4−Belt Eraでは史上6人目、ジュニアミドル級では初めてのUndisputed Champion=議論する余地のない王者=完全統一王者の誕生が期待された「ジャーメル・チャーロvsブライアン・カスターニョ」の一戦はまさかのドローで、両者の持つタイトルは動かず、という結果に終わりました。

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私はカスターニョの攻勢を評価して116−112とスコアしましたが、オフィシャルは114-113(スティーブ・ウェイスフェルド/114-114(ティム・チーサム)/111-117(ネルソン・バスケス)。

第10ラウンドにジャーメルがカスターニョをぐらつかせて、この試合最大の見せ場を作り、続く11、12ラウンドも連取しました。

全てのジャッジがジャーメルに付けたラスト3ラウンドがカスターニョの勝利を奪ったことになります。

「10ラウンドにいいパンチをもらってしまったが、試合に勝ったのは私」(カスターニョ)。

「彼を明白に傷つけた。私が買っていた」(ジャーメル)。

二人の思いはそれぞれ理解できます。

この試合の流れを一気に変えた10ラウンド、スティーブ・ウェイスフィールドが10-8とスコア。これはいかがでしょうか?

ウェイスフェルドはカスターニョ勝利を支持したので、このラウンドを10-9としても勝敗に影響はありませんが、あの内容で10-8はアルゼンチン人に厳しく映ります。

9ラウンドに「KOしないと勝てないぞ!」と檄を飛ばしたジャーメルのコーナー、ナイスアドバイスでした。

“My coach (also) told me I needed the knockout in the ninth round and I just knew he knew what he was talking about,” Charlo said. “I believe in my coach. This is my first time experiencing something like (a draw), so this comes with boxing, baby: Wins, losses and draws.”

ESPNの117-111は少しジャーメルに厳しい気もしますが、逆はありえません。

CompuBoxの数字が試合を正確に表現するわけもありませんが、ジャーメル(533発中151的中=28%)に対して、カスターニョ(586発中173的中=30%)。

ジャーメルが被弾した173発は、キャリア最多。最も多くのパンチを見舞われ、大苦戦だったことは間違いありません。

ボクシングのスコアは難しいとはいえ、今日の試合はカスターニョの攻勢を評価すべきです。

下がってロープを背負う時間が長かったジャーメルは完全に主導権を奪われていました。

クリーンヒットや手数で上回ることができないバックペダルを踏むボクサーを評価するのはおかしい。

手数、クリーンヒットで差がなくても、バックペダル野郎は負け(9−10)でスコアすべきで、ましてや手数で劣ってるなら尚更です。

Two of the judges bailed Charlo out, saving him from a well-deserved defeat by scoring it 117-111 for Charlo and 114-114, neither of which had no basis in reality to the fight that took place tonight. The third judge scored it 114-113 for Castano, and even that score was way off from the fight that took place tonight.

ボクシングニューズ24はオフィシャルは「3人ともおかしい」と批判。「114−113でカスターニョを支持したスコアでも試合の実態からかけ離れている」。 

ラスト3ラウンドが接戦の印象を強くしましたが「各ラウンドは独立した単位で採点する」大原則に照らすと、この試合は接戦ではありません。