映画「ミッシング」(1982年)の原作者として知られる…なんて書くのはこのブログにはふさわしくありませんね。

「Muhammad Ali: His Life and Times」などモハメド・アリに関するノンフィクションを数え切れないほど手掛け、ボクシングに関する著作が多いトマス・ハウザーがリング誌に連載している「JABS STRAIGHT WRITES」、これが毎号、非常に秀悦なのです。

もうすぐ2020年1月号が届くというのに、12月号の JABS STRAIGHT WRITES から拙訳です。


******残念ながらボクシングと犯罪は隣り合わせの競技かもしれない。

ボクシングは極貧から脱出する有効な手段だが、それは元の環境のしがらみを完全に断ち切る手段ではない。

その〝しがらみ〟は悪い友人知人だけではない。彼の心の中に巣食った闇の方が一生憑いて回る厄介な〝しがらみ〟であることが多いだろう。

そんな哀しい性を背負ったボクサーたち、それも最も眩い栄光を掴んだはずのヘビー級チャンピオンに限定してみると、その影の暗さと哀しさは一層際立つ。

ジョン・L・サリバンはあちこちで暴力沙汰を起こして牢屋の中に放り込まれた。しかし、サリバンには哀愁はない。

マイケル・モーラーやオリバー・マッコール、ハシム・ラクマンも法を犯して留置された。しかし、彼らの罪状は喜劇だ。そもそも彼らの場合は「世界チャンピオン」であったかどうかも怪しい。

💧JACK JOHNSON💧
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ジョンソンは白人女性をこよなく愛し、それを豪語しました。20世紀初頭の実話です。人種差別が認められていた時代、どうして暗殺されたり、酷いリンチに遭わなかったのでしょうか?

理由は簡単です。彼が世界ヘビー級チャンピオンだったからです。


偉大なジャック・ジョンソンは「不純な目的で異性を州境を超えて連れ出した」という意味不明のマン法違反で逮捕され1年と1日の禁固刑を受けた。

しかし、ジョンソンは保釈中にパリへ高飛び、バトリング・ジム・ジョンソンと防衛戦を行う。なんという痛快な話だろうか。

7年後、ジョンソンは帰国、自首。10ヶ月の懲役刑を受け入れた。

2018年5月24日、ドナルド・トランプ大統領は1913年の有罪判決が間違いであったことを遺族に謝罪。死後恩赦が与えられ、偉大なチャンピオンは完全な名誉を回復した。

これは、今のところトランプ大統領が行った唯一の善行である。


💧ROCKY MARCIANO💧


💧SONNY LISTON💧


💧MICHAEL DOKES💧


💧TREVOR BERBICK💧


💧MIKE TYSON💧


💧RIDDICK BOWE💧