After defeating Canelo, is Crawford the best fighter of his generation?

カネロ・アルバレスに勝利したテレンス・クロフォードは彼の世代のベストファイターなのか?

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クロフォードの十字架、THE LONG BATTLE FOR RECOGNITION〜不人気脱出への長い戦いは、これで終わったのでしょうか?

先週のラスベガス、アレジアント・スタジアムでクロフォードが起こしたマイルド・アップセットによって、海外メディアやファンは〝判決差し戻し〟を迫られています。

差し戻された判決は「現代最高のファイターはオレクサンデル・ウシク」。

現実のリングで圧倒的に重い相手と戦い、勝利をつかんできたウシクのパフォーマンスは、PFP・階級制の概念に対する破壊工作でした。

マービン・ハグラーとマイク・タイソンは、体重を無視したmythical match-up(妄想対決)で、どちらが優れたファイターなのか?

その妄想こそがPFPでしたが、現実のリングで大きく劣る体重のまま、ヘビー級の巨人たちを翻弄したウシクは、彼の世代どころか史上最高とも讃える声もあります。

そこに「待った」をかけたのが、クロフォードですが、彼の前日計量はカネロと全く同じ167ポンド1/2(75.97kg)。

クロフォードはウシクがやってのけたようなウエルター級やジュニアミドル級のまんまの体重でスーパーミドル級に挑んだわけではないのです。


それでも、ウシクのように、クロフォードもまた「彼の世代」を超えた評価が考えられるのでしょうか?

「his generation〜彼の世代」。

すなわち、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオがリングを去った2010年代後半から現在まで、あるいは2020年代というくくりです。

ファイターの評価はキーとなる試合で出色のパフォーマンスを見せた直後に最高潮となり、そこから徐々に冷静な目に晒されてながら、後世の評価はピークから下落するのが相場です。

現在の世代でも、カネロ・アルバレスがセルゲイ・コバレフを破壊し、スーパーミドル級を焼け野原にしたとき、彼はコンプリート・ファイターと呼ばれていました。

当時、ハンドスピードが抜群で、攻撃力は高いものの、カネロが足の重い〝痛風のティラノサウルス〟であることを指摘する人は少数派でした。

「メキシコ史上最高」は確定とも言われましたが…。

ついこの間のことです。

カネロ、ウシクに並ぶ、2度目のFighter of the year に輝くことが確実視されているクロフォードは、PFP1位でも二人を上回る通算3年を超える息の長さを見せています。

一部のファンの間ではGOAT(史上最高)の声まで上がっている、キーファイト勝利直後のクロフォードが、多くのメディアで「彼の世代」の縛りを受けているのは、20世紀のグレートたちの影がちらつくからではありません。

そうです。

すぐ、たった一つ前のメイウェザーとパッキャオの記憶が、まだ鮮やかに残っているからです。

さて…。

クロフォードは「彼の世代」で語られるベストファイターなのか?それとも「彼の世代」を超越して語るべきベストファイターなのか?