王貞治と大谷翔平は、どちらが優れたホームランバッターか?
飛ぶボールを圧縮バットで打って箱庭球場のスタンドに運んでいた身長177㎝/体重79kgの王と、193㎝/95kgの大谷は「時代(どちらが偉大か?)」というフィルターを外してしまうと、もはや比較対象ではなくなってしまいます。
多くのスポーツでは、現代が過去に対して大きなアドバンテージがあるのは当然です。
ところが、ボクシングの場合は巨大化しているヘビー級を例外にして、例えばヘンリー・アームストロングもシュガー・レイ・レナードもフロイド・メイウェザーも同じ147ポンド、ウィルフレド・ゴメスと井上尚弥も同じ122ポンド、リカルド・ロペスと重岡銀仁朗も同じ105ポンド。
「階級やタイトルの数」「試合間隔」などを考えると、過去が優位だというこもは誰にでも分かる理屈です。

現代の方が発達しているはずの技術も、他のスポーツほど進歩していないように見えるのも、気のせいではありません。
現代の方が巨大化という大きなアドバンテージを持つヘビー級ですら、ジョージ・フォアマンが20年の時空を超えて世界王者返り咲きをやらかしてしまい、モハメド・アリはもはや全方位的に神となってしまいました。
「誰に勝ったのか?」。プロボクシングにおける至上命題の完全解答が、アリです。
さらに日本と米国、特に米国ではボクシングは完全マイナー競技に失墜してしまいました。
その大きな要因はクローズド・サーキットからPPVに連なる、マニアの囲い込みです。一般スポーツファンはボクシングから遠ざかり、多様化する他のスポーツに取り込まれていきました。
そして、全く同じことが日本でも進行しています。
現代ボクシングは「階級やタイトルの数」「試合間隔」だけでなく、過去はメジャーだったのに今では完全マイナーという十字架まで背負っているのです。
モハメド・アリはボクシングがメジャーだった時代に、オリジナル8もクソもないヘビー級のUndisputed championで「誰に勝ったのか?」を問うのも馬鹿らしいほどのThe Greatestでした。
For example, ファイティング原田に続いて日本史上二人目のフライ級〜バンタム級を制したのは亀田興毅です。
亀田興は原田と同じく、フライ級では初防衛戦に失敗。しかし、亀田興はバンタム級で原田の2倍、8度の防衛に成功。
さらに、亀田興はジュニアフライ級でも王者になって1度防衛に成功している3階級制覇。原田は、たったの2階級制覇に過ぎません。
数字的には、亀田興が原田を圧倒しています。
しかし、「亀田」に粘着質のアンチが今も多いことを差し引いても、原田と亀田興を比較するボクシングファンは世界はもちろん、日本でも一人もいません。
原田が阻まれた3階級制覇は、2010年に達成した亀田興を筆頭に井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積、田中恒成、井上尚弥と13年間で6人。中谷潤人も次戦で「3階級クラブ」入会が間違いない状況です。
さらに井岡と井上は4階級制覇、田中恒成も次戦で「4」が、ほぼ確実と見られています。中谷もすぐにこのステージに足を踏み入れるはずです。
彼らは、たった2階級制覇しかしていない原田と比べると、数字上は2倍の業績です。比較対象ではありません。
井上にシュガー・レイ・ロビンソン賞を伝えたBWAA(全米ボクシング記者協会)のジョセフ・サントリキート会長は「殿堂入り確実」と讃えるに〝とどめました〟。
ちなみに、原田は事実上の一発殿堂でした。
宮田有理子女史がフレディー・ローチに「(バンタム級を完全統一した)井上尚弥はファイティング原田らの領域に達しているか?」と訊いたとき、年間最高トレーナー賞を7度受賞している伝説の名匠は「それはまだまだ」と答えました。
サントリキートもローチも軽量級には明るくありません。ローチはマニー・パッキャオがWBCフライ級王者だったことすら知りませんでした。
日本では、史上最高ボクサーは井上尚弥で2位以下を具志堅用高や辰吉丈一郎、長谷川穂積、西岡利晃、井岡一翔らが争っていると考えているファンも多いでしょう。
もちろん、人の評価に答えなどありません。答えがあるのは、リングの中だけです。
それでも、ボクシングの構造(認定団体と階級・王座の粗製濫造)と、社会的地位の低下は、特に海外で現代のボクサーを過小評価してしまう傾向があります。
答えがあるのはリングの中だけ。
そこで起こったことだけをしっかり見つめていたなら、マイク・タイソンやロイ・ジョーンズJr.を「史上最高」と過大に評価してしまうことはなかったでしょう。
Who am !?Where is this?〜私は誰?ここは何処?…アルファベットをまとめたらチャンピオンと認めてもらえるのか?何を達成したら、瞬間的な評価ではなく、後世に残る普遍的な評価を得ることができるのか?
どうしたら、アリやパッキャオのような何者かになれるのか?

