11月7日 さいたまスーパーアリーナ WBSSバンタム級トーナメント決勝
IBF王者 井上尚弥vsWBA王者ノニト・ドネア
欧米メディアがこの後に及んでも取り上げないのは単純に興味がないからです。日本で戦前予想が少ないのは勝敗への興味が低いからです。
この8年間、まともな相手から勝利を収めていないドネアは16日には37歳の誕生日を迎えてしまいます。
マニー・パッキャオのように狡猾なボクサーの顔を持たないドネアは「左フックをどう当てるか」という引き出ししか持たない純情ファイターです。
IBF王者 井上尚弥vsWBA王者ノニト・ドネア
欧米メディアがこの後に及んでも取り上げないのは単純に興味がないからです。日本で戦前予想が少ないのは勝敗への興味が低いからです。
この8年間、まともな相手から勝利を収めていないドネアは16日には37歳の誕生日を迎えてしまいます。
マニー・パッキャオのように狡猾なボクサーの顔を持たないドネアは「左フックをどう当てるか」という引き出ししか持たない純情ファイターです。
右顔面にグローブを密着させた西岡利晃は右で倒しましたが、あれは〝引き出し〟なんかじゃありません。
26歳、今がまさにプライムタイムのモンスターに、ドネアが大番狂わせを起こす可能性は限りなくゼロです。
とにかく引いて引いて井上を前に出してカウンター狙い。大きなダメージを負うことなく中盤から終盤を迎えて、どこかで一か八かの勝負に出る。
あるいはエマニュエル・ロドリゲス戦で硬さが目立った井上の立ち上がりに総攻撃を仕掛ける、これも結局は一か八かです。
下がって戦うのが大の苦手であることを考えると後者しかない気もしますが…。
8年間もまともな相手に勝てなかった(ライアン・バーネットは除く)ドネアが、PFPファイターから大金星を挙げるーー考えられない奇跡です。ドネアが未知のボクサーならまだ怖さもありますが…。
というわけで、井上のポストWBSSです。 そんな先のことを考えてると村田諒太やアンソニー・ジョシュアのように足元をすくわれる、そんな心配も今回ばかりはないはずです。
CASE① Stay Bantam〜118ポンドにとどまる場合
このケースは拓真がWBC王者ノルディン・オーバアリに敗れることが大前提でしょう。
IBF/WBA王者の井上は、あと二つのベルトをコレクションして日本史上初の4団体完全統一王者Undisputed Champion をめざすことになります。
WBCのオーバアリはエリートアマからプロ転向、頑健でタフなサウスポー。暫定王者・拓真にとってこの団体統一戦は厳しい戦いになるでしょう。
尚弥にとってのドネアと同じく、拓真から見てオーバアリは10歳年上ですが、33歳のモロッコ系フランス人は今が全盛期。
WBO王者はトーナメント離脱からも「肩は完治した」という切れ味鋭いカウンターパンチャーのゾラニ・テテ。今月30日には、6度目の防衛戦のリングにジョン・リエル・カシメロを迎えます。
どちらも井上にとってはキャリア最強の相手ですが、WBCではルイス・ネリが指名挑戦者のポジションを獲得しており、オーバアリvs拓真の勝者と戦う目が濃厚です。
いずれにせよ、バンタムにとどまるなら〝WBSS〟でやり残した仕事、完全統一を目指すことになります。
CASE②Beyond Bantam〜122ポンドに上げる場合
尚弥は現在26歳。選手寿命の短い軽量級とはいえ、十分な時間が残されています。
本人も自覚している「(米国で注目されるには)最低でもフェザー」に上がるのに性急になる必要はありません。もちろん、126ポンド・フェザー級がゴールなら、ですが。
となると、とりあえずは122ポンド、ジュニアフェザー級です。
フェザー級ですらPFPファイターは見当たりませんし、ジュニアフェザーも目立った強豪は居ません。122ポンドでも井上が飛び抜けて評価の高いボクサーです。
とはいえ、完全に穴階級と化しているバンタムよりは興味深いボクサーが並んでいます。
