リング誌・IBF・WBAバンタム級チャンピオン井上尚弥の次戦が5〜6月になりそうです。
対戦相手はWBC王者ノニト・ドネアが有力といわれてます。
現在のバンタム級シーンで「ドネア2」が最強決定戦であることは明らかです。
しかし、このマッチアップを大歓迎できない空気があるのは大きく二つの理由からでしょう。
一つ目は「ドネアが実力No.2であることは認めても、一度完勝している相手とのリマッチは興味が削がれる」
もちろん、井上の評価と実績は頭抜けています。No.2とはいえドネアとの格差は大きく、戦前のオッズや専門家予想も一方的なものになるはずです。
そして何よりも、一度完勝しているドネアとの対決は井上にとって大きな意味を持ちません。
2019年11月7日のさいたまスーパーアリーナがドラマになったのはドネアが予想をはるかに上回る大健闘を見せたからでしたが、内容は井上の完勝です。
そして、あれから2年4ヶ月が過ぎようとしています。
この時間は28歳の井上には、より高い場所に駆け上がるプライムタイムです。
しかし、今年40歳になるドネアにとっては長い間、下ってきた劣化の坂道がさらに急勾配になる、そんな時間です。
このマッチアップが大歓迎されにくい二つ目の理由は「井上とドネアの世代の溝があまりにも深い」からです。
誰がどう考えても、40歳で全盛期を迎える軽量級ボクサーなどいるわけがありません。
もちろん、過去の実績では全盛期のドネアは今の井上をはるかに上回ります。
2012年に、ボクサーとして最も名誉あるBWAA(全米ボクシング記者協会)のFighter Of The Year(シュガー・レイ・ロビンソン賞)を受賞。
バンタムとジュニアフェザーにまたがる活躍が評価されたものでしたが、欧米での関心が非常に低いジュニアフェザー級以下のボクサーがシュガー・レイ・ロビンソン賞を受賞したのは、歴史上ドネアただ一人だけです。
※2006年のパッキャオと2016年のカール・フランプトンはフェザー級。
しかし、その2012年にギレルモ・リゴンドー に敗北、劣化と階級の壁に苦しみ続けてきたのがドネアでした。
すでにジュニアフェザーとフェザー級で階級の壁に跳ね返されて、仕方がなく層が薄いバンタムにで戻ってきたアラフォーのロートル。
28歳のPFPファイターの相手としては、いかにも物足りない、すでに底の割れたボクサーに見えます。
上で通用しなくて出戻ってきたアラフォーのロートル。
しかし、井上戦の敗北から、明白なアンダードッグでリングに上がったノルディーヌ・ウバーリ、レイマート・ガバリョを沈めたフィリピンの豪腕は劣化の坂道を転がり落ちているファイターには到底見えません。
もし、あれが事前情報に溢れるドネアではなかったとしたら?
無敗の快進撃を続ける若き新星がウバーリとガバリョを破壊したのだとしたら?
もちろん、再戦ではガバリョ戦から一気に劣化が進んだドネアが呆気なくノックアウトされるかもしれません。
初戦に引き続き、オッズや予想は井上圧倒的有利となるでしょうが、前回のようなミスマッチレベルにはならないでしょう。
↑初戦は井上1/14=1.07倍、ドネア11/1=12倍でしたが、再戦ではもっと接近した数字になるのは間違いありません。
多くの人が知っている、40歳になるロートルでなければ、対戦相手の質や勝ち方からオッズは拮抗、50:50の試合と見られるかもしれません。
ドネアの〝若返り〟には、一年通して節制と規律を守るようになって、試合が終わると好きなものを食べて飲んで膨張するフィリピーノ・ファットから卒業したこと、ドーピング・グルの異名を持つビクター・コンテが栄養コンディショニングコーチを担当していることが主な理由でしょう。
証拠もないのに勝手な妄想を巡らせることは良くないことですが、なにしろあのコンテです。
もし、ドネアが知っていてか知らずかは別にしても、それに手を染めているとしたら、非常に厄介な相手になります。
身体能力と反射に依存したドネアのスタイルは、ロイ・ジョーンズのグループに所属しています。
筋力や瞬発力はもちろん動体視力なども40歳でも練習によって向上・維持することが期待できますが、反射は加齢に比例して喪失する一方です。
ただし、筋肉増強剤の一部には反射まで向上させる化学物質もあります。
ドネアには〝前科〟こそありませんが、彼は李下に冠を正しました。
疑ってかかって失礼な相手ではありません。

