マニー・パッキャオはパリ五輪出場のための特別免除の書類をIOCに提出しましたが「40歳の年齢制限は緩和できない」と却下されてしまいました。
それでも、英国の人気者コナー・ベンとの対戦を模索するなど、リング復帰への強烈な思いを隠そうとしていません。
MPプロモーションズのショーン・ギボンス社長はESPNに「今秋、ラスベガスでWBC暫定ウエルター級王者マリオ・バリオスとの対戦交渉が進んでいる」と語りました。
2021年8月21日にヨルデニス・ウガスに判定負けして引退していたパッキャオは、今年12月で46歳。

ブラジルが産んだ最強のボクサーと、最高のフットボーラー。
豊穣なボクシングの歴史には、長いブランクから衝撃的なカムバックを果たして奇跡の勝利を手にしたグレートが何人もいます。
モハメド・アリはそのブランクの理由や背景も含めて別次元・別格としても、そんなグレートたちを紹介しましょう。
3年4ヶ月のブランクからカムバック、フェザー級でも世界王者になったエデル・ジョフレや45歳で20年ぶりの世界ヘビー級王者に返り咲いたジョージ・フォアマン、50歳を過ぎてもライトヘビー級のトップ戦線で戦い続けたバーナード・ホプキンスの例があります。
ジョフレは原田に連敗して引退、長いブランクからの復帰したのは33歳のとき。そこから4年15試合をかけて、世界フェザー級王者の座を掴み取りました。しかも、ブランクの間も親戚がサーキットするサーカスに帯同し〝無差別級〟のボクシングマッチをこなしていた軽量級史上最強のレジェンドは戦う感覚をキープしていたと考えられます。
フォアマンのケースも10年のブランクから1987年に復帰したとはいえ、そのとき〝まだ〟38歳。そこから4年25試合を経てイベンダー・ホリフィールドに挑みました。長いブランクを癒し、かつての感覚を取り戻す作業を積み重ね、45歳になった1994年11月5日のマイケル・モーラー戦のリングに上がったのでした。
そして、ホプキンスも39歳でオスカー・デラホーヤの野望を打ち砕き、40歳になってからも規律を守り厳しい節制を続けながら18試合のリングに立ったのです。21世紀に出現したエイリアンは長いブランクを作らず、放蕩とは無縁の一貫して真摯なキャリアを全うしたのです。
ジョフレ、フォアマン、ホプキンス…パッキャオもまた彼らに並ぶ、あるいは彼らを凌ぐ化け物であることは間違いありません。そして、今秋にバリオスとの対戦ならブランクは〝たったの〟3年あまりに過ぎません。
しかし、45歳のパッキャオは時間と試合数をかけて再び戦う肉体を作り上げるのではなく、いきなりトップ選手と世界タイトルマッチ(WBCは確実に認定すると見られています)を行うというのです。
さらに、フィリピン人の作った3年あまりのブランクは規律と節制とは無縁、スーツや革靴を履いて上院議員の仕事をこなし、大統領選にも出馬しました。
今回の電撃復帰も大統領選の再挑戦までに人気が落ちないようにするため、選挙で必要となる莫大な資金の元手を稼ぐためと言われています。

長いブランクからいきなりの世界タイトルマッチというと、シュガー・レイ・レナードが実質5年のブランクからミドル級の絶対王者マービン・ハグラーに挑戦した歴史に残る成功例もあります。
ただ、レナードがハブラー戦のリングに上がったのは30歳!。チューンナップなしとはいえ、HBOの解説者としてもハグラーの試合を生で研究、基礎トレーニングも継続。WBCがレナードのために何度かパーティを開くようになると、注目はレナードがカムバックするかどうかではなく「それがいつなのか」になっていました。
「奇跡のカムバック」は歴史の残るグレートから贈られる奇跡のプレゼントです。
偉大なファイターが周到に用意した伏線、導火線の先に奇跡の爆発がありました。
マニー・パッキャオがそんな導火線を敷いているようには見えません。

リングの上で証明するものは、もう何も残されていない…そのはずなのに。
対戦相手のバリオスの方が早速喜びを爆発させています…。
「パッキャオは本物の伝説。小さい頃から彼に憧れてボクシングを続けてきた。そんな偉大な選手と戦えるなんて、これ以上の名誉はなく、夢にも見なかった大きな夢が現実になることに、とにかく興奮している」。
バリオスは、報酬を含めた対戦条件についても「すべてパッキャオに従う」。
これが、バリオスではなくテレンス・クロフォードやカネロ・アルバレスなら、パッキャオの真剣度が少しは伝わり、応援する気も出てくるかもしれませんが…。
それでも、英国の人気者コナー・ベンとの対戦を模索するなど、リング復帰への強烈な思いを隠そうとしていません。
MPプロモーションズのショーン・ギボンス社長はESPNに「今秋、ラスベガスでWBC暫定ウエルター級王者マリオ・バリオスとの対戦交渉が進んでいる」と語りました。
2021年8月21日にヨルデニス・ウガスに判定負けして引退していたパッキャオは、今年12月で46歳。

