八村塁のドラフト一巡目指名のニュースが一般紙の一面・スポーツ面・社会面で大きく取り上げられた翌日に、まさかのマイナー競技の茶番劇。

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は昨日、格闘技界やネットテレビなどで行われている〝ボクシング〟イベントについて、共同声明を発表しました。

JBCの安河内剛事務局長は「共同声明はAbemaTVに向けたものではない。たまたまこのタイミングになっただけ」と説明しましたが、おかしな話ですね。
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「ボクシングは古代オリンピック種目の一つ」と書いてますが、気は確かなのでしょうか?何千年も前は全く別の競技で、なおかつ今は五輪種目から外される寸前の風前灯火スポーツです。

「ボクシング、ボクシングルールなどの名の下で行われる『非ボクシングイベント』」への嫌悪感を露わにしていますが、これは「ボクシング」という名称も含めた既得権益が侵されること、つまり〝タダ乗り〟行為は許さないと言っているのです。

那須川がライセンスを取得して、まだライセンスが再交付される年齢(32歳)の亀田興毅も再交付を受けた上でJBC統括のもとで試合を行うならOKということです。

「JBC統括」。つまりは、JBCが承認、承認料を徴収する試合としてなら許可すると書いているのです。
何という浅ましさ。
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2018年度のJBCの事業収入は1億6870万3654円でした。

JBCの収入は統括した興行の数と規模に支えられています。興行数は毎年右肩下がり。さらには、国内開催の方が規模の大きくなる試合でも、選手の海外志向から外国で行われるケースも増えてきました。

そんな環境で「那須川戦でメイウェザーは(JBCの事業収入の約6年分に匹敵する)900万ドルを手にした」「亀田と1000万円マッチ」など、なんだか景気のよさそうなイベントが〝ボクシング〟の名のもとで繰り広げられていることに我慢ならなかったのでしょう。

〝神童〟那須川天心の〝ボクシング〟イベントに、日本のボクシング界が「ボクシングを名乗るなら承認料よこせ」とNOを突きつけた格好です。

この「ライセンス剥奪」を匂わす〝横槍〟によって、ゲスト解説の薬師寺保栄、木村悠の出演はキャンセル。

まー、心の狭い話です。

キックボクシングはアジアの一部を除くと世界的には、マイナー格闘技。那須川やかつての魔沙斗の「世界に出て戦いたい」という言葉には「それでお前らどこへ行くつもりなんだ?」と笑いながら突っ込むしかありません。

魔沙斗も「ラスベガスでオスカー・デラホーヤやバーナード・ホプキンスと戦いたい」と宇宙語を話していました。

宇宙語を話せるのは魔沙斗だけではありません。

亀田は「プロとして、エンターテイナーとして、天心くんにいろいろと肌で感じてもらえれば。お客さんをどれだけ楽しませるか。興味をひかせるか。格闘技の世界に生きている中で僕たちは商品。強かったらいいだけじゃない。本当のプロがどういうもんなのか、明日1日、1秒たりとも見逃さず、一瞬一瞬を圧倒的なカリスマ性でみなさんを楽しませようと思います」と堂々と宣言。

那須川は「僕も格闘技を背負っていく以上、ここでつまずいてはいられない。自分の今後がどういう風になるのか、明日わかる。決着をつけて、那須川天心強いな、という印象で終わらせたい」と力強く語った。

…この人たちはexhibitionを前にして、何をこんなに力んでいるのでしょうか? 

亀田には自分がお世話になった競技が健康的に発展していくために、この下劣な茶番劇が必要だと本気で考えているのでしょうか?マイナスにしかならないことがわからないなら、彼は見た目通りのカナブン以下の脳みそです。

那須川には全身全霊をかけたパフォーマンスを追求して、自分を成長させてくれたキックに正しい方向から正しい光を導こうという純粋な希望は無いのでしょうか?犯罪以外ならどんなことでも目立てばヨシ!という考えだとしたら、やはり彼の脳みそもカナブン以下です。


これは、マイナーなキックを嘲笑しているのではありません。那須川のイベントに目くじらをたてるボクシング界は、性根も含めてもっとマイナーです。

互いに交流することで大きな発展の可能性があるにもかかわらず、キック(総合格闘技)はボクシングの権威に便乗しようとし、ボクシングはタダ乗り行為に狭量で硬直した態度でしか反応してきませんでした。

貧すれば鈍す。

所詮はマイナー競技同士。日陰で何をいがみ合っているのでしょうか? 

ボクシング界と格闘技界の「非ボクシング」を巡る醜い確執は反吐が出るほどにおぞましい、です。