王貞治は大谷翔平を評して「我々が見上げていたものを見下ろしているのではないか」と感嘆しました。

プロボクシングの世界でいうと、日本人にとってライト級から上は、見上げることしか出来ない〝メジャー〟階級です。

ヘビー級ともなると、もはやその峰がどこまで高いのかもわからない、つまり見上げることすら許されないのが現実です。



日本のスポーツ界にはもしかしたら永遠に手が届かないかもしれないMission Impossible がいくつかありました。

男子100mで五輪金メダル、男子サッカーでバロンドールを撮る、メジャーリーグで本塁打王になる…。

「プロボクシングで世界ヘビー級チャンピオン」。これも、そんなMission Impossibleのリストに刻まれる大偉業でしょう。

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大谷翔平が故障で1ヶ月も戦線を離れながらもメジャー本塁打王を獲得したことは大偉業でしたが、分厚い才能を抱える日本野球にとっても突然変異に思えます。


ボクシングではミドル級やウエルター級でも見上げるしかないクラスで、アルファベットタイトルでも返り咲きと防衛を当たり前にやってのけた村田諒太は、大谷レベルではないものの、次にいつ現れるかわからない突然変異と言い切って良いでしょう。

世界ヘビー級チャンピオンも、突然変異の登場によってあっさり成し遂げられるのでしょうか?

それとも、突然変異を待つにはボクシングの競技人口はあまりにも貧弱すぎるのでしょうか?