リング誌からWHY OLEKSANDR USYK IS AN ALL-TIME GREAT.です。

5月18日にタイソン・フューリーに勝利したオレクサンデル・ウシクは、リング誌でほぼ全員一致のPFP1位に推された。

この試合の結果に関わらず、ウシクの業績は一発殿堂、ポスト・クリチコ時代では文句なしのヘビー級最高ファイターだ。

では、その枠をも飛び越えて、このウクライナ人はヘビー級史上最高のファイターなのか?

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まず、そのアマチュア実績から査定してみよう。


・通算335勝15敗。

・2008年北京五輪代表。

・2008年欧州選手権・金メダル。

・2011年世界選手権・金メダル。

・2012年ロンドン五輪・金メダル。

・ワールドシリーズ・ボクシング(2012〜13年)参戦。ジョー・ジョイスらに勝利して6戦全勝。


アマチュア実績がそのままプロに反映されるとは限らないとはいえ、ここまで極めると別格。

そして、プロでは…。


・クルーザー級王者(2016〜18年)

・WBSSクルーザー級優勝(2018年)

・クルーザー級Undisputed  champion (2018年)=4団体史上初

・SUGAR RAY ROBINSON AWARD(2018年)

・団体統一ヘビー級王者(2021〜23年)

・ヘビー級Undisputed  champion (2024年)=4団体史上初


ホーム有利、Aサイドに忖度されるプロの試合でウシクの世界戦は全てがロード、敵地。これは現代ボクシングにおいて、非常に稀有なこと。

単なるロードウォリアーというだけではない、ウシクは体格面でも自分より大きな相手を叩きのめしてきた。

現代では2階級制覇は簡単な作業だが、クルーザー級からヘビー級となると6階級制覇するよりも出現率は低い、つまり遥かに難しいのだ。

ウシク以前にクルーザー級でUndisputed  champion になったのはリミット190ポンドだった(それはそれで凄いが)3団体時代のイベンダー・ホリフィールドだけ。

そして、クルーザー級とヘビー級でUndisputed  champion になったのもホリフィールドとウシクの二人だけ。

デビッド・ヘイのWBAヘビー級はウラジミール・クリチコが上位王者に就いていたセカンドタイトルで、リング誌では王者と認めない。そして、何よりもヘイはクリチコに完敗してしまう。

その意味でも、やはり「二人だけ」なのだ。

二人はよく似ているが、ホリフィールドは米国人でAサイドでリングに上がることがほとんどだったのに対して、ウシクは生粋のロードウォリアー。

それを言い出すと、マニー・パッキャオしか対抗馬はいなくなるがパッキャオはヘビー級まで来ることが出来なかった。

ウシクより最高のヘビー級チャンピオンはいないのか?



そもそも、米国人のスーパースターなのにアウエーで戦ったグレートなんて存在するわけがない…いや、たった一人だけいる。アウエーもアウエー、アメリカ合衆国を相手に戦った世界ヘビー級チャンピオンが。