8月24日、試合の3週間前と異例の早期来日したムロジョン・アフマダリエフ。 

コーナーを守るスタッフだけでなく、スパーリングパートナーまで伴って3週間前に乗り込んで来たというのは、世界王者になっても決して裕福とはいえない軽量級ではまずあり得ません。

MJに敵地ウズベキスタン・タシケントで挑戦した岩佐亮佑が「国賓のような待遇に驚いた」というように、現役の軍人でもあることからも母国の手厚い支援があることが容易に想像できます。


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そのMJが「総合的に井上尚弥を上回っている」という発言に、井上は「ちょっと的を外してる。総合力は絶対に負けてない」と反論しました。

真吾トレーナーも「
その(総合力の)輪を一つ大きくしたのが尚弥。向こうもパーフェクトな円を描いているが、もう一つ尚弥は大きい」とライバル心をむき出し。

評価するのが非常に難しいのが「総合力」です。

陸上競技の十種競技のような種目なら、総合力が勝負を決定しますが、そんなスポーツは特殊です。

パワーでしか上回っていないボクサーが圧勝することも珍しくなく、そもそもStyles make fights(相性)が勝負を決定する最も大きな要素と考えられるのがボクシングです。

慎吾トレーナーのいう「総合力の輪」「円」とは、戦略分析のマトリクスのこと。

テクニック、パワー、スピード、フットワーク、ディフェンス、ボクシングIQ(臨機応変・引き出しの多さ)、逆襲能力、殺傷本能、劣化の度合い、経験、コーナー…。

海外のビッグファイトでよく見る戦力分析にならって9月14日の決戦を占ってみましょう。