【日本編】での最大のテーマはもちろん、「ファイティング原田vs井上尚弥」です。同じ俎上に乗せるのに、早すぎるという段階はもう過ぎました。
そして、2位(グループ)はどう解釈すべきなのか?
例えばガッツ石松と畑山隆則、内山高志はどう格付けできるのか?
あるいは、柴田国明というジョーカーをどう見るのか?

【海外編】のテーマは、書きかけの「伝記」も合流させてシュガー・レイ・ロビンソンでしかありえません。
そして、このスポーツの理不尽なカーストを最底辺から打ち破ったパッキャオは「人種」「階級」という二重の十字架を木っ端微塵に破壊しました。ここに何か付加価値を与えるべきでしょうか?それは「リングの中の評価」なのか「リング外の評価」なのか?
フロイド・メイウェザーは没落する米国市場で天才的なセルフプロデュースで、一つの時代を作りました。スポーツではなく、いかに注目を煽るかという潮流は、ついにメインストリームになってしまいましたが、ここではアスリートとしての実力だけを物差しに考えます。その場合でもマネーのスタイルは最強に近いのか?
…まだまだただ続きます。
飛ぶボールを圧縮バットで打って箱庭球場のスタンドに運んでいた身長177㎝/体重79kgの王と、193㎝/95kgの大谷は「時代(どちらが偉大か?)」というフィルターを外してしまうと、もはや比較対象ではなくなってしまいます。
多くのスポーツでは、現代が過去に対して大きなアドバンテージがあるのは当然です。
ところが、ボクシングの場合は巨大化しているヘビー級を例外にして、例えばヘンリー・アームストロングもシュガー・レイ・レナードもフロイド・メイウェザーも同じ147ポンド、ウィルフレド・ゴメスと井上尚弥も同じ122ポンド、リカルド・ロペスと重岡銀仁朗も同じ105ポンド。
「階級やタイトルの数」「試合間隔」などを考えると、過去が優位だというこもは誰にでも分かる理屈です。