帝拳が検査費用を全額負担したルイス・ネリのケースのように、ドーピング検査を徹底すべきです。
ただ、ネリのときもそうだったように、ボクシングでは零細業者のVADAが〝最高峰〟。
UFCが業務提携しているUSADAのような厳格な組織、日本ならJADAに検査委託できれば良いのですが、6月開催でもあと3ヶ月とちょっとしかありません。
ドーピングのフェイズを考えると…とき、すでに遅し、です。
本来ならJBCはJADAと契約しているべきなのですが…。
対戦相手はWBC王者ノニト・ドネアが有力といわれてます。
現在のバンタム級シーンで「ドネア2」が最強決定戦であることは明らかです。
しかし、このマッチアップを大歓迎できない空気があるのは大きく二つの理由からでしょう。
一つ目は「ドネアが実力No.2であることは認めても、一度完勝している相手とのリマッチは興味が削がれる」
もちろん、井上の評価と実績は頭抜けています。No.2とはいえドネアとの格差は大きく、戦前のオッズや専門家予想も一方的なものになるはずです。
そして何よりも、一度完勝しているドネアとの対決は井上にとって大きな意味を持ちません。
2019年11月7日のさいたまスーパーアリーナがドラマになったのはドネアが予想をはるかに上回る大健闘を見せたからでしたが、内容は井上の完勝です。
そして、あれから2年4ヶ月が過ぎようとしています。
この時間は28歳の井上には、より高い場所に駆け上がるプライムタイムです。
しかし、今年40歳になるドネアにとっては長い間、下ってきた劣化の坂道がさらに急勾配になる、そんな時間です。
このマッチアップが大歓迎されにくい二つ目の理由は「井上とドネアの世代の溝があまりにも深い」からです。
誰がどう考えても、40歳で全盛期を迎える軽量級ボクサーなどいるわけがありません。
もちろん、過去の実績では全盛期のドネアは今の井上をはるかに上回ります。
2012年に、ボクサーとして最も名誉あるBWAA(全米ボクシング記者協会)のFighter Of The Year(シュガー・レイ・ロビンソン賞)を受賞。
バンタムとジュニアフェザーにまたがる活躍が評価されたものでしたが、欧米での関心が非常に低いジュニアフェザー級以下のボクサーがシュガー・レイ・ロビンソン賞を受賞したのは、歴史上ドネアただ一人だけです。
※2006年のパッキャオと2016年のカール・フランプトンはフェザー級。
しかし、その2012年にギレルモ・リゴンドー に敗北、劣化と階級の壁に苦しみ続けてきたのがドネアでした。
すでにジュニアフェザーとフェザー級で階級の壁に跳ね返されて、仕方がなく層が薄いバンタムにで戻ってきたアラフォーのロートル。
28歳のPFPファイターの相手としては、いかにも物足りない、すでに底の割れたボクサーに見えます。
上で通用しなくて出戻ってきたアラフォーのロートル。
しかし、井上戦の敗北から、明白なアンダードッグでリングに上がったノルディーヌ・ウバーリ、レイマート・ガバリョを沈めたフィリピンの豪腕は劣化の坂道を転がり落ちているファイターには到底見えません。
もし、あれが事前情報に溢れるドネアではなかったとしたら?
無敗の快進撃を続ける若き新星がウバーリとガバリョを破壊したのだとしたら?
もちろん、再戦ではガバリョ戦から一気に劣化が進んだドネアが呆気なくノックアウトされるかもしれません。
初戦に引き続き、オッズや予想は井上圧倒的有利となるでしょうが、前回のようなミスマッチレベルにはならないでしょう。

多くの人が知っている、40歳になるロートルでなければ、対戦相手の質や勝ち方からオッズは拮抗、50:50の試合と見られるかもしれません。
ドネアの〝若返り〟には、一年通して節制と規律を守るようになって、試合が終わると好きなものを食べて飲んで膨張するフィリピーノ・ファットから卒業したこと、ドーピング・グルの異名を持つビクター・コンテが栄養コンディショニングコーチを担当していることが主な理由でしょう。
証拠もないのに勝手な妄想を巡らせることは良くないことですが、なにしろあのコンテです。
もし、ドネアが知っていてか知らずかは別にしても、それに手を染めているとしたら、非常に厄介な相手になります。
身体能力と反射に依存したドネアのスタイルは、ロイ・ジョーンズのグループに所属しています。
筋力や瞬発力はもちろん動体視力なども40歳でも練習によって向上・維持することが期待できますが、反射は加齢に比例して喪失する一方です。
ただし、筋肉増強剤の一部には反射まで向上させる化学物質もあります。
ドネアには〝前科〟こそありませんが、彼は李下に冠を正しました。
疑ってかかって失礼な相手ではありません。

帝拳が検査費用を全額負担したルイス・ネリのケースのように、ドーピング検査を徹底すべきです。
ただ、ネリのときもそうだったように、ボクシングでは零細業者のVADAが〝最高峰〟。
UFCが業務提携しているUSADAのような厳格な組織、日本ならJADAに検査委託できれば良いのですが、6月開催でもあと3ヶ月とちょっとしかありません。
ドーピングのフェイズを考えると…とき、すでに遅し、です。
本来ならJBCはJADAと契約しているべきなのですが…。
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