昨日、IBF王者エロール・スペンスJr.とWBC王者ショーン・ポーターで争われた世界ウェルター級王者統一戦。

スペンスの勝利に異議を唱える記事は見当たりませんが、10ラウンドまでESPNが互角のスコアを付けるなど多くのメディアが「11ラウンドのダウンで決まった接戦」とみました。

この試合でポーターは株を上げましたが、オッズや予想で「KOはできなくても楽勝」と推されていたスペンスの評価は、ESPNでも下含みです。

「確かにポーターは強烈な決意を見せたが、前戦(vsヨルデニス・ウガス) を見るまでもなく全盛期は過ぎようとしている。この相手に苦戦となると、キース・サーマンにはもっと苦戦するだろうし、ダニー・ガルシアとの試合は今回のポーター戦よりも厳しいオッズや予想になるだろう」。

「この試合の内容によってはPFPもありえたが、現時点ではスペンスは階級最強候補の一人に過ぎない。ワシル・ロマチェンコやテレンス・クロフォード、カネロ・アルバレス、井上尚弥らは、階級最強候補となりながら複数階級を制覇してきた」。

「 パッキャオとクロフォードを倒せばPFPキングもありうるが、ウエイトを考えるとウェルターで戦える時間はそんなに残されていないかもしれない。PFPトップに君臨するとしたらジュニアミドルかミドル進出時だろうが、ポーターよりも大きく重く打たれ強くパワーのあるクラスで通用するか?」。

弱い相手には鮮やかに勝つが、強い相手にはグダグダ…まあ誰でもそうなんですが、少し厳しい評価です。

敵地でケル・ブルックに勝利したのも「ゴロフキン戦で眼窩骨折の重傷を負ってからわずか10ヶ月後。誰が見てもケルは壊れていた」というのも、そこまで壊れてなかったと思います。

ただ、これまで無敵に見えたスペンスが底を見せたのは間違いありません。「すぐにでも」と語っていたカネロなんて、普通にノックアウトされそうですし、パッキャオ戦は実現したら相当苦労するでしょう。