この質問と回答は興味深いです。 結局のところ、このブログの読者はボクシングをかじった程度の脳内ボクサーばかりなのかもしれませんね。そんな気がしてましたが
 

2021-03-06 15:30:08 返信編集 村田では 118.17.36.20


「ボクシングは衰退スポーツ」と書いてきましたが、このスポーツほど「実践未経験のファン」が多いスポーツはないでしょう。

グローブを着けているとはいえ、相手の急所を狙って一撃を繰り出すスポーツなんて「実践経験」がある方が少数派なのは当たり前です。歴史的な伝統がなければ、犯罪です。

経験があるやつの方が、どうかしてます。普通の家庭なら「ボクシング部に入る」と言って、普通に「がんばれよ」と返してくれる家族はいないんじゃないでしょうか。

実践経験者は、家族や友人が眉をひそめるのを説き伏せるなり、ごまかすなり、私の場合はそんなことを想定して親には内緒でジムに行きました。

選手や関係者が買う割合、雑誌の性格も「陸上競技マガジン」と「ボクシングマガジン」では劇的に違います。

陸マガは選手や関係者が買うことが多く、内容も国内、日本人の活躍が中心です。外国人のスター選手が表紙をカバーするのは稀です。

ボクマガは真逆です。

ボクシングは、非常に珍しいスポーツジャンルです。

衰退基調とはいえ、ボクシング市場は突発的に盛り上がることがあります。

「ガチンコ」(実はこの番組、私はよく知らないんです。ほとんど見てなかったので。竹原慎二が出演してるのも知ってましたが、もともとテレビはあまり見ないこともありますが、何かピンとこなかったのかもしれません)や、飯田覚士を輩出した〝たけしの番組〟(これもすみません、あまり見てない)など、突発的な〝事件〟をキッカケにプロボクサー志願者は間歇的に急増してきました。

飯田はセンスはあるけど何かが足りないと思いながらも、後楽園ホールや深夜のボクシング番組で応援してましたが、まさか世界王者になるとは、天晴れでした。

そんなキッカケから、ライセンス発行数が急に跳ね上がるのはJBCの公表数字を見ても、はっきりと見て取れます。

それはテレビを通じて多くの少年の鬱積したハートを刺激したわけですが、史上最大のトリガーは「あしたのジョー」でした。

「ジョー」をリアルタイムで知らない私ですが、間接的には知っていました。母親方の田舎に遊びに行った時に、親戚のお兄さんが庭にサンドバッグを吊るしてパンチを打ち込んでいるのをはっきり覚えています。

私はせいぜい小学校に上がるかどうかの年齢で、お兄さんもせいぜい高校生だったと思います。

「あしたのジョーに憧れて、おかしくなってんねん」と、周囲は呆れていました。

しかし、私は「あれを叩きたい」「あれを叩きたいと思わないやつがいる方が不思議」と確かに思いました。

矢吹丈の話です。矢吹丈は、あのリングで死んだのか?

もし、死んでなかったのなら…そのあとどんな人生を歩んでいたのか?
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矢吹ジョーは真っ白な灰になって死んでしまったのか?

これは、いろんな意味で「青春のテーマ」です。

語り尽くされてるはずなのに、現実は何一つ語りきれていない、まさしく青春のテーマです。

だから、三島由紀夫やよど号ハイジャック犯のような「幼稚」な頭脳が恋い焦がれるのでしょう。

そして「矢吹丈があのリングで死んだのか?」を真剣に考えたくなる、あなたも「幼稚」です。

「幼稚」と「青春」の違いは何でしょう?

「幼く稚拙」が「幼稚」であるなら、幼稚は青春の同義語です。
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矢吹ジョーは真っ白な灰になって死んでしまったのか?

その問いに明確に答えられるのは、ちばてつやでも無理でしょう。地獄の底から高森朝雄を引きずり出してきても、答えは分からないでしょう。

ただ一つ、確実にわかっているのは「ジョーは燃え尽きた」ということだけです。

私は、もちろん「矢吹丈は死んでない説」です。

ただ、きっと〝死亡派〟はもちろん〝生存派〟にも唾棄される〝死んでない説〟ですが…。

「あしたのジョー」の「少年マガジン」連載期間は1968年1月1日号から1973年5月13日号です。

矢吹ジョーが「真っ白に燃え尽きた」のは1973年です。 


現実の1973年は、すでにWBAからWBCが分離して5年も経っているのです。

バンタム級王者も最後の「議論する余地のない王者」エンリケ・ピンターが倒されロメオ・アナヤ(WBA)とラファエル・エレラ(WBC)に分断したのが、まさに1973年でした。
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あの日の日本武道館、ホセ・メンドーサが腰に巻いていたのが、WBCなのかWBAなのかは識別できません。しかし、着用していたグローブは「メキシコ製」で、おそらくレイジェスでしょう。
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時代検証と、様々な状況証拠を集めると、ホセは「議論する余地のない王者」ではなく、WBC王者だったと推測できます。

つまり、WBA王者も存在していたはずなのです。

そして、未来を見据えた正確な展望を持っているのは多くの場合、女性です。

林紀子です。