現代の方が発達しているはずの技術も、他のスポーツほど進歩していないように見えるのも、気のせいではありません。
現代の方が巨大化という大きなアドバンテージを持つヘビー級ですら、ジョージ・フォアマンが20年の時空を超えて世界王者返り咲きをやらかしてしまい、モハメド・アリはもはや全方位的に神となってしまいました。
「誰に勝ったのか?」。プロボクシングにおける至上命題の完全解答が、アリです。
さらに日本と米国、特に米国ではボクシングは完全マイナー競技に失墜してしまいました。
その大きな要因はクローズド・サーキットからPPVに連なる、マニアの囲い込みです。一般スポーツファンはボクシングから遠ざかり、多様化する他のスポーツに取り込まれていきました。
そして、全く同じことが日本でも進行しています。
現代ボクシングは「階級やタイトルの数」「試合間隔」だけでなく、過去はメジャーだったのに今では完全マイナーという十字架まで背負っているのです。
モハメド・アリはボクシングがメジャーだった時代に、オリジナル8もクソもないヘビー級のUndisputed championで「誰に勝ったのか?」を問うのも馬鹿らしいほどのThe Greatestでした。
For example, ファイティング原田に続いて日本史上二人目のフライ級〜バンタム級を制したのは亀田興毅です。
亀田興は原田と同じく、フライ級では初防衛戦に失敗。しかし、亀田興はバンタム級で原田の2倍、8度の防衛に成功。
さらに、亀田興はジュニアフライ級でも王者になって1度防衛に成功している3階級制覇。原田は、たったの2階級制覇に過ぎません。
数字的には、亀田興が原田を圧倒しています。
しかし、「亀田」に粘着質のアンチが今も多いことを差し引いても、原田と亀田興を比較するボクシングファンは世界はもちろん、日本でも一人もいません。
原田が阻まれた3階級制覇は、2010年に達成した亀田興を筆頭に井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積、田中恒成、井上尚弥と13年間で6人。中谷潤人も次戦で「3階級クラブ」入会が間違いない状況です。
さらに井岡と井上は4階級制覇、田中恒成も次戦で「4」が、ほぼ確実と見られています。中谷もすぐにこのステージに足を踏み入れるはずです。
彼らは、たった2階級制覇しかしていない原田と比べると、数字上は2倍の業績です。比較対象ではありません。
井上にシュガー・レイ・ロビンソン賞を伝えたBWAA(全米ボクシング記者協会)のジョセフ・サントリキート会長は「殿堂入り確実」と讃えるに〝とどめました〟。
ちなみに、原田は事実上の一発殿堂でした。
宮田有理子女史がフレディー・ローチに「(バンタム級を完全統一した)井上尚弥はファイティング原田らの領域に達しているか?」と訊いたとき、年間最高トレーナー賞を7度受賞している伝説の名匠は「それはまだまだ」と答えました。
サントリキートもローチも軽量級には明るくありません。ローチはマニー・パッキャオがWBCフライ級王者だったことすら知りませんでした。
日本では、史上最高ボクサーは井上尚弥で2位以下を具志堅用高や辰吉丈一郎、長谷川穂積、西岡利晃、井岡一翔らが争っていると考えているファンも多いでしょう。
もちろん、人の評価に答えなどありません。答えがあるのは、リングの中だけです。
それでも、ボクシングの構造(認定団体と階級・王座の粗製濫造)と、社会的地位の低下は、特に海外で現代のボクサーを過小評価してしまう傾向があります。
答えがあるのはリングの中だけ。
そこで起こったことだけをしっかり見つめていたなら、マイク・タイソンやロイ・ジョーンズJr.を「史上最高」と過大に評価してしまうことはなかったでしょう。
Who am !?Where is this?〜私は誰?ここは何処?…アルファベットをまとめたらチャンピオンと認めてもらえるのか?何を達成したら、瞬間的な評価ではなく、後世に残る普遍的な評価を得ることができるのか?
どうしたら、アリやパッキャオのような何者かになれるのか?

【日本編】での最大のテーマはもちろん、「ファイティング原田vs井上尚弥」です。同じ俎上に乗せるのに、早すぎるという段階はもう過ぎました。
そして、2位(グループ)はどう解釈すべきなのか?
例えばガッツ石松と畑山隆則、内山高志はどう格付けできるのか?
あるいは、柴田国明というジョーカーをどう見るのか?

【海外編】のテーマは、書きかけの「伝記」も合流させてシュガー・レイ・ロビンソンでしかありえません。
そして、このスポーツの理不尽なカーストを最底辺から打ち破ったパッキャオは「人種」「階級」という二重の十字架を木っ端微塵に破壊しました。ここに何か付加価値を与えるべきでしょうか?それは「リングの中の評価」なのか「リング外の評価」なのか?
フロイド・メイウェザーは没落する米国市場で天才的なセルフプロデュースで、一つの時代を作りました。スポーツではなく、いかに注目を煽るかという潮流は、ついにメインストリームになってしまいましたが、ここではアスリートとしての実力だけを物差しに考えます。その場合でもマネーのスタイルは最強に近いのか?
…まだまだただ続きます。
コメント
コメント一覧 (2)
フシ穴の眼
が
しました
そうなるとスペードのエースはF原田、ダイヤのエースは井上尚弥、クローバーのエースは西岡利晃、❤のエースは辰吉ですかな?
フシ穴の眼
が
しました