日本ボクシング界の悲願。

連休明けのお昼休み、いきなりの突発企画です。

ずらずらッと書き連ねると…。

まず思い浮かぶのは、このブログでも別シリーズで継続中の①「世界ヘビー級チャンピオン」への夢です。

力道山やアントニオ猪木ら〝異業種〟までも巻き込んだ悲願。

悲願というには、これまでの挑戦で希望を抱くに値するような成果は何も挙げられていません。

世界との距離がどれほどあるのか、どの方向にどの角度で夢を打ち上げればそこに届くのか、それすらわかっていません。

悲願や夢と呼ぶには厚かましい、白昼夢、妄想の域を出ていないのが現状です。

「世界ヘビー級チャンピオン」と同じベクトルには②
「世界ウェルター級チャンピオン」があります。

ストロー級からヘビー級まで全17階級。日本人が世界王者に名前を刻んだ最重量はミドル級ですが、それよりも2階級も軽いウェルター級には未だに世界王者を輩出出来ていません。

米国でヘビー級に並んで、ときにはヘビー級を凌ぐ人気を集めてきたウェルター級に世界王者を送り込むことは、西岡利晃や井上尚弥が勘違いしてしまった嘘ラスベガスとは違う本物ラスベガスへの道への第一歩になります。

もちろん、本物ラスベガスへの道は村田諒太が力強くチャージ、白昼夢や妄想の殻は打ち破ってくれました。

それでも、米国の人気階級で大きな爪痕を残す〝ラスベガス〟はまだ悲願であり、夢のままです。

4-Belt era=同一団体内王者乱立時代=で世界王者の価値が暴落することで、蔓延しているのか安易な③「複数階級制覇」。

FullSizeRender
この数字で表現できる偉業は、将来、「5」「6」と記録のテープを伸ばす日本人を見ることができるでしょう。

誰が一番強いのかが混迷してしまった4-Belt eraで、多くのメディアが定期的に発表するようになったのがPFPであり、メディアやファンが待望したのが統一王者です。

迷走する4-Belt eraで、実体のない妄想に過ぎないPFPと、実体である統一王者は羅針盤の一つになり得ます。

究極のPFPと究極の統一王者。つまり④「PFP1位」とリング誌も含めた4団体統一王者(⑤「Undisputed champion」)。前者はすでに井上尚弥が頂上を極め、後者についても王手をかけています。

PFPの究極をさらに研ぎ澄ますと、誰も異論を挟まない満票でのPFP1位がありますが、この次元までいくと、もはや十人十色の妄想とはかけ離れてしまいます。もちろん、そこが最終地点です。

そして、世界から日本に視点を戻して、⑥「日本史上最大興行の奪還」も、長らくプロ格闘技のフロントランナーをつとめているボクシング界の悲願でしょう。

このターゲットは先月、東京ドームをフルハウスにした「那須川天心vs武尊」です。

ボクシング関係者の「白井義男は後楽園球場で何度も試合している」「ファイティング原田は地上波生放送で今では考えられない視聴率を何度も叩き出した」という指摘は理解できますが、少なくとも同じ世代では負けてるのです。

そして、ここからは箱根駅伝の原晋・青山学院大学が語る⑦「ライバルは野球やサッカー」と語っているような偉大な野望です。

日本人のヘビー級やウェルター級、欧米の人気階級でアルファベットタイトルを拾うだけでなく、そこで覇権を争う、さらには覇権を打ち立てることです。

村田諒太の道をさらに奥深く突き進むことです。

米国や英国の巨大スタジアムで、現地でも大きな話題を巻き起こし、日本時間の日曜日未明にロンドン・ウェンブリースタジアムや、ラスベガスのT-Mobileアリーナから届けられる日本人ボクサーの大勝負を固唾を飲んで見守る、そんな舞台の実現です。

そこまで辿り着けば、井上信者が妄想する国民栄誉賞も取り沙汰されるかもしれません。

現状の井上は素晴らしい軽量級ボクサーですが、米国視点ではマイナースポーツの中でも特に人気のない階級のアジア人に過ぎません。日本で得る収入の10分の1の価値、需要すら無いのです。

「ボクシングの軽量級にも〝ラスベガス〟がある」という何の根拠もない幻覚は、井上尚弥の挑戦が惨敗に終わったことで打ち砕かれました。

しかし、アジアに目を向けると、間違いなく日本人アスリートの席が、たとえボクシング軽量級でも、いいえ、ボクシング軽量級だからこそ大きなポテンシャルがあります。

上海やマカオ、バンコク、シンガポールで、日本人と中国人、タイ人らのライバルが激突、欧米で不遇の軽量級ボクサーもそこを目指すような⑧「アジアのメガファイト」を創造するのは、解読不能の難問ではありません。

そして、視点を再び米国に向けて、⑨「モダーン部門での殿堂入り」です。

現在、引退後5年から3年に短縮されている殿堂入りの資格発生。枠は広がっています。

それでも、これまでに殿堂入りを果たしたボクサーはファイティング原田と、大場政夫、具志堅用高の3人だけ。

モダーン部門では原田だけで、大場と具志堅はオールドタイマーという時間のネジレが生じています。

もちろん、より名誉が高いのはモダーン部門で、資格発生即殿堂入りのFirst ballotは超一流の証明です。

原田は、詳しい説明は別にしますが、事実上の一発殿堂。

現状の日本人で原田に次ぐ2人目に最も近いのは、間違いなく井上です。

一発かどうかはわかりませんが、殿堂入りにふさわしい実績を積み重ねてきました。

ただ、門戸は広がってるとはいえ、長谷川穂積や西岡、内山高志、山中慎介らでも歯牙にもかけてもらえないのが現実です。

所詮は欧米基準ですが、バンタム級を完全統一、ジュニアフェザー級も完全統一の、4-Belt eraで史上初のUndisputed title 2階級制覇ならダニエル・サラゴサやアーツロ・カッティよりも間違いなく上のはずですが…。

最後の10番目は「PFP1位はサッカーならバロンドール」という素っ頓狂な見当違いを糺すべく、日本人初の⑩ 「Fighter of the year」、それもリング誌など瑣末のメディアではない全米ボクシング記者協会(BWAA)のFighter of the year、シュガー・レイ・ロビンソン賞を夢見ます。

世界的なメジャースポーツ、サッカーとボクシングでは価値が全く違うとはいえ「サッカーならバロンドール」という言葉はおバカな勘違いではありません!