日本時間8月15日、カリフォルニア州カーソン。デグニティヘルス・スポーツパーク特設リング。

WBO世界バンタム級タイトルマッチ

IMG_5959
Showtimeで全米に生中継される世界タイトルマッチのはずですが、これほど無視されたカードがいまだかつて存在したでしょうか?

カジノで行われる興行でないので、オッズの立ち上がりが遅いとかいう次元ではありません。


3日前というのに…。



欧米で全く人気のないバンタム級で、フィリピン人とキューバ人がカリフォルニアで戦う…「いかに興味を惹かないカードをマッチアップするか」という競技があれば金メダル間違いなしなイベントです。

シートは定価で50〜200ドル。

井上尚弥も〜300ドルですから、同レベルです。軽量級の世界トップの試合、しかもカシメロvsリゴンドー という絶妙の組み合わせをリングサイド2万円で観戦できるなんて、東京・横浜でやってくれたら絶対購入します。

そして、井上の試合同様に今回もチケットが大量に余っています。

井上は米国ではチープでも、日本ならプラチナチケットですが「カシメロvsリゴンドー」では、地球上のどこでも非常に厳しいカードです。

アンダーカードも「ゲイリー・アントニオ・ラッセルvsエマヌエル・ロドリゲス」「ラウシー・ウォーレンvsダミアン・バスケス」と日本のボクシングファンから見るとなかなか想像力がかき立てられるラインナップ。

後楽園ホールならリングサイド10万円〜B席1万円でボクヲタ500人くらいは集客できそうです。

それでも、テレビはつかないだろうし…間違いなく大赤字です。

商業的には、米国で人気階級のビッグファイトで前座というのが一番なんですが、それも軽量級の存在を〝金魚の糞〟的にしてますます希薄化させることになってしまいます…。


個人的にはカシメロの試合は、最近のファイターの中でも一番偏愛しているので、楽しみにしています。

勝つことよりも、負けないことに軸足を置いたスターが多い中量級やヘビー級よりも、遥かに面白いと思うのです。

それにしても、面白い試合をするファイターには然るべき報酬と注目が与えられて欲しい。

まあ、こういう試合でめっちゃめちゃに面白いとすごく得した気分になりますが、アメリカって馬鹿だなあと残念な気分にも沈んじゃいます。

レオ・サンタクルスやアブネル・マレスよりもずっと面白いのに…。