ブラジルが産んだ最強のボクサーと、最高のフットボーラー。
豊穣なボクシングの歴史には、長いブランクから衝撃的なカムバックを果たして奇跡の勝利を手にしたグレートが何人もいます。
モハメド・アリはそのブランクの理由や背景も含めて別次元・別格としても、そんなグレートたちを紹介しましょう。
3年4ヶ月のブランクからカムバック、フェザー級でも世界王者になったエデル・ジョフレや45歳で20年ぶりの世界ヘビー級王者に返り咲いたジョージ・フォアマン、50歳を過ぎてもライトヘビー級のトップ戦線で戦い続けたバーナード・ホプキンスの例があります。
ジョフレは原田に連敗して引退、長いブランクからの復帰したのは33歳のとき。そこから4年15試合をかけて、世界フェザー級王者の座を掴み取りました。しかも、ブランクの間も親戚がサーキットするサーカスに帯同し〝無差別級〟のボクシングマッチをこなしていた軽量級史上最強のレジェンドは戦う感覚をキープしていたと考えられます。
フォアマンのケースも10年のブランクから1987年に復帰したとはいえ、そのとき〝まだ〟38歳。そこから4年25試合を経てイベンダー・ホリフィールドに挑みました。長いブランクを癒し、かつての感覚を取り戻す作業を積み重ね、45歳になった1994年11月5日のマイケル・モーラー戦のリングに上がったのでした。
そして、ホプキンスも39歳でオスカー・デラホーヤの野望を打ち砕き、40歳になってからも規律を守り厳しい節制を続けながら18試合のリングに立ったのです。21世紀に出現したエイリアンは長いブランクを作らず、放蕩とは無縁の一貫して真摯なキャリアを全うしたのです。
ジョフレ、フォアマン、ホプキンス…パッキャオもまた彼らに並ぶ、あるいは彼らを凌ぐ化け物であることは間違いありません。そして、今秋にバリオスとの対戦ならブランクは〝たったの〟3年あまりに過ぎません。
しかし、45歳のパッキャオは時間と試合数をかけて再び戦う肉体を作り上げるのではなく、いきなりトップ選手と世界タイトルマッチ(WBCは確実に認定すると見られています)を行うというのです。
さらに、フィリピン人の作った3年あまりのブランクは規律と節制とは無縁、スーツや革靴を履いて上院議員の仕事をこなし、大統領選にも出馬しました。
今回の電撃復帰も大統領選の再挑戦までに人気が落ちないようにするため、選挙で必要となる莫大な資金の元手を稼ぐためと言われています。

長いブランクからいきなりの世界タイトルマッチというと、シュガー・レイ・レナードが実質5年のブランクからミドル級の絶対王者マービン・ハグラーに挑戦した歴史に残る成功例もあります。
ただ、レナードがハブラー戦のリングに上がったのは30歳!。チューンナップなしとはいえ、HBOの解説者としてもハグラーの試合を生で研究、基礎トレーニングも継続。WBCがレナードのために何度かパーティを開くようになると、注目はレナードがカムバックするかどうかではなく「それがいつなのか」になっていました。
「奇跡のカムバック」は歴史の残るグレートから贈られる奇跡のプレゼントです。
偉大なファイターが周到に用意した伏線、導火線の先に奇跡の爆発がありました。
マニー・パッキャオがそんな導火線を敷いているようには見えません。

リングの上で証明するものは、もう何も残されていない…そのはずなのに。
対戦相手のバリオスの方が早速喜びを爆発させています…。
「パッキャオは本物の伝説。小さい頃から彼に憧れてボクシングを続けてきた。そんな偉大な選手と戦えるなんて、これ以上の名誉はなく、夢にも見なかった大きな夢が現実になることに、とにかく興奮している」。
バリオスは、報酬を含めた対戦条件についても「すべてパッキャオに従う」。
これが、バリオスではなくテレンス・クロフォードやカネロ・アルバレスなら、パッキャオの真剣度が少しは伝わり、応援する気も出てくるかもしれませんが…。
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