独断と偏見の答え合わせ。


【例題】
嘘つきはどちらでしょう?その理由も併せて説明しなさい。

「一人ちゃうで、三人とも世界チャンピオンにするんや」(亀田史郎)。

「強い相手としか戦わない」(井上尚弥)。




《解答例》
どちらも嘘つきではありません。あえて嘘を探すなら「プロボクシング」の世界が嘘です。

アルファベット団体が自己都合で勝手に認定する世界チャンピオンでも、世間的には広く「世界チャンピオン」と認められているので、亀田史郎は嘘つきではありません。

事実、三兄弟を見事にアルファベット団体が認める世界王者に育て上げました。


「強い相手」の定義など、どこにもありません。つまり、強さは幻想に過ぎないのです。

極言すると「ヘビー級以外は全部弱い」ことになってしまいます。

フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオがいくら大金を稼いだからといっても、彼らはミドル級にも手が届きませんでした。

井上の対戦相手の多くは、リング誌やESPNで階級トップ10に入る強豪です。

今のバンタム級は層が薄いだけでなく、レベルも今世紀最低などと言い出しても、それは勝手な思い込みに過ぎません。

来月対決するポール・バトラーはESPNの見立てでは階級10位にも入らない、穴王者を超えた恐るべき雑魚王者ですが、WBOは最強と認定しているのです。

科学的な測定ができないのですから、強いか弱いかは見る人によって違います。

つまり「強い相手としか戦わない」という言葉は、そもそも嘘にはなり得ないのです。