0 (27 KOS)
9. Manny Pacquiao (32)
Welterweight/62-7-2 (39 KOS)
10. Deontay Wilder (20)
Heavyweight/42-0-1 (41 KOs)
+++++投票者は20人のエキスパートなので200点満点。
カネロとロマチェンコは1位票を9票ずつ獲得しましたが、2位票の獲得状況からわずか1点差!で明暗が分かれました。
いずれにせよ、カネもロマも過半数に届かない20人中9人の1位票しか集めることができませんでした。
残る2人の1位票はクロフォードと井上に投じられています。
100点超えはカネ、ロマ、テレだけで、それも130点台で争っていることから、この3人の評価が抜けていることがわかります。
このランキングを見るまでもなく、井上がジャンプアップするにはファン・フランシスコ・エストラーダを討ち取りたいです。5位の井上が8位のエストラーダを倒せば、100点超えで先頭グループに食い込むはずです。

コメント
コメント一覧 (1)
井上はまだ全盛期と言えるスーパースターに遭遇していないし、ドネアを軽く沈めることはできなかった。BWAAのPFPランク5位に異論はないですね。
フシ穴の眼
が
しました