最強王者決定戦…ボクシングの世界は不思議な言葉で溢れています。

王者は最強じゃないのか?王者が何人もいるのって、それって王者といいのか?

認定団体が決める王者って…漢字検定とかと何が違うのか?世界的な統括団体がないのに世界王者がいるって、狂ってないか?

そんな世間の常識、スポーツの常識は一旦忘れてライトヘビー級の最強王者決定戦が7月1日にセットされました。

岩のような拳で誰でも倒すLineal/WBC/WBO/IBF王者アルツール・ベテルビエフと、ラスベガスの守護神カネロ・アルバレスからラスベガスで判定勝ちを収めたWBA王者ドミトリー・ビボルの激突です。

IMG_1609
恩讐の彼方に。あれほどいがみあっていたフランク・ウォーレンとエディ・ハーンが仲良く談笑。Money changes everything〜サウジアラビアが大金を用意した途端に仲直り。全てはカネの問題でした。


ベテルビエフとビボルも、どちらがAサイドなのか?報酬の取り分は?さまざまな問題が実現の障害になっていましたが、サウジの登場でどっちもAサイド、どっちも期待以上の報酬が提示されて、「サウジの気が変わらないうちに」と、すぐにサインしたようです。

クラシックなボクサースタイルのビボルと、破壊的なパンチを連打するベテルビエフ。対照的に見える二人ですが、「卓越したアマチュア実績で培われた左ジャブで主導権を握る」という組み立ては共通しています。

「簡単にロープに詰まる相手ではないが、そこに追い込む」。これはベテルビエフだけの言葉ではありません。

ビボルもまた「カネロのように簡単にロープを背負ってくれないだろう」と、同胞のライバル王者をリスペクトしています。

単純なボクサーではないビボルと、単純なパンチャーではないベテルビエフ。

paddypowerとBet fairのオッズは共に11/10(2.1倍)。ここからオッズはほぐれていくのですが、試合が迫っても拮抗した数字のままであることは間違いありません。

試合は、両者得意の左の刺し合いで立ち上がるでしょう。そこでどちらが主導権を握るのか?

33歳のビボル、39歳のベテルビエフ、その年齢差は単なる数字で終わるのか?それとも勝敗を決める要素の一つになりうるのか?