しかし、あと22日でっせ。皆々様。

兎にも角にも!あのゲンナジー・ゴロフキンが日本にやって来るのです!!!

今回の「来日した大物」は、日本人が戦ったボクサー限定。

マニー・パッキャオ、エキシビジョンのモハメド・アリ、ロベルト・デュラン、フロイド・メイウェザーは除外します。


◼️エデル・ジョフレ◼️ 

リング誌が1960年代PFP1位に選出した「黄金のバンタム」。

欧米での人気や知名度などを度外視して、純粋な実力評価だけなら「来日した大物」では文句無しのNo. 1。

生涯キャリア72勝60KO2敗4分。世界戦ではバンタム級で9勝9KO2敗、フェザー級で2勝1KOの通算13勝10KO2敗。2つの敗北はいずれもファイティング原田のラッシュに押し切られたもの。

原田に敗れて一度は引退するも、3年3ヶ月のブランクを経てリング復帰、フェザー級王者になって2階級制覇。

ジョフレの怪物ぶりが語られれば語られるほど、彼に2戦2勝した原田の凄みもまたクローズアップされてきました。



◼️アレクシス・アルゲリョ◼️

1975年10月12日、ロイヤル小林をボディ一発で悶絶、5RKOでWBAフェザー級王座3度目の防衛に成功。

〝KO仕掛人〟小林は18戦全勝16KO。ニカラグアからやってきた〝痩せっぽっちの破壊者〟が何者なのかをまだ分かっていなかった当時は、小林にパンチャーズチャンスがあるとみられていました。
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ファイティングスタイルはもちろん、その容姿から立ち居振る舞いまで、何から何まで貴公士と呼ぶにふさわしいグレートです。

2008年の北京五輪ではフィリピンのマニー・パッキャオと共に、ニカラグアの騎手を務め、ボクシングファンを喜ばせてくれましたが、その翌年、私たちに信じたくないニュースが届けられてしまいます。


◼️ウィルフレド・ゴメス◼️
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1978年1月19日、小林は自らが保持していたWBCジュニアフェザー級のタイトルホルダーになっていたゴメスからベルト奪還を狙います。

新設されて日の浅いジュニアフェザーは猫の目のようにタイトルが移動、ゴメスもこれが2度目の防衛戦。

小林の返り咲きを期待していたファンは、第3ラウンドに悪夢を見ます。ゴメスの最短軌道の左ショートのカウンターを浴びノックアウト負け。

「ジュニア階級は層が薄くレベルも低い」と考える人たちの口を、それが迷信であることをたった一発のフックで黙らせた今なお衆目一致で122ポンドで歴代最強に推されるプエルトリカン。


◼️エウセビオ・ペドロサ◼️

1979年1月9日、小林は2階級制覇をかけてWBAフェザー級に挑戦。

22歳のパナマ人は、これが3度目の防衛戦。「経験不足」というだけでなく、キャリアで3つの敗北全てがノックアウト負けというグラスジョー。

小林の強打炸裂に誰もが期待を膨らませましたが、ペドロサが今なお破られないフェザー級の防衛記録19を樹立する伝説になるとは、誰も予想していませんでした。

それにしても、ロイヤル小林、です。

ロイヤルがいなければ、3人の伝説が日本にやって来ることもありませんでした。ロイヤルを含めた4人、今なおご健在なのはプエルトリコのバズーガ砲だけになってしまいました。



◼️ピピノ・クエバス◼️

1976年10月27日、辻本章次を6回KOでWBAウェルター級タイトルの初防衛に成功、ここから11連続防衛(10KO)するメキシコ中量級の英雄。

規格外の強打と、トミー・ハーンズにタイトルを強奪された衝撃の一戦では、ルペ・サンチェスの「体重だけでなく身長とリーチもクラス分けすべきだ」という嘆きも世界中のボクシングファンに強烈な印象を残しました。



◼️マーク・ブリーランド◼️

1984年ロス五輪のウェルター級金メダリスト。111戦110勝1敗という驚異的なアマ戦績をひっさげてプロ転向。

デビューから17連勝でWBAウェルター級ピースをピックアップ。誰もがスター誕生と確信しましたが、曲者マーク・ブリーランドに11ラウンドでストップされ初防衛戦に失敗。

1989年12月10日、後楽園ホール。指名挑戦者・尾崎冨士雄との3度目の防衛戦で来日したときは、かつての〝レナードの後継者〟の後光は陰っていたものの、刃物のようなワンツーと左アッパーで圧倒、スターリングを追い詰めた尾崎を4ラウンドで葬り去りました。

デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリーの第2戦でタオルを投げたブリーランドは今、58歳。また、優れたファイターを育てて、私たちに見せてくれるでしょう。




◼️ウィリアム・ジョッピー◼️

平凡なアマチュアキャリア、47歳のロベルト・デュランを3ラウンドでストップしたことはありましたが、プロでも大きな勝利は掴めませんでした。

強豪には律儀に完敗するゲートキーパーのようなアルファベット王者。

それでも竹原慎二と保住直孝を寄せ付けなかったパフォーマンスは、ミドル級の高みを日本のボクシングファンに知らしめてくれました。



◼️ノニト・ドネア◼️

パッキャオに憧れ「人気階級でPPVファイター」を目指しました。しかし、大きな夢はずっと手前のフェザー級で打ち砕かれてしまいます。

それでも、フライ級からバンタム級では傑出した強さを見せつけました…と過去形で語るべきはずでしたが、今年11月で40歳になるフィリピンの閃光は〝出戻りのバンタム〟で輝きを取り戻しました。

日本のボクシングファンは考えたくありませんが、井上尚弥との再戦に勝利を収めるようなことがあると、一発殿堂確実です。



◼️ゲンナジー・ゴロフキン◼️
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2022年4月9日、村田諒太との団体統一戦。

「17連続KO防衛」「PFPキング」は過去の勲章ですが、「人気階級の強豪王者」という一点にはまだ曇りはありません。

日本人が戦う、史上最大のビッグネームと断言して差し支えないでしょう。

先の話はしてはいけませんが、今年、「日本人が戦う、史上最大のビッグネーム」が更に上書きされることも夢物語ではありません。