井上尚弥の米国デビュー、「スーパーフライ」のゴングまで、あと二日を切りました。

トリプルヘッダー3試合、ウィリアムヒルのオッズはローマン・ゴンザレスvsシーサケット・ソールンビサイが3−1で、「不当判定」に泣いたロマゴンの雪辱が濃厚。ファン・エストラーダvsカルロス・クアドラスは、2−1でエストラーダ有利。

そして、井上vsアントニオ・ニエベスは10−1、井上勝利は1.03倍という鉄板も鉄板、筋金入りのオッズです。

ハードコアなボクシングヲタクの間では有名だった井上の米国上陸は、今日のリング誌電子版でも取り上げられていたので、ざっと拙訳します。


【米国のボクシングヲタクは数年前から井上が何者かを気づいていました。彼らが「井上が日本で戦っていた頃から知ってるんだぜ」と自慢出来る日が訪れるのかどうか、その第一歩が明後日踏み出されるのです。】

□□□井上は、米国で最も大きな業績を残す日本人ボクサーになれるか?「モンスター」の異名を持つ傑出した日本人ボクサーは、その父親、井上真吾によって育てられた。

リング誌のジュニアバンタム級1位、パウンドフォーパウンド10位にランクされる24歳が、明後日のニエベス戦に圧倒的な勝利を収めるとパウンドフォーパウンド1位の座も射程圏に捉えるだろう。

大橋秀行会長は「ニエベスはまとまったいい選手」と評価するが「どれも平均的なボクサー。平均をはるかに超えている尚弥とはレベルが違う。23年間この世界で生きてきたが、尚弥ほどの才能は見たことがない」と絶対的な自信を見せる。

それほどの才能を育てた父、真吾は尚弥がまだ赤ん坊の頃、23、4歳の時にボクシングにのめり込んだが、家族経営の塗装会社の仕事をフルタイムで働きながら、ボクシングを続けるのは難しかった。

そして、愛するボクシングを諦めた真吾は、5歳になった尚弥がこのスポーツに興味を持っていることに気づく。

「ボクシングは空間の支配を争うスポーツだ」。真吾の哲学は尚弥に受け継がれ、米国の観衆はその証人になる。

下馬評通りにモンスターがニエベスを粉砕したら、米国のファンは真吾をフランケンシュタイン博士と呼ぶだろう。

井上が叶えるのは、父の夢だけではない。

これまで、数多くの日本人ボクサーが米国のリングに賭けた夢も、彼は叶えようとしているのだ。

大橋会長もまた、その夢を抱えていた一人だ。「もしリカルド・ロペスに勝っていたら、米国でマイケル・カルバハルと戦うというオファーがあった。米国でビッグネームと戦うのは、私の夢だったが、残念ながら実現できなかった。しかし、尚弥が必ず、この夢を叶えてくれるはずだ」。□□□


大橋vsカルバハル。大橋は一発があったから、番狂わせも期待出来た、垂涎のカードですね。

井上vsロマゴンは、カジノやブックメーカーの「可能性のある好カード」の一つとして、すでにオッズも挙げられています。

ロマゴン勝利が1.53倍、井上2.50倍と、明白に不利の予想が立てられていますが、多くの専門家は「今、二人が戦わば、勝つのは井上」と予想しています。

待ちきれない、スーパーフライ興行。この階級で、史上最強は誰なのか、独断と偏見で…続きます。