リング誌王者は不在、アルファベット王者はWBA/IBFがダニエル・ローマン。日本でもお馴染みのダニーは決定力のない2団体統一王者。
WBCがレイ・バルガス。7月13日に亀田和毅とのつまらない試合を制した28歳の試合巧者。世界レベルではグダグダの試合を繰り返しながら、タイトルは手放さないしぶとさは持っています。
WBOはエマニュエル・ナバレッテ。推定階級最強のアイザック・ドグボエを2度にわたって撃破。ナバレッテが現在の推定階級最強です。
この「強打のVaquero(カウボーイ)」を倒せば、軽量級シーンに大きなインパクトを残すことが出来ます。
井上戦にも関心を示していますが、井上よりも若い24歳、これからさらに強くなる可能性を秘めた非常に危険な相手です。
タイトルこそ持っていないものの、ギレルモ・リゴンドーは人気がないビッグネーム。もし、井上がキューバのジャッカルを失神ノックアウトするようなことがあれば、軽量級を超えたニュースです。
現在39歳のジャッカルは直近のフリオ・セハ戦を見るまでもなく、魅せるボクシングにこだわり、死に場所を探しています。危険な相手ですが、井上にとっては評価のリターンが最大の果実でもあります。
そして、フェザー級進出を示唆している亀田和毅です。フェザー進出ならすれ違いになりますが、亀田一家を苦悶させる呪縛を解く、一番手っ取り早い方法は井上に勝つことです。
変な相手に変な勝ち方をして「どんなもんじゃい!」と言われても、こっちが恥ずかしくなるだけです。「5階級制覇したら文句ないんやろ!」と開き直られても、弱い相手ばかりを選ぶなと言ってるのに論点がズレすぎです。
和毅は勝たなくとも善戦したら、亀田一家の最終兵器と認められるでしょう。
CASE③Beyond Minor-division〜マイナー階級を翔び超えて…パッキャオが見た風景へ
「パッキャオが見た風景を見たい」。かつて井上が口にした、その言葉の真意はわかりませんが、それが多くのファンが想像することと一致するなら…。
26歳、今がまさにプライムタイムのモンスターに、ドネアが大番狂わせを起こす可能性は限りなくゼロです。
とにかく引いて引いて井上を前に出してカウンター狙い。大きなダメージを負うことなく中盤から終盤を迎えて、どこかで一か八かの勝負に出る。
あるいはエマニュエル・ロドリゲス戦で硬さが目立った井上の立ち上がりに総攻撃を仕掛ける、これも結局は一か八かです。
下がって戦うのが大の苦手であることを考えると後者しかない気もしますが…。
8年間もまともな相手に勝てなかった(ライアン・バーネットは除く)ドネアが、PFPファイターから大金星を挙げるーー考えられない奇跡です。ドネアが未知のボクサーならまだ怖さもありますが…。
というわけで、井上のポストWBSSです。 そんな先のことを考えてると村田諒太やアンソニー・ジョシュアのように足元をすくわれる、そんな心配も今回ばかりはないはずです。
CASE① Stay Bantam〜118ポンドにとどまる場合
このケースは拓真がWBC王者ノルディン・オーバアリに敗れることが大前提でしょう。
IBF/WBA王者の井上は、あと二つのベルトをコレクションして日本史上初の4団体完全統一王者Undisputed Champion をめざすことになります。
WBCのオーバアリはエリートアマからプロ転向、頑健でタフなサウスポー。暫定王者・拓真にとってこの団体統一戦は厳しい戦いになるでしょう。
尚弥にとってのドネアと同じく、拓真から見てオーバアリは10歳年上ですが、33歳のモロッコ系フランス人は今が全盛期。
WBO王者はトーナメント離脱からも「肩は完治した」という切れ味鋭いカウンターパンチャーのゾラニ・テテ。今月30日には、6度目の防衛戦のリングにジョン・リエル・カシメロを迎えます。
どちらも井上にとってはキャリア最強の相手ですが、WBCではルイス・ネリが指名挑戦者のポジションを獲得しており、オーバアリvs拓真の勝者と戦う目が濃厚です。
