米国では1950年代、日本をはじめ多くの先進国で1960年代に普及したテレビによってスポーツは巨大なカネを生み出し続けてきました。

1950年代から30年以上ものあいだを考えると「スポーツは」という表現は正確ではありません。

1984年にオリンピックが商業主義に沈むまで、スポーツ界最大のメガイベントはサッカーW杯ではなく、ボクシングのヘビー級タイトルマッチでした。
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1974年の「 RUMBLE IN THE JUNGLE 」。1975年の「THE THRILLER IN MANILA 」。

あと三日に迫った「CLASH ON THE DUNES」は独裁政権が国威発揚のためにメガイベントを招致したという一点で共通しています。

モブツ大統領もマルコス大統領も、その思惑は「五輪を招致する」のと同じ感覚だったでしょう。

そのとき、世界の中心になれる。

国際的には独裁への非難しか浴びなかった彼らは、免罪符まで手に入れた気分だったでしょう。

サウジアラビアのスポークスマンは「国民を抑圧していたザイールやフィリピンと同列に語るのは笑止千万。サウジは世界で一番豊かな国」と否定しますが、昨年10月にトルコのサウジ領事館で起きた「ジャマル・カショギ記者殺害事件」にムハンマド皇太子が関与していたのは誰の目にも明らかです。

国際社会からの批判をそらす目的も帯びているのはハッキリしています。

「カショギ記者の〝事故〟の以前からボクシングはもちろん、他の格闘技などスポーツイベントも開催している」という主張も、他のイベントとは招致資金の桁が違い過ぎることからも全く信用出来ません。

「マジソン・スクエア・ガーデンやメキシコ開催も候補に上がって、最後は英国カーディフのサッカースタジアムでの開催が99%決まっていたが、熱心にアタックを続けてくれたサウジの情熱に折れた」(エディ・ハーン)ということですから、ハーンの目の前でどんどん札束が積み上げられていったんでしょう。

さらに、今月はサウジアラビアの経済史上で最大の上場が予定されているのです。
国営の石油会社サウジアラムコの株が売り出されます。

米国でシェールガスの採掘が進み、原油価格は長期的にも弱含みです。それでも、アラムコは時価総額2兆ドル、負債ゼロの超がいくつも付く世界一の優良企業です。

純利益でアップルの600億ドル弱の2倍以上と推測されるアラムコ上場の景気付けに、米国と英国が注視する世界ヘビー級のメガファイトは打って付けです。

いずれにしても、国家として犯罪に関わっていることが明るみに出てあるサウジの招致フィーに引かれてメガイベントを開催するのはあってはいけないことなんですが…この種の批判は試合が近づくにつれ冷める一方です。



…悪酔いする忘年会の帰り、酔っ払って書いてます…このままだとタブーな政治経済の話になりそうなので、振り戻します!
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こんなときはパックメイです。

パックメイのファイトマネー総額3億ドルは、今年の日産自動車の営業利益(316億円)を凌駕しますが、それでもアラムコとは次元が違います……が!

…アップルの利益600億ドルもすごいですが、パックメイは36分で3億ドル…単純な時給計算が馬鹿げているのは承知の上ですが、パックメイの時給は5億ドルです。

パックメイ二人で160時間(週5日・1日8時間で4週間)働けば800億ドル、アップルの年間純利益を簡単に上回ることになります。

しかも奴らのファイトマネーの源泉はテレビやスポンサーからの収入はほとんどゼロで、PPV(つまりファンの身銭)ですから、アイフォン売るのと同じです。

パックメイが2ヶ月働けばアラムコも間違いなく抜きますね。

試合内容以外は、全てがスゲー、パックメイ。でした。 


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あーー、それにしても仕事の忘年会は10回中9回は面倒な付き合いですが、その1回くらいは楽しみな会もあります、それを心の支えに、今年もラストスパート! 


インフルエンザなども流行っているようなので、皆様も健康には気をつけて師走を走りきって下さいませ。