【Breaking News=速報・続報更新】WBSSジュニアウェルター級トーナメント決勝に駒を進めていたレジス・プログレイスとプロモーターのディベラ・エンタメイメント(DBE)がWBSSを主催するコモサグループをニュージャージー州裁判所に共同で訴えました。

同じトーネメントに参加していたイヴァン・バランチェクが「報酬が振り込まれない」、ノニト・ドネアも「もう待てない」と離脱を表明したときは「私は何の問題もない。報酬も約束の金額が期日までに振り込まれている。素晴らしいトーナメントでこのクラスを統一したい」と語っていたプログレイスでしたが「やつらから『トーナメントが無くなれば階級統一できなくなるぞ』と依願されて言わされていた」と撤回。

訴状の内容は明らかになっていませんが、DBEは「契約の報酬は支払われていないし、期日も遅れる。試合の日程も同じだ。しかも何の事前説明もない。こうしたことが何度も何度も繰り返された。他にも数え切れない契約を彼らは裏切り、選手の情熱を弄んだ。もう我慢の限界」と裁判に持ち込んだ理由をリリース。

さらにDBEは「WBSSは報酬や試合日程については一切口外しないことと高額の違約金で守秘義務を突きつけていたが、それは最初から騙すつもりだったから。 トーナメントの離脱も重大な怪我でなければ受け入れないとやはり違約金を突きつけていたが、おかしなことも起きた」。

おかしなことは、おそらくはゾラニ・テテの離脱。「怪我は最悪ではないが100%でないとドネアとは戦えない」とバンタム級準決勝を離脱。

テテは「本当に怪我をして練習もできない」と語っていますが、周囲は「WBSSによってようやくまともな報酬が手に出来る期待していたのに、約束からは信じられないほど少ない金額が大幅に遅れて振り込まれた。神戸で戦った方が高額だった。WBSSではまともな精神状態で戦えない」と語っていると伝えています。

テテの離脱で可能性が高まったのが、ドネアの決勝進出と「日本で井上尚弥と決勝」。バンタム級は世界的には超のつく不人気階級で大きな試合は期待できません。

しかし、日本では違います。WBSSにとって、ライセンス料がたっぷり見込めるビッグイベントです。

おそらく、WBSSは診断書を精査することもなくテテの欠場を大歓迎したはずです。「不人気のバンタムでも不人気のテテを厄払いできた!」ってとこですね。

DBEは「早急に事態が好転しなければ、ジョシュ・テイラーとの決勝は辞退する」とも発表。

しかし、トーナメント離脱は法外な違約金が発生するといわれており、強気の姿勢だったバランチェクも「世の中は正しい人ではなく、契約を持っている奴が強い」と最終的にはリングにしぶしぶ上がりました。

それでもディベラは「裁判には勝てる。万一負けたら違約金を額面通りでなく何桁も違う少額で、しかも期日を遅れて支払ってやるさ」と怒りが収まりません。

ESPNが独自に入手した訴状では、プログレイスの報酬は「準準決勝で賞金50万ドル+ボーナス50万ドル、準決勝で60万ドル+60万ドル」が約束されていたようです。

ニュース記事にコメントを書き込んだ「ディベラの知人」は「決勝は70万ドル+130万ドル=200万ドルと素晴らしい報酬が約束されているが、奴らは絶対に支払わない。もう誰も信じることはできない」。ディベラが口にしたら高額違約金ですから、賢いやり方です。

自分の口で話せないのはもどかしいでしょうが。腹話術で人形に話させればいいかもしれません。「これは俺じゃないディベラ人形とプログレイス人形が勝手に話してるんだ」と。

世間もボクシングファンもディベラ人形とプログレイス人形の味方です!



▶︎▶︎▶︎今回の裁判沙汰で11月の井上vsドネアへの影響が心配されますが、予定通りに実施されるはずです。

もし、日本でなく米国開催だったなら最悪のケース、興行の差し止めも考えられましたが、ニュージャージーのこのレベルの民事司法判断がさいたまには及ぶわけがありません。何よりもまだ訴訟したばかりです。

最高の結果は「WBSSが詐欺行為によって活動停止」に追い込まれることです。そうなると井上vsドネアは大橋ボクシングジムのプロモートで開催。

WBSSに高額のライセンス料などを支払うことなく、井上とドネアの報酬に反映させることです。もちろん、テイラーvsプグレイスの代役の詐欺トーナメント決勝の抱き合わせなんて拒絶です。

モハメド・アリ杯も要りません。