いずれにせよ、バンタムにとどまるなら〝WBSS〟でやり残した仕事、完全統一を目指すことになります。
CASE②Beyond Bantam〜122ポンドに上げる場合
尚弥は現在26歳。選手寿命の短い軽量級とはいえ、十分な時間が残されています。
本人も自覚している「(米国で注目されるには)最低でもフェザー」に上がるのに性急になる必要はありません。もちろん、126ポンド・フェザー級がゴールなら、ですが。
となると、とりあえずは122ポンド、ジュニアフェザー級です。
フェザー級ですらPFPファイターは見当たりませんし、ジュニアフェザーも目立った強豪は居ません。122ポンドでも井上が飛び抜けて評価の高いボクサーです。
とはいえ、完全に穴階級と化しているバンタムよりは興味深いボクサーが並んでいます。
リング誌王者は不在、アルファベット王者はWBA/IBFがダニエル・ローマン。日本でもお馴染みのダニーは決定力のない2団体統一王者。
WBCがレイ・バルガス。7月13日に亀田和毅とのつまらない試合を制した28歳の試合巧者。世界レベルではグダグダの試合を繰り返しながら、タイトルは手放さないしぶとさは持っています。
WBOはエマニュエル・ナバレッテ。推定階級最強のアイザック・ドグボエを2度にわたって撃破。ナバレッテが現在の推定階級最強です。
この「強打のVaquero(カウボーイ)」を倒せば、軽量級シーンに大きなインパクトを残すことが出来ます。
井上戦にも関心を示していますが、井上よりも若い24歳、これからさらに強くなる可能性を秘めた非常に危険な相手です。
タイトルこそ持っていないものの、ギレルモ・リゴンドーは人気がないビッグネーム。もし、井上がキューバのジャッカルを失神ノックアウトするようなことがあれば、軽量級を超えたニュースです。
現在39歳のジャッカルは直近のフリオ・セハ戦を見るまでもなく、魅せるボクシングにこだわり、死に場所を探しています。危険な相手ですが、井上にとっては評価のリターンが最大の果実でもあります。
そして、フェザー級進出を示唆している亀田和毅です。フェザー進出ならすれ違いになりますが、亀田一家を苦悶させる呪縛を解く、一番手っ取り早い方法は井上に勝つことです。
変な相手に変な勝ち方をして「どんなもんじゃい!」と言われても、こっちが恥ずかしくなるだけです。「5階級制覇したら文句ないんやろ!」と開き直られても、弱い相手ばかりを選ぶなと言ってるのに論点がズレすぎです。
和毅は勝たなくとも善戦したら、亀田一家の最終兵器と認められるでしょう。
CASE③Beyond Minor-division〜マイナー階級を翔び超えて…パッキャオが見た風景へ
「パッキャオが見た風景を見たい」。かつて井上が口にした、その言葉の真意はわかりませんが、それが多くのファンが想像することと一致するなら…。
コメント
コメント一覧 (6)
ネリはボクシング界の中心にはいないんだよ
そりぁ井上と対戦したら盛り上がるよ、日本人と一部の盲目的メキシカンはね
逆に言えばネリなんて奴を評価してるのはこの界隈だけ
ネリの名前がボクシングシーンの真ん中にいる人達の口から出たことあるか?
これ以上、内輪の満足感に井上尚弥を付き合わせるのはやめた方がいい
それにネリにスキルはあるか、スウィートサイエンスか?
危険性だけ、それもダーティーな
勝って当たり前、どうせ勝ったところで評価は上がらない
せいぜい誰も気にしてないバカBoxRecの無能さを披露するだけ
バンタム統一、リゴンドー成敗、Sバンタム制圧、フェザー挑戦、その先へ、井上の前に広がる道は明るい
ネリはそこにはいない、いるのは遥か後方
寄り道する時間はない
フシ穴の眼
が
しました
マクドネルだのパヤノだのロドリゲスだの攻撃力が皆無に等しいボクサー、ボクサーファイター達に比べて、爆発的な攻撃力とスタイルが魅力。
SFまでの井上はチェリーピッカーだと思っていたので、そろそろヤバい奴とやってもいいんじゃないかな?山中の仇討ちでネリをグズグズにする所も見たいですし。
フシ穴の眼
が
しました