死んだ子の年を数えるようなことはしません。そもそも、延期しただけで死んだわけじゃあない。

お楽しみが少し先に延びた、というだけです。


◉井上尚弥vsジョンリール・カシメロ。

1/6(1.17倍)、7/2(4.5倍) 。

すでに書いていますが、WBSSトーナメントで井上に張られたオッズと比較しても、最も接近した数字です。ノニト・ドネア戦が1/10(1.1倍)、11/2(6.5倍)でした。

もちろん、ドネアよりもカシメロの方が強敵ですが、この数字にはドネアに苦戦した井上の評価が下落していることも含まれている、と考えるのが妥当でしょう。

注目度が低い階級だけに、試合が延期されたことでもオッズはほとんど変わらないでしょう。しかし、両者の資質を考えた場合、この延期は井上に大きく有利となるはずです。

このいつ日程が決まるかわからない暗中模索の状況に、先に気持ちを切らせてしまうのはフィリピンの野人の方です。

そういえば…今朝の新聞で日本ジュニアフライ級王者の高橋悠斗が、初防衛戦が延期となったことで「気持ちを維持することが難しい」と現役引退を発表したことを知りました。

比嘉大吾が所属していた白井・具志堅スポーツの選手だけに勘ぐって見てしまいがちですが、本当に残念です。

日本王者ではボクシングだけで生活できるわけもなく、その試合も決まらないとなると…安易に「頑張れ」なんて言えません。
それが、余計に悲しいです。


 
ここからは、まだ決まっていないもののファンが見たい potential fight のオッズです。


◉アンドレ・ウォードvsカネロ・アルバレス 。
IMG_3398
面白いマッチアップです。4/5(1.8倍)と10/11(2.1倍) 。なんと、ウォード有利なのです!

現実に試合が決まれば、ここからスタートという数字なのですが、ウォードが全盛期に近い状態なら、干からびたコバレフに終盤までコントロールされたカネロは圧倒的不利と見られるでしょう。 


ちょっと、机を離れるのでここからはマッチアップだけのご紹介。続きは夜に。


◉アンディ・ルイスJr.vsオレクサンダー・ウシク 。

これは現実味が増します。いいマッチアップです。

2/1(3倍)と1/3(1.33倍)。ウシクがボクシングでルイスを封じ込めると見られていますが…私はルイスのスピードをウシクは捌ききれず、中盤でストップされると思います。


◉アンソニー・ジョシュアvsデオンティ・ワイルダー。

これは、もう3年近くもpotential fight として盛り上がっているカードですが、両者無敗のままの激突を期待していたファンとしてはトーンダウンは仕方がありません。

それでも、英国では今なお超がいくつも付くメガファイト。

11/10(2.1倍)と5/4(2.25倍)。いわゆるレイザーシン(カミソリ一枚)の超僅差のオッズです。

このオッズも私は解せません。ジョシュアのボクシングにワイルダーは削られて、終盤ストップされる可能性が一番高いと思います。

もちろん、そんな展開がワイルダーの「一発精算」でジ・エンドというのが理想ですが…。


◉エロール・スペンスJr.vsテレンス・クロフォード。

8/11(1.73倍)と11/10(2.1倍)。

まともにぶつかるなら、スペンス有利は当然ですが…大怪我の影響がまだわかりません。

個人的な予想は、このオッズに近いです。クロフォードはウェルター級のトップとしては、体の力がない。

スペンス、クロフォード、パッキャオがクラス3強と見られていますが、クロフォードはショーン・ポーターに簡単に押し切られると思います。


◉マニー・パッキャオvsコナー・マクレガー 。
IMG_0451 (1)
出ました、茶番劇。1/8(1.13倍)と13/2(12.5倍) 。

メイウェザーとマクレガーはキャラが被るとはいえ、それはプロモーション的には相性が良いということ。あれは、試合は茶番劇でしたが、プロモーショナルツアーはスポーツ史上最高のエンタテインメントでした。

パッキャオの謙虚なアジア人キャラは、残念ながら茶番劇には向かないのです。