>階級ごとのレベルってこの競技人口と比例しますかね?
ウェルター級なんかは人口に比してレベルが高そうですが(強者が目指してくる)
ファンマヌエルマルケス 2020年01月13日 15:27
競技人口と競技レベルは比例するのか?
3年前にスポーツナビ+でブログを書き始めた頃にさんざんやっちゃた話で、どこかに記事が残ってるかもしれませんが、探すのも面倒だし、これも答えなどありません。
でも〝白熱教室〟なテーマなので、あらためて。
まず、競技人口には、きちんとした物差しなどありません。
総務省の社会生活基本調査などはどんぶり勘定もいいとこで「ウォーキングや軽い運動」「ジョギング」がトップ争いをしています。
こんなもん、今ここで私たちが求めている「競技人口」とは全く違うものです。
「野球」も私がときどき遊んでもらってる近所の中学校の選手は全日本軟式野球連盟・少年の部に登録していますから、競技人口にカウントすべきです。
しかし、オッさん仲間と年に2〜3回草野球してる私はカウントすべきではありません。
これをカウントしちゃうと、スキーやゴルフ、テニスなどでレジャー人口が大きく上乗せされてしまうのです。
まずは「競技人口」なるものは明白にはじき出されるものではないことを踏まえて。
統括団体が管理する選手登録数やライセンス発行数は、競技人口の輪郭を正確になぞっている指数です。幽霊部員やペーパープロもいますがねぇ…。
日本で野球は最も競技レベルの高いスポーツですが、 「競技人口」でジョギングやサッカー、バスケなど多くのスポーツの後塵を拝しています。
では、競技人口の少ないバンタム級は、より多いクルーザー級に劣るとは言い切れないのではないか?
競技人口の正確なカウントが不可能であることは、世界的な統括団体を持たないプロボクシグにおいてより顕著になります。
ここでは、最もよく使われるフォーマットのBoxRecで「各階級の競技人口」を見てみましょう(1月13日現在)。ボクサーの名前は推定階級最強。
◉ストロー=ワンヘン・ミナヨーティン=◉202人
◉ジュニアフライ=寺地拳四朗=◉370人
◉フライ=田中恒成=◉595人
◉ジュニアバンタム=ファン・フランシスコ・エストラーダ=◉590人
◉バンタム=井上尚弥=◉788人
◉ジュニアフェザー=エマヌエル・ナバレッテ=◉982人
◉フェザー=シャクール・スティーブンソン=◉1258人
◉ジュニアライト=ミゲール・ベルチェルト=◉1251人
◉ライト=ワシル・ロマチェンコ=◉1706人
◉ジュニアウェルター=ジョシュ・テイラー=◉1698人
◉ウェルター=マニー・パッキャオ?=◉1785人
◉ジュニアミドル=ジュリアン・ウィリアムス=◉1551人
◉ミドル=村田諒太???=◉1303人
◉スーパーミドル=カネロ・アルバレス=◉1104人
◉ライトヘビー=アルトュール・ベテルビエフ=◉922人
◉クルーザー=オレクサンダー・ウシク※◉906人
※今はヘビー級ですがこの話のテーマに沿って、ここはウシクが代表。
◉ヘビー=タイソン・フューリー=◉1062人
1500人を超えているのが、ライト級からジュニアミドル級と連続した4階級であることは偶然ではありません。ボクシングファンなら誰もが納得出来るでしょう。
意外なのは「最も層が厚い」と表現されることもあるミドル級が1303人ということでしょうか。
しかし、ウェルターやジュニアミドルから「ビッグファイト」を求めてミドルを目指すボクサーが後を絶たないことからも、ミドルが「(実力的に)最も層が厚い」というロジックは成立しそうです。
では、バンタム=788人(井上尚弥)とクルーザー=906人(オレクサンダー・ウシク)にもこの逆転現象は当てはまるでしょうか?
全く当てはまりません。
クルーザーは競技人口だけでなく、報酬や専業選手の割合などでバンタムを引き離しています。「競技人口」「選手報酬」「専業選手割合」の3つはいずれも競技レベルを決定づける要素ではありませんが〝状況証拠〟にはなりえます。
この3つがいずれも最低のストロー級が、最も攻略しやすいクラスであることは容易に想像できます。
しかし、ここがスポーツの面白いところで三重苦のストロー級でも全盛期のリカルド・ロペスやローマン・ゴンザレスからベルトを奪うとなると、これはもう全階級を通じて最も高いハードルの一つに変わっちゃいます。
今のストローも、リカロペ&ロマゴンほどではないにせよ、強豪王者が君臨しています。
ただ、それを考慮しても現状のバンタムとクルーザーでは後者の方がレベルが高いと推測できます。
さらに、井上とウシクでは a Champion とThe Champion という決定的な差もあります。
自虐的かもしれませんが、ウシクは過小評価されていると思います。
ウシクがヘビー級を攻略して、飛び抜けて最も困難な2階級制覇を達成したとしてもPFP1位はないかもしれません。
むむむ…どんどん別テーマが増えて、書きかけテーマが増えてゆくパターンでござる。
まあ、どの話も完結はない、必ず続きがある、書きかけなので、正確には「手付かずで前に進んでない話が増えてゆく」ということですので、もろもろ気長にお付き合いして下さい。

コメント
コメント一覧 (6)
フシ穴の眼
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フシ穴の眼
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ランニングは誰でも取り組めるので、アフリカの未開の地の方達が本気で取り組んだらレベルが上がってきたところ。
サッカーもほぼ世界中網羅しているので世界のレベルがとんでもないところにあり、比較して日本の地位が低いだけなのかもしれませんね。
ボクシングの階級においては、原則世界内の人口とレベルは比例しそうです。日本の階級別人数はどこかに載っていましたでしょうか?あると検証しやすそうです。
フシ穴の眼
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ストローはこれ以上下げられないし、ヘビーはこれ以上上げられない。そういう「つぶしのきかなさ」が階級の厳しさになっているところはあると思います。
フシ穴の眼
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競技人口が低くてもたまたま80億分の1の逸材がミニマム級の体格だった。てな事があるのがスポーツだと思います。
フシ穴の眼
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