米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議は日本時間21日、ニューヨークの八村塁(ゴンザガ大)が日本人初となる1巡目でウィザーズから全体9位指名を受けました。

そして今日、ナイキが公式サイトで八村と「ジョーダン・ブランド」における契約を締結したと発表しました。

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世界(といいつつ米国)の人気スポーツを特集するESPNマガジン(左)と、八村の〝ドライチ〟を一面・スポーツ面・社会面の三段構えで報じる日本の一般紙(画像は読売新聞)。八村がESPNマガジンやスポイラで大特集され、表紙を飾る日はそう遠くはないでしょう!


「一巡目指名は確実」と言われていただけにビッグニュースですが、驚くべきニュースではありません。

それでも、やはり驚きです。

これまで、日本人がゲスト扱いでそのコートに立たせてもらうことはありました。

しかし、二巡目までしかないドラフトにかかるのは全く意味が違います。

八村は、米国メジャースポーツでデビュー前としては史上最も高く評価された日本の才能です。

欧米メジャースポーツにもっとも鮮烈な爪痕を残したのはイチロー(ア・リーグMVP/首位打者2回)でしょうが、MLBデビュー前の評価はおしなべて懐疑的で、やはりゲスト扱いでの米国上陸でした。

そして、ボクヲタとしては「ナイキのジョーダンブランド」と聞くと、ゲンナディ・ゴロフキンを真っ先に思い浮かべますが、ホンモノのNBAドライチの八村と比べるとさすがのGGGも門外漢です。

やはりボクヲタにお馴染みのニューヨーク・バークレイズセンターも、ドラフト会場としてボクシングが知るメガファイトとは華やかさの種類が違う新鮮な雰囲気も楽しめました。

ジャケットの襟に日の丸のピンバッジを付けて「日本の国をしっかり見せなきゃいけないなって」と語った言葉にはちょっとジーンと…。

祝福のコメントを受けた八村のお母さんが「周りに気を配れる人になってほしい」と語ったのはさらに強烈なインパクトでした。

 NBAは米国で最も人気があるプロスポーツです。高校と大学バスケへの異常な熱気も考えると、かの国の国技はバスケかと思い知らされます。

そこに日本人がドラフト1位で乗り込むのです。

日本バスケはこれまで想像もしていなかった新しいチャプターのページをめくったのです。

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米国メジャースポーツはバスケ、アメフト、野球がフロントランナーです。

日本のスポーツファンの端くれとして、地球上のどこから見ても峻厳な高峰に真正面から斬り込んでゆく八村塁を応援しない理由はどこにもありません。

光あるところに影がある。「カムイ外伝」のナレーションではありません。

メジャースポーツの影にはマイナースポーツがあります。

これは、あらゆる事柄について世の常です。

私は陸上競技にボクシングという、NBAやMLB、欧州サッカーと比較すると相当に影の濃いマイナースポーツのファンです。

八村の影響力の大きさは嫉妬するレベルを超越していますが、個人的には日本の陸上選手やプロボクサーの方に思い入れがありますし、バスケよりも中距離レースやボクシングの試合に高揚してしまいます。

陸上選手やボクサー、彼らには「言われなくてもわかってるわい!」ということですが、自分の競技に誇りを持って、全身全霊を賭けた最高のパフォーマンスを追求して魅せて欲しいと願っています。

そして、その結果は必ずその競技に正しい方向から正しい光が向けられることで報われます。

上の方で紹介したESPNマガジンですが、バスケやサッカー、野球(世界で人気じゃないですね)などに混じって世界の人気スポーツとして「陸上男子100m」も取り上げられています。

これは、ウサイン・ボルトが最高のパフォーマンスを追求して、正しい方向から正しい光を勝ち取った好例です。

しかし、世の中には間違った方向でも、間違った光でも、とにかく貪ろうとするメジャーへの見苦しくも浅ましい嫉妬と劣情を隠そうともしない唾棄すべき恥知らずがいます…。