Saturday 13, March 2021
American Airlines Center, Dallas, Texas, USA  
 
RING magazine/World Boxing Association Super World junior Fly Title


試合直前のオッズは京口1/7(1.14倍)、ベガ9/2(5.5倍)。

身長146㎝にのベガが頭を下げて前進してくるのは、さすがにやりにくそうでしたが、メキシコ人も京口の左ジャブのバリアを破りきれません。

5ラウンド、ベガは右フックを京口の側頭部にかすらせると、苦悶の表情を浮かべて背を向けロープへ敗走。拳をよほどひどく痛めたのか、痛がりかたが普通ではありません。

1分32秒で主審が試合をストップ。
PUNCHESKYOGUCHIVEGA
Total landed9169
Total thrown363236
Percent25%29%
Jabs landed101
Jabs thrown13570
Percent7%1%
Power landed8168
Power thrown228166
Percent36%41%
-- Courtesy of CompuBox

「面白い試合を見せたい」と意気込んでいた王者にとって、不完全燃焼の米国デビューになりました。

本人には何の責任もありませんが…。TKO勝利とはいえ、不運でした。
スクリーンショット 2021-03-14 10.06.05
さて、現在のジュニアフライ級シーンは、京口と寺地拳四朗の日本ツートップがそのまま世界をリードしています。

WBSSがジュニアフライ級でシーズン3を手がけるというのは、まだ噂レベルです。しかし、エディ・ハーンが何の展望も持たずに軽量級の日本人と契約を結ぶわけがありません。

英国からすでに米国で地歩を固め「アジア戦略の拠点としてのマッチルーム・ジャパン」の立ち上げにも意欲的な41歳の野心家は「京口vs拳四朗」の日本開催の絵面を描いているはずです。

日本の財産を外国にプロモートされるのは忸怩たる思いもありますが、ワタナベジム単独では、拳四朗との頂上決戦は埒があかない気がするのも情けないところです。

「星のつぶし合い」なんてセコい考え方は捨てて「より大きな星が一つ生まれる」というロマンを追求しないと、ファンは付いてきません。



⬛︎セミファイナル(ジェシカ・マッキャスキルvsセシリア・ブレークフス)の判定はどうなんですかね。マッキャスキルの地元判定を考慮しても、オフィシャルの「100-89/99-90/98-91」はちょとやりすぎな気がしました。

スクリーンショット 2021-03-14 10.02.54
RING magazine/World Boxing Council World junior Bantam Title
World Boxing Association Super World Super junior Bantam Title


エストラーダ8/13(1.70倍)、ロマゴン13/10(2.3倍)。エストラーダがやや有利と見られる中で試合開始ゴングを待ちます。
スクリーンショット 2021-03-14 15.26.27

素晴らしい試合でしたが、ゲームを支配していたのはニカラグア人でした。

ロマゴン「いい試合だった。自分のやるべき仕事はできた。判定は仕方がない。初戦よりもうまく戦えたし、勝ったと思ったけど。最終回は全てを出し切った。自分のパフォーマンスに満足している。試合を楽しめた」。

エストラーダ「チョコラティトは偉大なファイター。シーサケット・ソールンビサイが指名挑戦者なのは理解しているが、チョコラティトとのトリオロジーも受け入れる。」。

勝利のコールを聞いたエストラーダの表情が、この試合の真実を物語っているように見えました。

オフィシャルは115-113/117-111/113−115のスプリットデジション。
gonzalez-estrada-rematch-scorecards

取ったラウンドで7-5(115−113)と見るのはありかもしれませんが、エストラーダの9−3(117-111)はありえるでしょうか?ロマゴンは3つしか取ってないなんて。

〝メキシコ&マッチルーム判定〟と糾弾されても仕方がありません。