あらゆるプロスポーツがそうであるように、ボクシングにおいても世間的な注目度や興行規模、そこから直結する選手報酬はプロモーターの手腕にかかっています。

世界的な統括団体が存在せず、腐敗した承認団体だけが跋扈するボクシングにおいては、まともな世界一決定戦は滅多に見れません。

羊頭狗肉を掲げるのが仕事の、ボクシングのプロモーター達。彼らは、他のスポーツの興行主よりも大きな役割を演じてきました。

プロボクサーから搾取する悪役イメージがついて回るプロモーターですが、この仕事も長い間、米国の大物たちが世界をリードしてきました。
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悪徳プロモーターの代名詞、ドン・キング。彼は「犯罪者から大物プロモーターへ」駆け抜けた怪人です。。モハメド・アリ、マイク・タイソン、リングの王様だけでなく、キング・オブ・ポップス、マイケル・ジャクソンにまで取り入った、天才的人たらし、黒人たらしでした。そして、この怪人が歩いた道は正確には「犯罪者から犯罪者へ」と言えます。

経歴から外見まで悪役のドン・キング、老害を極めているボブ・アラム、〝背広族〟に反旗を翻して第三勢力に成長したオスカー・デラホーヤ。

キングは一時の隆盛はないものの、アラムのトップランクと、デラホーヤのゴールデン・ボーイ・プロモーション(GBP)は、今なお米国の二大プロモーターです。

しかし、パクス・アメリカーナの時代は終わりを告げようとしています。

英国ボクシング黄金期を創造したエディ・ハーンが、英国では飽き足らず、米国征服まで目論んでいるのです。

「(アラムやデラホーヤよりも)もっと上手くやる方法なんていくらでもある。そうしたら、もっと大きな経済効果が選手にも我々にももたらされる」。

プロボクシング。

この魑魅魍魎の世界に巣食ってきた、大物プロモーター達の生き様を振り返っていきます。