井上尚弥が、WBSS決勝進出のオッズが50倍と最下位だったノニト・ドネアに勝利は明白ながら内容的には大苦戦してしまいました。

>ボクサーに対して愛情や尊敬の念を抱かない人間が嫌です。(オワコンのロートルとか言う方)今よりもずっと牧歌的だった時代に、いわゆる噛ませ犬の園寿和が浅川誠二を倒した試合を見てからそう思うようになりました。

▶︎浅川誠二!懐かしい。島田紳助がサポーターでした。福田健吾、朴永均らとの試合は強烈に覚えています。もちろん園寿和との、超大番狂わせも。

このブログでもチェリーピッカー、雑魚狩り、チュンプ、穴王者は普通に使っています。ドネアは「オワコンのロートル」ですか。ただ、それは全てその時点での広義の事実です。

8年間まともな相手に1勝も出来なかったドネアが、世界評価(PFPランキングを世界評価と呼ぶのなら)という一点において、キャリア最強の井上をピンチに追い込むなんて誰が想像できますか。

ドネアは安直な単眼思考のメディアやファンが間違っていることを見せつけたのです。

熱心なファンが存在するあらゆるスポーツで、罵詈雑言は付き物です。

一番ひどいと思ったのは、巨人時代の清原和博に対してライトスタンドの応援団が「頼むから死んでくれ」という横断幕を広げたことです。すぐに撤収させられましたが、その種の罵声は飛び交っていました。

清原は元木大介に「俺、人でも殺したんか?」と苦悩を吐き出し、西武時代はメディアに協力的だった母親は取材を一切受け付けなくなりました。最悪の事態を心配した母親は元木に「(清原を)一人にしないで」と何度も懇願していたそうです。

酷い話に聞こえますが、個人的にはこれがプロスポーツだと思います。国際試合で惨敗したなでしこジャパンの選手が「次もある!頑張れ!」と暖かい?応援と拍手を受けて、ものすごく悔しかったという思いを語ったことがありました。

厳しい言い方ですが、清原は打ちゃあ良かったんです。フロントやファンにまでコケにされた屈辱を忘れないために刺青を彫るなんて論外です、ただの逃亡です。

「死んでくれ」なんて罵声は、打てば「ありがとう!」という賞賛と感謝にコロッと変わります。

井上もそんな絶賛の裏返しの批判を浴びる資格のあるアスリートです。

そんな選ばれしアスリートにとって、批判した奴らの罵声なんて見返せばいいだけです。

リング誌などもパッキャオを「目立ちたいだけでこんな試合を受けるな」「そこまでしてカネと名誉が欲しいのか」「明日、パッキャオは恥ずかしい敗者になっている」…何度こき下ろしてきたことか。

そしてその度に「ごめんなさい。マニー」と謝罪の記事を掲載してきました。あれは、実は書いてる方は快感だと思います。自分たちの予想が大きく裏切られたにもかかわらず。

…現在移動中。もうすぐ新幹線の席周りを片付けて降りなきゃいけないので、支離滅裂な内容だと思いますが、このまま載っけますね。




と、前置きが長くなりました。今夜のテーマ。

>(井上が)実際どの辺の立ち位置に今いるのかを整理してみたいところですね。日本人の90年代以降(懐古主義を避ける為)のPFPトップ10を現状どの様に定義されているかを記事にすることは出来ませんか?

▶︎面白いテーマです。

1団体8〜10階級時代の白井義男やファイティング原田は「世界王者=Undisputed Champion」という今では考えられない時代に生きていました。

「誰に勝ったのか」も今ほど重要ではなく「誰に勝った?世界王者に勝ったんですが、それが何か?」と言い返せる時代でした。

そんな時代と比較して、現代のボクサーが彼らを上回る評価を得られるわけがありません。WBSSで優勝してもベルトは2本だけ。井上ですらまだ a champion(乱立する多くの王者の一人)のままなのです。

90年代以降、いわゆる4団体時代。最強を証明する道筋が全く見えない五里霧中の迷宮で戦ってきた日本人世界王者を勝手にランキングしてゆきます。